HDDをマザーボード固定板裏の隠し2.5inchシャドウベイに設置した場合の危険性について。
T33-Bのマザーボード固定板裏には2.5inchHDDが設置できることが確認されています。
しかしこの位置の設置する場合には2つの危険性が伴います。
○マザーボード温度が上昇
この位置はマザーボードの拡張スロット部裏に位置するため
HDDの発熱によりマザーボードの温度が上昇する恐れがあります。
○HDD冷却が困難
この位置はマザーボード裏面であるためファンを増設しても
エアフローがほとんどないため風を当てることによるHDD冷却は困難になっています。
ですがこの危険性には矛盾点があります。
●マザーボードは固定板から数mmほど浮いている
マザーボードは固定板に直接ネジ止めするのではなく六角スペーサーにネジ止めします。
そのため六角スペーサーの長さ分(数mm程度)だけ固定版から浮いているのです。
空気は金属に比べて熱伝導が悪いため実際にマザーボードに伝わる熱は少なくなります。
CPUクーラーを取り付ける際にグリスを塗らなかった場合のようなものです。
●2.5inchHDDは低発熱
2.5inchHDDはノートPCのHDD取り付け部のように密閉された場所でも使用できます。
そのためエアフローがほとんどなくても冷却は十分に行われる、
あるいは冷却がほとんど行われなくても正常に動作すると思われます。
またこの低発熱性からマザーボードへ伝わる熱もそこまで大きくはないでしょう。
で、実際に取り付けてマザーボードとHDDの温度計測を行ったところ・・・
マザーボードの表面温度、HDDの温度(S.M.A.R.T.情報)ともに問題なし。
おそらく今のまま使用しても問題ないと思われます。