UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

野球観戦に最適なレンズを検証した件⑤(PayPayドーム) 2024,05,07

シャッターチャンスは12回までもつれ込む展開に・・・


前回はα7R+Tamron70-200mmF2.8(A001S)の組み合わせで出撃しましたが、
画質は良いもののあまりに被写体が小さすぎて見栄えしないという問題点がありました。

そこで今回は以下の機材で出撃することにしてみました。
Olympus OM-D E-M1
・ Minolta AF REFLEX 500mm F8
・ K&F Concept MAF-M4/3

Aマウント用のミラーレンズをM4/3に取り付けて、35mm換算1000mmの超・超望遠仕様にしています。
今回はバッターボックスからほぼ90mのお席からの撮影なのでかなりのドアップになることが期待できます。
ただし、今回使用したマウントアダプターには電子接点がないためAF不可になるほか、
F8固定のレンズにノイズ耐性があまり高くないE-M1を組み合わせているので少々不安なところもあります。


座席PayPayドーム、A指定席、一塁側
バッターボックスまで約90m、マウンドまで約80m
カメラOlympus OM-D E-M1
Minolta AF REFLEX 500mm F8 (+K&F Concept MAF-M4/3)
Panasonic 100-300mm F4-5.6 (H-FS100300)
特典ルーフオープンデー




■ルーフオープンデー

「ルーフオープンデー」ではPayPayドームの屋根が開く
Apple iPhone 6s Plus
4mm(35mm換算28mm)、ISO25、F2.2、SS1/381
SILKYPIX】忠実標準色 ノイズ除去25 デモザイク標準
GIMP】1500x1125pxにリサイズ、JPEG品質80


この日は「ルーフオープンデー」だったのでPayPayドームの屋根を開いた状態で試合開始を待つことになりました。
天候は快晴ではないものの晴れ。ちょうど屋根の開口部と逆側に座ったので空が見えました。
今回持ち込んだミラーレンズはF8と暗いので日が差し込めば画質の底上げが狙えます。



■試合開始

【1回】今宮のスイング【7回】リチャードのスイング
Olympus E-M1 + Minolta 500mm F8 + MAF-M4/3
バッターボックスまでおよそ90m
500mm(35mm換算1000mm)、ISO2500、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール デモザイク標準
GIMPJPEG品質50
500mm(35mm換算1000mm)、ISO4000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
【ボディ内現像JPEG
GIMPJPEG品質50


4回には山川のホームランがありましたが、ちょうどほかのサポーターによって
視界を遮られているタイミングで飛び出してしまったので撮影に失敗しました・・・。

今回持ち込んだカメラセットはかなりの長焦点距離なので、
バッターボックスの選手の顔が見えるくらいまで大きく写すことができました。
ただ、席がそこそこ高い位置だったせいでヘルメットに遮られている部分も少なくありません。



■イベント

【6回】いつもの腕相撲。今回はチアリーダー同士の対決に。もちろんハニーズが勝利した。
Olympus E-M1 + Minolta 500mm F8 + MAF-M4/3
500mm(35mm換算1000mm)、ISO4000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール デモザイク標準 トリミング
GIMP】1500x1000pxにリサイズ、JPEG品質50
500mm(35mm換算1000mm)、ISO4000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール デモザイク標準 トリミング
GIMP】1500x1000pxにリサイズ、JPEG品質50
【7回】旗を振るハリーホーク。うまくフレームに収まった一枚。
Olympus E-M1 + Minolta 500mm F8 + MAF-M4/3
500mm(35mm換算1000mm)、ISO3200、F8、SS1/500、マニュアルフォーカス
【ボディ内現像JPEG
GIMPJPEG品質50


試合中に行われた各種イベントです。
焦点距離の短いレンズでは撮っても大して見栄えしませんが、今回はなかなかキレイに写りました。
ただ、上の2つはいずれも外野席に向かって行われるものなので背中しか写っていません・・・。



