UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

「LG・XNOTE A530」 分解清掃 Part.1:ロアボディ(下半身)

パソコン・アライグマ

分解する前にキーボードをチェックしてみましたが、異常はありませんでした。(F1~F12は未チェック)
液晶表示も大きな乱れなし、ファンの異音もなし。光学ドライブとコネクタは未チェック。
つまり未チェック以外の箇所で不具合が発生したなら分解によるものでしょう。

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と、いうことで分解します。
分解方法はYoutubeの動画(海外発)を参考にしています。手順の正しさについては不明です。


1. 裏面のネジとフタをすべて外し、HDDとODDと無線LANモジュールを取り外します。バッテリーも外しておきましょう。
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( ※ 今回の個体は、裏返した状態で左上の端に位置するネジが1本欠品しています。 )

A530にはフタが3枚付いていて、左上が無線LAN、中央がDRAM、下がHDD、となっています。
DRAMのフタを最後に外すようにするといいと思います。それぞれネジとツメで留まっているので、
ネジを外してもカパッと取れるわけではありません。

フタを外したら、HDDとODDを取り外しておきます。
HDDマウンタは特徴的な設計をしていますが、今回の個体ではネジ留めはありませんでした。
マウンタの片側が少し筐体に挟まるような格好でハマっているようです。

ODDは少し引っかかることがありますが、”ODD"とマークされたネジを外していれば、
ベゼル部分を引っ張ることで引き出すことができるはずです。
写真では忘れてますが、ODDを引き出したらDRAM横のODD用SATAケーブルを外しておきましょう。
そのままにしておくとマザーボードを外す際に問題になる可能性があります。

(写真左下) 無線LANモジュールはネジ1本で筐体に固定されています。
アンテナ線は2本でいずれも液晶パネル上部に繋がっています。アンテナ栓ははまっているだけです。
かなり小さいので壊さないか不安になりますが、うまく力を加えると簡単に外せます。

(写真右下) ネジの配置です。左上の1本がなくなっているので注意。
万が一の可能性もあるので写真は参考程度にして、違和感があれば再確認することが重要です。


2. キーボードを外します。
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キーボードは裏面からネジ1本、表面からはツメで留められています。
ネジはさきほど外したので、ここでは表面からツメを外してキーボードを取り外します。

ツメは上辺と左右にあり、まずは上辺にあるツメ数箇所を押しながらキーボードを軽く引っ張ります。
ツメはかなり簡単に引っ込むので力を入れる必要はありません。力むと傷が入るので注意しましょう。
上辺のツメを外したら、キーボードを引き上げながら左右のツメを外します。
これは引っ張っていけば勝手に外れると思います。

ツメを外し、キーボードを動かせる状態になったら、キーボードのFFCマザーボードから外します。
FFCはコネクタの黒い部分を動かすことで外せるようになります。
硬いもので操作するとマザーボードにキズが入る可能性があるので指先・ツメ先でやりましょう。

(写真左下) キーボードを留めているツメ。
近くに小さな突起も見えますが、これはツメではありません。

(写真右下) キーボードのFFCを外したところ。
中央の大きなコネクタがキーボード用で、写真はロックが解除された状態です。


3. 筐体の上側カバー(パームレスト側)を外します。
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まず、指紋認証センサーとタッチパネルのFFCを取り外します。
先ほど取り外したキーボードのFFCの左が指紋認証センサーのFFC、右がタッチパッドFFCです。
2本のFFCを取り外したら、キーボード裏に隠れていたネジ4本を外します。

次に、ODDが入っていたスロット部分あたりを引っ張ったりして上側カバーを取り外します。
ただし、スロット部分のフチもツメで固定されているので、固い場合はこのツメを押し込みながら開けます。
ツメが一気に外れる場合もあるのでケガや破損に注意しましょう。

(写真左下) 指紋認証センサー(左)とタッチパネル(右)のFFCコネクタ。
指紋認証センサーのFFCコネクタはロックの構造がわからず、そのままの状態でまっすぐ引いて外しました。
タッチパネルのFFCコネクタはロックを解除した状態です。黒い部分を上に90°引き上げると解除できます。

