取らない方が良い「法学A/B」（福岡大学）

今回ばかりはもう我慢ならないので撤回決定。
理由は担当講師（誰とは言わないが）に対する思想的反発です。

今日、法学Aの最初の講義がありましたが、彼の言うことはトゲトゲした私見ばかりでした。
一応シラバスを読んだので、憲法関連でやや政治的意見も出るかとは予想してましたが、
さすがにあからさまな安部政権批判であるとか、反科学に対する攻撃というのはダメです。

私は政治的にマイノリティー（？）な方なのでここで政治ネタは言いませんが、
安部内閣を選んで、現在も支持しているのは民衆ですから、
「数で押し切っている」という批判には「民衆の支持を受けている」という反論がつきまといます。
彼はあたかも安部晋三氏が日本の憲法を乗っ取ったかのように言いますが、
それは日本国民の支持のもとでのことですから、批判するなら日本国民を相手にしなくてはなりません。

そして、反科学的見地、たしかハナシの中では聖書を信じてる人のことでしたが、
彼はこれを「頭がおかしい」だったか何とか批判しました。これは賛同しかねます。
別に人が何を信じてても、それは講義の中で取り上げて批判するようなことではありません。
ましてガイダンスの場でそんなことを言う方がどうかしています。
で、これが「トランプ支持者の中核」だというので驚きです。
おかしくありませんか？ 熱狂的な反科学的な人々の微弱なチカラで大統領を選べるんですか？

あと、森友学園問題に関連して「コンピュータから自動で記録を削除するというのは特殊」と言われましたが、
これは「（事務手続きとして時限を設けているため）自動で削除」という意味ではないですか？
ちょっとこの発言（経産大臣か？）は調べてないので真意は不明ですが。
それに「データは削除しても実態は残り、復元できる」とも言われましたが、これもちょっと微妙です。
多少詳しい人なら分かると思いますが、削除したデータが復元できるのは、上書きするまでの間だけで、
何らかのデータを上から書いてしまうとほぼ復元不可能です。HDDでもSSDでも。
（※彼の口ぶりからするに「本当は残ってる」と言いたいようだった）



なお講義のガイダンスにおいては、
『 刑事司法への問い (シリーズ 刑事司法を考える 第0巻) 』 が取り上げられました。
メモった方がいいと言われたのでしておいた。もう役に立たないメモだが。
この本に関してはレビューがなく、内容に関しても未確認なので何も言いません。
おもしろそうだけどね。ただカネがない。教科書・ノート以外にはカネが出ないんでね。



これは彼のせいではないかもしれませんが、
講義開始前の時間、教室のドアを閉めたままにしたせいで入室できずに行列ができてました。
この講義室の周りに講義をしている部屋はなかったはずなので、現場にいた人間だけが知ってることでしょう。

今回ばかりはもうハナシを聞くつもりもなくなりましたので撤回します。
これならまだキツイだけの教師の方がマシですよ。他大学から来たすごくキツイ人がいますが、
少なくとも政治的意見に関しては封印してますからね。ご法度ですよこれは。