■甲斐捕手、被弾する

【9回】甲斐がしばらくうずくまって動けなくなる事態に。
しばらくして立ち上がるとサポーターからは大きな拍手が送られた。
なお駆けつけているのは高谷バッテリーコーチ。
Olympus E-M1 + Minolta 500mm F8 + MAF-M4/3
バッターボックスまでおよそ90m
500mm(35mm換算1000mm)、ISO5000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール ノイズ除去69(初期値) デモザイク標準
GIMPJPEG品質50
500mm(35mm換算1000mm)、ISO5000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール ノイズ除去50 デモザイク標準
GIMPJPEG品質50


野球中継でならキャッチャーが被弾するところを見ることもありましたが、直接目にしたのは初めてでした。
テレビの実況では「キャッチャーには付き物だ」くらいで済まされることもあると思いますが、
実際に現場で見ているとだいぶ痛そうで、かなり心配になりました・・・。

以降も1-1のままヒリヒリとしたゲーム展開が続き、試合はついに延長戦へと突入することになりました。



■延長戦へ

【9回】バントを試みる日ハム選手(おそらく伏見)。
ボールになった。
【10回】藤井のピンチにマウンドへ結集する鷹戦士
Olympus E-M1 + Minolta 500mm F8 + MAF-M4/3
バッターボックスまでおよそ90m、マウンドまでおよそ80m
500mm(35mm換算1000mm)、ISO5000、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール デモザイク標準
GIMPJPEG品質50
500mm(35mm換算1000mm)、ISO2500、F8、SS1/500
マニュアルフォーカス
SILKYPIX】忠実標準色 ファインディティール デモザイク標準
GIMPJPEG品質50


試合時間が延び、バッテリーも2つ目に交換。(実は一度地面に落としました)
リリーフピッチャーを写真に収めながら、試合が動くときを狙っていました。
が、しかし・・・



メモリーカードフルにより撮影終了

は?(激怒)

・・・なんと、装着していたmicroSDカードが32GBの安物だったため、容量を使い切って撮影ができなくなってしまいました。
わざわざカメラに何万円もつぎ込んで、数千円のチケットを買って、買い忘れたのは2千円くらいのmicroSD
これはもうどうしようもない失策でした・・・。



ソフトバンク勝利

【試合終了】激戦の末の勝利にサポーターの喜びが一挙に爆発
Apple iPhone 6s Plus
バッターボックスまでおよそ90m
4mm(35mm換算28mm)、ISO40、F2.2、SS1/30
SILKYPIX】-1EV 忠実標準色 ノイズ除去25 デモザイク標準
GIMP】1500x1125pxにリサイズ、JPEG品質80


延長12回、ついにソフトバンクホークスが勝利を手にしました。
どのくらい会場が湧いていたかは写真の通りです。もう本物の大歓声が上がっていました。
ああこの瞬間をミラーレスカメラで写真に収めたかった・・・。



■大反省会

まず、メモリーカードを使い切ってシャッターチャンスを逃す、というのがあまりに衝撃的な失策だったので、
E-M1にはオーバースペックなほどのmicroSDカードを購入しておきました。容量128GBで4000枚近く撮れます。
実はバッテリーパックは4個も持ってたんですけどね・・・なぜコレだけ買ってなかったのか。

そして今回の撮影に関してですが、
・ ISO5000の高感度でも被写体を大きく写せていればなんとかなる
・ MFではバッターボックスにバッターが入ってからスイングするまでにフォーカシングが間に合わない
・ 今回の距離(80m/90m)で1000mmの画角では被写体がフレームから飛び出しやすい
単焦点レンズではズームアウトができないため撮りたい構図がフレーム内に収まらないことがあり不便
・ Minolta500mmの解像力はM4/3の14MPセンサーで使うには不十分かもしれない

といったところでしょう。
Minolta500mmは小さくて取り回しの良いレンズではあるものの、
単焦点かつ超望遠なので構図を変えられないことが多く、あまり使い勝手は良くありませんでした。
ただ、このレンズはフルサイズ対応なのでα7Rかα57と組み合わせればもう少し使いやすくなるでしょう。

また、今回のように座席からの距離に対して極端に画角が狭い場合は、
もはや被写体(人物)をファインダー中央に捉え続けること自体が困難になり撮影に苦労します。
実際10回のマウンドの写真は選手の足が見切れており、自分の中では失敗作となっています・・・。





■撮影機材
・ 各所に記載