(写真右下) ネジの配置です。
例によって参考程度にしてください。


4. LED基盤とマザーボードを取り外します
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マザーボードを取り外す前に、左ヒンジ近くにあるLED基盤を取り外します。
LED基盤からマザーボードに繋がっているFFCを取り外し、基盤左にあるツメを押しながら取り外します。
FFCコネクタは黒い部分を90°持ち上げることでロックを解除できます。
基盤を留めているツメはかなり固いので、片手でグッと押しつつ、もう片方の手で手早く外しましょう。

LED基盤の次に、マザーボードに繋がっている4つのコネクタとFFCを取り外します。
外すべきコネクタはそれぞれ・・・
  ・ 左上 : 内蔵LCD用ディスプレイケーブルのコネクタ ( LED基盤のFFCの左隣 )
  ・ 左下 : スピーカーのコネクタ
  ・ 右上 : DCジャックのコネクタとUSB基盤のFFC

ディスプレイケーブルのコネクタは真上に引っ張ると外れます。
ケーブルの一部がファンの外装にテープで貼り付けられているのでこれも剥がしておきます。
USB基盤のFFCは、白い部分を90°引き上げることでロックを解除できます。

コネクタとFFCの次に、マザーボードを取り外します。
マザーボードは中央上部にある白い▲印でマークされたネジで留められています。
このネジを外し、マザーボードを少し左に傾けながら上に引き上げて取り外します。
特にVGAコネクタあたりがよく筐体に引っかかるので注意しましょう。

(写真中左) LED基盤です。基盤側にはコネクタがありません。
(写真中右) ディスプレイケーブル(左)とLED基盤FFC(右)のコネクタです。
(写真下左) スピーカーのコネクタです。左右ともこのコネクタで接続されています。
(写真下右) マザーボードを留めているネジ(左にある白い▲印)、
DCジャックのコネクタ(右にある赤と黒のケーブル)、USB基盤のFFC(右) です。


5. USB基盤、DCジャックと液晶パネル(上半身)を取り外します
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筐体右側にあるUSB基盤は、白い▲印でマークされたネジ1本で留まっており、
その下にあるDCジャックはネジ2本で留まっています。それぞれ取り外しておきます。
すると無線LANアンテナのケーブルを筐体裏面から引き出すことができるようになるので、
液晶パネルを取り外す前にケーブルを引き出しておきます。

液晶パネルを留めているヒンジは左右とも2本のネジで固定されています。
このネジは固く締め付けられている可能性があるので、ドライバーが空回りしないように注意します。
ネジをすべて外すと液晶パネルが分離するので、バタッと倒れないよう手で保持しておく必要があります。
なお、組み立て時の締め付けが甘いと液晶パネルがグラつく原因になります。適度に締め付けましょう。

(写真左下) USB基盤です。白い▲印のマークがある場所だけネジ留めされています。
(写真右下) DCジャックです。表裏があるのかは微妙ですが一応組み立て時には意識しましょう。


6. 残っている部品をなるべく取り外します。
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筐体手前に配置されたスピーカーは左右とも1本のネジで留められており、
ケーブルは左スピーカーを通って右スピーカーまで延びています。
ケーブルを引きちぎらないよう注意しつつ、スピーカーを取り外します。
左スピーカーから外すと良いような気がします。

今回は水洗いをするので、ネジ2本で留められたODD用SATAネクター
バッテリーラッチのスプリング(片方のラッチのみ)、チップセット用熱伝導シートも取り外しておきます。

なお、筐体のところどころに鉄製と思われる補強フレームが装着されていますが、
どうにも樹脂リベットみたいなもので留められているようで、外しようがないのでこのままにします。

(写真中左) 左スピーカーです。奥に見える四角い小さなパッドはチップセット用熱伝導シートです。
(写真中右) 右スピーカーです。
(写真左下) ODD用SATAネクターです。表裏があり、裏面にだけ2つの丸い突起があります。
(写真右下) バッテリーラッチのスプリングです。引きバネですが飛ばさないように注意。



長くなるのでPart.1はここまでとします。





■撮影機材
Canon IXY DIGITAL 50