LG・XNOTE A530 グリス塗布
使いかけのグリスをなくしてしまったので同じものを買い直しました。(半分くらい残ってたのに・・・)
↑ 「 Ainex JP-DX1 」
台湾とロシアのナノテクノロジーで開発され、JunPusブランドを冠する高性能ナノダイアモンドグリスです。
公称16W/m・Kという高い熱伝導率が魅力です。*1 その他グリスとして必要な性能を一通り持ち合わせています。
今回はAmazonにて1,200円でした。前回は2014年10月で1,591円だったので値下がりしてますね。
時代はナノカーボングリスのような気もしますが、流行には乗りませんでした。
そもそもよっぽどひどいモンを除けばどれ使っても変わらなくね・・・?
では塗布しましょう。
まずは塗布する面(ダイ表面)とクーラーベースをアルコールティッシュで拭ってキレイにします。
( 左下 : CPU(Core i7-2670QM) ) ( 右下 : GPU(GeForce GT555M) )
拭ったダイがキレイな鏡面をしていますねー。ってCPU・GPUはどれもそうですが。
古いグリスは一部がカピカピになっていて、拭った際にパラパラと落ちてきました。塗り替え時だったようですね。
なお、拭う際に近くの小さな部品を捥がないように注意しましょう。(よっぽど力まない限りは大丈夫です)
それにしても2670QMのダイがものすごく横に長いんですが・・・
もしかして2コア×2なんでしょうかね? なんだか不思議な形状です。
塗り方は人によっていろいろとメソッドがあるようですが、私は一番簡単な方法でいきます。
ダイの上にグリスを置いて、そのままクーラーベースで潰して終わり。
( 左下 : CPU(Core i7-2670QM) ) ( 右下 : GPU(GeForce GT555M) )
出しすぎィ!
久々に注射器を扱ったので力加減が分かりませんでした・・・本来ならこれの半分くらいで十分でしょう。
目安は 「 米粒ひとつ分 」 です。多すぎてもはみ出すだけでカネの無駄&ヨゴレのもとなので気をつけたいところです。
なお、チップセット部分は熱伝導シートが筐体側に張り付いているので、グリスは塗布しません。
これは機種によってグリスだったりシートだったり、そもそもヒートシンクが付いてなかったりと色々です。
A530-PのHM65チップセットは消費電力がそう大きくないのでシートで十分でしょう。
それでは組み上げて動作チェックを・・・
えぇ・・・(困惑)
なんと設定した覚えがないBIOSパスワードを聞かれてしまいました。あーもうめちゃくちゃだよ(憤怒)
再度分解し、CMOS電池を抜いて数秒放置して組み直したところ、BIOSパスワードは聞かれなくなりました。
さすがに壊したかとヒヤヒヤしましたが、どうやらただのCMOSエラーだったようです。(こんなエラーあるのか・・・)
もしかするとヤフオクに出てるBIOSパスワード有のPCも一部はこれで直る可能性が微レ存・・・?
今度安いタマを買ってチャレンジしますかね・・・?
何はともあれ、分解時には念のためCMOSクリアが必要とよく分かりました。
■余談
グリスも塗ったので早速動かしてみました。
57Whバッテリーは25Wh未満まで消耗していて、充電量50%を下回ってくると電流不足からか勝手に電源が落ちます。*2
また、GT555Mの影響なのか2670QMの影響なのか、何もしていなくても15~20Wくらいの消費電力があるようです。
2520M搭載の Portege R830 だと6~7Wまで下がるのでだいぶ高めです。(LCDの大きさも関係ありそう?)
液晶パネルは黒浮きが非常に少ないように見えました。色味にクセは少なく発色も良いようです。
少しだけ左右からの光漏れがあるようですが、それにしても良いディスプレイだと感じました。
大げさではなく据え置き型のテレビや一体型PCに付いててもおかしくないレベルです。
テレビ視聴用にぜひ採用したい一台です。良い買い物でした。
ただ、残念なことにあのニオイが戻ってました・・・(激臭)
AliExpressでクーラー・ファン・キーボードが入手できそうなので早いうちに交換しましょう・・・
■撮影機材
・ Canon IXY DIGITAL 50
グレア液晶に胡坐かいてるおっさんが写ってますね・・・あっ私ですか。(モザイク入れるか迷いました)
ちなみにBIOSパスワードは3回間違えると再起動するようにと指示されます。ATMスタイルですね。