UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

とんでもない買い物 2023,12,03

一撃マイナス10万円です(大出血)



  ↑ 激戦地・ヤフオク(Yahoo-auc)


11月某日。
いつものように(本能)、カメラボディを探し回っていた私は珍しいものをヤフオクで発見した。
Sigma sd1 merrill EF改造品
これはいったい・・・?

調べてみると、シグマボディのSAマウントをEFマウントに改造する方法があるらしい。*1
・ 『 価格.com - 『EOS EFマウント化に成功しました!』 シグマ SD14 ボディ のクチコミ掲示板
おそらくはこのボディもマニアの手によって作られたワンオフ品なのだろう。
もとよりそれほど多く売れたわけでもないはずのSD1M、その改造品ともなれば激レア品である。


12月3日。
この日はオークション最終日。現在の価格は69,000円(入札額70,000円)で私がトップ。
しかし終了の数十分前にふと気になった。「自動延長はあるのだろうか?」

ヤフオクの自動延長はオークションの終了直前に新たな入札があった場合に、
終了時刻を自動で延長してくれる機能で、ほとんどのオークションではこれが「あり」に設定されている。
これが「あり」の場合は最高額入札者と次点の入札者が相手の出方を見ながら再入札を繰り返すため、
Wikipedia *2 に書いてあるところの「公開入札方式」らしい入札方法で決着がつく。

しかし、これが「なし」の場合は半ば「封印入札方式」に近いような入札をしなければいけなくなる。
終了時刻の数秒前まで互いに入札し合って競っている場合でも時刻になれば強制終了してしまうため、
相手の入札額を見ながら入札額を考えていては競り負ける以前にタイムアップで入札しそびれてしまう。
そのため、この場合は相手の入札額を予想するというより自分が出せる限界の額を提示することが第一となる。

そしてこの出品がまさに自動延長「なし」のオークションだったのだ。

確認できる付属品は、充電器、バッテリー(個数不明)、バッテリーグリップ、EF40mmF2.8STM*3
本体は正常動作するようだがスレが多い。無改造なら本体8万円+付属品2万円=計10万円くらいが相場だろうか。
とはいえ上で書いたようにこのボディは珍しい改造が施されている。プラス数万円・・・相場は15万円くらいだろうか。
しかし相場通りに入札していては競り負けてしまう。よし、ここは175,000円を提示しよう。


12月3日深夜。
オークションに勝利した。結果は105,010円。思っていたより全然安かった。意外と欲しい人少ないのだろうか。*4
とはいえ10万円は10万円。モノが良いとはいえクレジットカードの請求書がどうなるか、考えるだけで冷や汗が出る。
数日後には到着する予定なので、シャッターを切りながら返済について考えようと思う。

ところでこのカメラ、よく考えたらEF-Sレンズ非対応なのではないだろうか・・・。
同じ出品者がEF17-40mmF4Lを売りに出していた理由がわかったような気がする。
現行のCanonAPS-C向けレンズはどれもEF-Sだからこれはなかなかマズいかもしれない。

手元にあるEFマウントレンズでAPS-Cでも使えるものはSIGMA12-24mm(初代)しかない。
結局SIGMAセットになってしまいそうだ。何のための”EF改造品”なのか。
10万円のボディを買ったせいでレンズが買えないとは・・・。

デジカメWatchで見る限り、SD1(SD1Merrill)は高感度耐性にかなり難があるカメラであるようだから、
組み合わせるレンズには明るいものが望ましいはずだ。カタログスペック的にはEF16-35mmF2.8LIIが一番良さそうだ。
しかしこのレンズは中古品でも7万円はする。もちろんそんなカネは(もう)ないので代わりに明るい単焦点を探した。
MTFに不安は残るが、EF24mmF2.8(初代)が良いかもしれない。しかも中古相場は1.5万円程度でかなり安い。

EF24mmF2.8も近いうちに入手したいが、いつになるかはまだ未定である。



12月6日。届いた。
バッテリーグリップPG-31にボディのバッテリー室のフタが収納されていた。
喜び勇んでEFマウントレンズで撮影・・・したところ四隅が緑被りを起こす現象を確認した。
この現象はオールドレンズ装着時のものが価格.comで報告されていたが、どうやらEFマウントレンズもダメらしい。

一方、SIGMA製レンズ(18-50mmF2.8-4.5)であればEFマウントのものでも補正されていた。
ただし、SIGMA12-24mm(初代)は古すぎるせいか補正されなかった。

果たして前の所有者はEFマウントレンズ使用時の写りを見て何を思ったのだろうか・・・。

そして、ファインダー上部から中央部までの焦点がAFセンサーと撮像センサーに対してズレている不具合があった。
フォーカシングマットかファインダーのレンズ群がズレているものと思われるがAFは正常なのでとりあえずこのまま使う。
劣化していたせいか、あるいは私のせいかは分からないが、端子カバーを開こうとしたら千切れてしまった。




*1:試しにSD1Merrillのクチコミにも同様の報告がないか調べてみたが、改造に関するものは見つからなかった

*2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E5%A3%B2

*3:写真にはあったけど実際には付いてこなかった。あくまで「動作テストをしました」という意味で取り付けられた状態が写っていたようだ。

*4:ウォッチリスト登録者は終了直前の時点で50人いたはずだが・・・