LG運試し! ~開封編~ 『LG XNOTE A530』 ◇ジャンク
例の電源投入不可PCが届きました。
実はこのショップとの取引は3~4回目になりますが、開封するのは今回が初です。
page.auctions.yahoo.co.jp
■状態の確認
・ ゴム足欠品×1
・ 天板凹みあり(ごく軽度)
・ 筐体ネジ欠品あり
・ シールズレあり(動作に支障なし)
・ カメラに汚れ・・・というか何かが塗られている?
・ 全体的に汚い(ヤニ汚れ)
・ くさい(煙草)
におい以外はまあまあでしょう。ゴム足の欠品が残念ですが・・・消しゴムでも貼っときましょう。
それにしても中国・韓国仕様PCは煙草くさいものがそこそこあるような気がします。
体とPCに悪いので禁煙、しよう(提案)
■型番&スペック特定
裏面のシールに書いてありました。
「 A530-P.AE25K 」 。モデルナンバーはA530-PE25Kです。
A530-Tの廉価版と思われる、A530-Pの一台だったようです。 ( A530-Uじゃなくて良かった・・・ )
ということでスペックは以下の通り。
OS | Microsoft Windows7 HomePremium 64bit/OEM
( ※ 今回の個体には付属しない ) |
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マザーボード | Quanta QLM *1
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CPU |
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GPU |
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DRAM | DDR3-1333/4GB×1チャネル
空きスロット×1 |
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システムドライブ | 750GB-2.5inch SATA
( ※ 今回の個体には付属しない ) |
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ODD | 日立LG GT40N (HL-DT-STDVDRAM GT40N)
( DVDスーパーマルチ ) |
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電源 | バッテリー : 11.1V 5200mAh = 57Wh ( SQU-902 )
DC入力 : 19V 4.74A = 90W DCジャック : |
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モニタ | 15.6inch 1600x900ドット 光沢液晶 |
2020年現在で評価すると骨董品ですが、当時としてはなかなか良いスペックなんじゃないかと思います。
CPUもGPUもモリモリのハイパワーマシン。当時のゲームであれば、設定を軽くすると遊べるかもしれません。
GPUはともかくCPUの進化は停滞気味なので、現在でもCPU重視の作業では活躍できるでしょう。
■動作確認
あれ?
ACアダプターを繋いで電源ボタンを押したところ、普通に電源が入りました。えぇ・・・(歓喜)
これはもしや、適合するACアダプターがなかったせいで動作確認できなかっただけなのでは・・・
バッテリーも完全には死んでいないようです。
BIOSパスワードはなく、時計も正常。
ストレージを入れてOSをインストールすれば、すぐ使えるようになると思います。
ただ、においがキツいのでその前に分解清掃が必要になるでしょう。
P310-S.CBRAGと同じくIBMスタイルの分解です。
・・・それにしてもロゴ画面の 「 Mobile Entertainer 」 って・・・(笑)
国内メーカーの 「 Leading Innovation 」*5 なんかと比べてずいぶんポップなキャッチコピーですね。
A530は装備から考えても個人ユースが前提だとは思いますが、なら法人向けPCには何と出るんでしょう?
( やっぱり 「 Life's Good 」 かな? )
と、いうことで ” LG運試し ” でした。
本当のことを言えばA530-Tが良かったんですが、A530-Pもなかなか良いコンポーネントを搭載しているということで、
今回は 2等アタリ くらいの評価でいいかなと思います。
実は年始の初詣でおみくじを引かなかったのが心残りだったんですが、
この分だとそう悪くもないんじゃないかと思います。大学も無事出れましたしね。
( 卒業式中止とかはその分のマイナス要素なのかな? )
■撮影機材
・ Canon IXY DIGITAL 50
P型と聞くとAIM-9Pを思い出す・・・シミュレーションゲームなのにシューティングゲーム並みに外れるの。
・・・というのはいいとして、LG電子製PCはこれで2台目になります。
国内ではイマイチ地味な存在のLG電子ですが、モノを見るとこだわりを感じられます。
HPやDELLやLenovoのような 安物 コスパ重視の製品 とは一味違うようです。
■修正 at 2020,03,09 00:39
6枚の画像の並びを調整しました。
■訂正 at 2020,03,09 21:57
DCジャックの情報が誤っていたため削除しました。
■追記 at 2020,04,03 02:32
マザーボードの情報を追加しました。
*1:”Quanta”は台湾にあるクアンタ・コンピューター社を指していると思われる。普通は発注した会社名(LG Electronics)が入るところだと思うが、なぜかQuanta丸出しである。ちなみにLGはその昔Quantaを訴えたことがあるが敗訴している。この裁判は興味深い。
*2:例の3GbpsSATAにエラッタがあるステッピング品を使っている模様。製造時期から考えるとエラッタがあると分かった上で採用していると思われる。なお件のエラッタは3GbpsSATAのクロックジェネレーターが原因らしい。
*3:Wikipediaによると、メモリ容量に応じて性能の異なるGT555Mが3種類存在する。今回のGT555Mは2GBメモリに対応するもので、GF106ダイを採用している。GF106が初めて製品化されたのは1世代前のGT450のようだ。
*4:4.0mmはやや緩いながら接続可能で、P310-S.CBRAGよりはしっかりハマってる感じがしました。