PENTAXのフィルムカメラの開発が進んでるらしい件 2024,03,11
マニアの間で話題になっていたアレが着々と進展している模様。
・ 『 リコーのフィルムカメラはハーフサイズで発売は2024年夏頃 - デジカメinfo 』
・ 『 PENTAX「フィルムカメラプロジェクト」製品化に向けた開発移行のお知らせ|RICOH IMAGING 』
・ 『 ペンタックスのフィルムカメラはMF一眼レフの巻き上げ機構をそのまま採用している - デジカメinfo 』
・ 『 Film Project/ PENTAX | RICOH IMAGING 』
・ 『 PENTAX Film Project Story #03 - YouTube 』
しばらく前から開発中との情報が出ていたPENTAX製のフィルムカメラがいよいよ完成に近づいているようです。
「発売時期:2024年夏頃の発売を目指して開発中」とのことなのでもう半年もしないうちに詳細がわかると思われます。
というか「PENTAX Film Project Story #03」でプロトタイプで撮影したと思しき写真をチラ見せしてるので、
発表していないだけですでに動作可能な試作品が存在するようでもあります。
私は正直このカメラはパスしようと思ってました。
というのもフィルムカメラはフィルム代や現像代がかかるうえに、解像力でデジタルカメラに及ばないからです。
また、「PENTAX Film Project Story #03」の話の内容的にこのカメラはおそらく若者向けになりますし、
ハーフサイズフォーマット採用のコンパクトカメラではフィルムカメラの中でも解像力は高くはならないはずです。
が、しかし。
もう一度このカメラのコンセプトについてよくよく考えてみると魅力を感じる面があると気づきました。
話によるとこのカメラは以下のような仕様になるようです。
・ 「RICOH AUTOHALF」や「PENTAX ESPIO mini」を参考にしたレンズを搭載(=換算40mm前後の単焦点?)
・ 絞りやシャッタースピードが電子制御になる、部分的に自動制御を入れる(=自動露出対応?)
・ ゾーンフォーカスだがファインダー搭載、ファインダーでピント位置がわかる
・ フィルム送りや巻き戻しは手動
この条件なら結構お安いカメラになるのでは・・・? とふと思ったわけです。
このカメラはフィルムカメラなので撮像センサー周りのコストが丸っと削減されるうえに、
参考にしているという2機種のレンズはそれぞれ3群4枚と3群3枚。しかもハーフサイズなら粗は目立ちません。
となると原価はほとんどボディのメカ部分と露出回りが大部分を占めるのではと思えるわけです。
フィルムカメラはフィルム代や現像代といったランニングコストがかかるので実用性は低く、
さらに若者ウケがいいというチェキシリーズのようにすぐプリントできるわけでもないのでウケるか微妙です。
しかし、もしこのカメラが、それこそ「写ルンです」よりはいくらか高いという程度の価格帯だったら・・・?
1~2万円程度のお値段だったら老若男女を問わず興味本位で買う人もいるのでは・・・?
というわけで値段次第ではおもしろがって買ってみるという人がそれなりに出てくる気がしています。(私を含む)
ただ一つ申し上げると「縦構図」だけはやめてほしかった・・・。
スマホで見る前提だからそうした、と説明してるけど絶対カメラとして不便な仕様だと思います。
ここだけはカメラメーカーではなく若い世代が理解するべき点ではないだろうか・・・。
若い世代はこれだから困る(おじさん並感)