dynabook R632/F バッテリー&ファン交換
新たなる録画マシーンとして指名されたR632/F君だったが彼にはある問題があった―――
コチラが件のR632/F君↓
ヤフオクにて、2021,12,03落札。発送日・受取日不明。
本体12,800円+送料1,000円。中古品。NEC製ACアダプター付属、ゴム足欠品。
ゴム足はヤフオクで売られていたものを貼って修理しましたが、残念なことにバッテリーがお亡くなりです。
完全に充電できないわけではありませんが、新品の充電能力の3%程度しか残っていません。
この状態ではバッテリー駆動が非常用電源にすらならないので交換する必要があります。
また、CPUファンがたばこクサいのでこれも交換となりました。
そして手に入れた部品がコチラ↓
バッテリー ・・・ ヤフオクにて、2023,06,20落札⇒06,21発送⇒06,24受取。本体1,500円+送料270円。中古品。
CPUファン ・・・ AliExpressにて、2023,06,18注文⇒06,19発送⇒06,26受取。本体1,696円+送料無料。新品
バッテリーは新品の互換バッテリーがAmazonに出品されていますが6,000円と高価なため、
いくらか消耗しているとはいえまだまだ使える中古バッテリーを落札してきました。
CPUファンはいつものアリさんです。配達は「AZ Project」。突然来訪します。
分解時にはこのサイトを参考にしました
このパソコンは見た目に反して(?)かなりバラしやすいのでサクッとバラして終わらせちゃいましょう。
まず、底面のネジを外してケースを開けます。
底面はネジ留めされています。(上段右の写真がネジ留め位置と対応しています)
この個体は改造済みなのか中央のネジまでプラスネジになっていました。
SDカード等が挿さっていると引っ掛かってしまうので忘れずに抜いておきましょう。
ツメはないのでネジをすべて外せば簡単に真っ二つにできます。
マイク・スピーカー端子が引っ掛かるので上の写真で左側の辺を最後に外すようにします。
なお、このパソコンはヒンジカバーが非常にポロリしやすいので失くさないように注意しましょう。
外れた場合はスライドさせるようにあてがうと簡単に取り付けることができます。
早速バッテリーを取り外します。
バッテリーパックはネジ6本で止まっています。
ネジを外してバッテリーを持ち上げ、バッテリーコネクタ(下段右の写真)を引き抜きます。
安全のため、取り外したバッテリーパックのコネクタは養生テープ等で保護しましょう。
新しいバッテリーパックと比較すると・・・
( いずれも下にあるのが新しいバッテリーパック )
まあ同じものですね。
新しいバッテリーパックのほうが2012年6月製造で2か月だけ早生まれのようです。
次に冷却ファンを取り外します。
冷却ファンはネジ2本で留められています。
4pinコネクタとネジを外せばファンだけ簡単に抜き取ることができます。
新しいファンと比べると・・・
( いずれも左にあるのが新しい冷却ファン )
あれ?結構違いますね・・・。
とはいえ消費電力は5V350mA⇒5V400mAで微妙にパワーアップするようです。
まあとりあえず使えればOKということで・・・。
外した部品を戻して完了です。(冷却ファン⇒バッテリーの順で取り付けるとより安全でしょう)
バッテリーもファンも交換したし、これでバッチリ。
と、思いきや・・・
なにやらバッテリーの充電ランプが定期的に消えている・・・
しかもバッテリーの充電速度が異常なほどに遅い。
バッテリーセルが2つ膨らんでいたので嫌な予感はしてましたが・・・これはもしや不良品なのでは・・・?
↑ 右から2番目の列の2つのバッテリーセルが膨張している(赤い線で囲んだ部分)
しかし、数時間放置したところ満充電まで行きました。
とはいえ怪しさ満点なのでOCCTを回して、自動で休止状態に入るまでバッテリーを放電させました。
するとなぜかまだ数十%は残っていたであろうタイミングで休止状態へ移行。
電源プラグを挿して起動させ、もう一度満充電させたところ・・・
( 左 : 交換直後の状態 ) ( 右 : OCCT実行後に満充電した状態 )
あーもうめちゃくちゃだよ・・・(憤怒)
まあおそらくは放電⇒充電で充電容量のカウントがリセットされたんでしょう。
一部のバッテリーセルだけおかしくなってるのでそこに合わせる形になったのかな・・・。
これがヤフオク品質ですか(周知の事実)
はい、買ってきました。
Amazonにて、2023,06,26注文⇒2023,06,27発送⇒2023,06,29受取。
本体5,998円+送料無料。新品。
・ 「 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07VY19JM4/ 」
PA5013U-1BRSの互換バッテリーです。Amazon発送なので保証も付きます。
これを先ほどと同じ手順で取り付ければ今度こそ修理完了です。
ついでにヒートシンクがクサくなってたので洗浄&グリス塗り直しも行いました。
もちろんこちらも自動で休止状態に入るまでOCCTを回してバッテリーを満充電させてみました。
これが正常な動作、はっきり分かんだね(達成感)
ということで今度こそ完了です。
最初からAmazonにしとけば良かったんや!!!
■撮影機材
・ Olympus E-M1+Panasonic12-32mm
GIMP2.8にて、底面を開けた状態と互換バッテリーの写真はJPEG品質95、それ以外はJPEG品質50で圧縮しています。
互換バッテリーのマニュアルのみほかの写真より-1EVの明るさとなっています。(シャッタースピード2倍)
しかしこのパソコンめっちゃ整備性いいっすね・・・。ヒンジがガバガバでなければ常用していたかもしれない。