UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

MDR-XB700 イヤーパッド交換

23Cの外皮入れるくらい難しい(謎)


こちらが件のMDR-XB700↓




その昔、”タイヤ” と呼ばれたあのヘッドホン。偶然入荷していたので買ってしまいました。
イヤーパッド、ヘッドバンド、プラグがそれぞれ劣化しています。そのためイヤーパッドは交換となりました。



イヤーパッドを固定しているネジを外して、イヤーパッドを取り外す

( 左 : イヤーパッド内側から確認できるネジ ) ( 右 : 互換イヤーパッド(左)と付いていたもの(右) )

イヤーパッド内側の、装着時に後頭部側となる位置にネジがあるためこれを外します。
上の写真に写っている2本のネジのうち、左側の1本を外せばOKです。(右のネジは外さない)
ネジを抜いたらイヤーパッドを反時計回りに少し回してロックを外し、イヤーパッドを取り外します。

互換イヤーパッドはJHZZWJのものにしました。他機種向けも出してるようなので手広くやってる模様。2,000円。
いつものことならGeekriaのものを買うところですが、どうも少し薄いように見えたので・・・
  ・ 『 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09SXS2TBS/ 』(JHZZWJ)
  ・ 『 https://www.amazon.co.jp/dp/B00OO23HMS/ 』(Geekria)

右の写真の通り、互換イヤーパッドともともと付いていたイヤーパッドは瓜二つでした。
強いて言うなら少し肌に張り付きやすい感じがするような気がします(自信ナシ) まあ問題ないでしょう。



イヤーパッドから固定部品を取り外す


( 上段 : 固定部品の構造 ) ( 下段 : 固定部品のリングを取り外すところ )

難所です。 ネット上でも同様の意見がありますが、これは難しいです。
この部品はツメの付いた王冠状の部品と、このツメにかみ合うリング状の部品に分離できます。
一見するとフツーのプラスティックのツメですが、これがやたらと固くて普通に押してもビクともしません。
そのため、今回は写真のようにマイナスドライバーを使ってこじ開けました。キズになるのであまりやりたくないんですが・・・。

手順としては以下の通り。
・ マイナスドライバーをツメの横の溝に差し込む(写真・下段左)
・ テコの原理でマイナスドライバーでツメを押し込む
・ ツメとリングの間に隙間が出来たらマイナスドライバーを差し込む(写真・下段中央)
・ リングが勝手に戻らないように左手のツメか指で維持する
・ ひとつ隣のツメを同様にこじ開ける
・ リングを歪ませて残りのツメを外す



③ 新しいイヤーパッドに固定部品を取り付ける

( 左 : 王冠状の部品を入れ込む ) ( 中 : リング状の部品をはめ込む ) ( 右 : 完成 )

これまた難所です。 正直外すより難しいです。
イヤーパッドのシワの寄っていない側にある縫い目の部分に王冠状の部品を入れ込み、
その上からリング状の部品をはめ込んで固定します。が、やはりツメが固いため困難です。
いろいろ試しましたが、結果として写真中央のようにイヤーパッドごと台に押し付けてはめ込みました。

手順としては以下の通り。
・ 王冠状の部品を入れ込む (イヤーパッド内側に縫い目のある部分は外れやすいので最後にする)
・ 左手でリングをあてがい、円周方向に力を加えながら、イヤーパッド全体を押しつぶすようにする
・ 右手で各所のツメをはめていく (左手はリングを押さえたまま)
・ リングが浮き上がらない程度にはめ込んだら、最後に各ツメを押し込んで固定されているか確認する



④ 新しいイヤーパッドを取り付ける

( 左 : イヤーパッドを入れる途中の状態 ) ( 中央 : 奥まで入った状態 ) ( 右 : 回転させ固定した状態 )

このイヤーパッドはネジ留めだけでなく、バヨネットのような構造も備えているため、
取り付ける前にイヤーパッドを差し込む向きを確認する必要があります。
上の写真は固定部品だけを使って固定する際の動きを示したものです。

手順としては以下の通り。
イヤーパッドの向きを確認する (ネジ穴の位置で確認する)
イヤーパッドを突き当たるまで入れる
イヤーパッドのなるべく根元の位置を掴み、時計回りに少し回して固定する
・ ネジ穴と固定部品の位置が合っていることを確認してネジ留めする



と、いうことで完成しました。



もう完全に新品タイヤですね。
ヘッドバンドの部分にはこの後サランラップを巻いておきました。
劣化はそこまで激しくないものの、このまま放っておけば進行して木端微塵になりますので・・・。





■撮影機材
Olympus PEN Lite E-PL6 + Panasonic 12-32mm F3.5-5.6
一部の写真はISO1600やRAW現像時に+1EVの露出補正を使用しているため画質がヤバみです。
基本的には 25mm、ISO800、F5.6、SS1/15 で撮影しています。
なお、左手の赤い部分は作業中のケガではなくしもやけです。そろそろ肌寒い季節です。