今回は 「 マガジンベースからのガス漏れ修理 」 でした。
・・・これで完了です。
マガジンベースパッキンをひっくり返して取り付けてあります。(本来は段の付いた側が下)
なお、マガジンベースは底部の六角穴付きボルトと、底部近くのピン(1本)を抜くと外せます。
画像には写ってませんが、このとき放出バルブも一緒に抜けてくる場合があります。
ネジの通る穴は前回の修理時 ( マルシン・Cz75(DualMaxi) ホールドオープン改善 ) に
ネジ穴がなめたのでホットボンドで塞いであります。
ダイソーで買ってきた黒いグルースティックのおかげであまり目立たず良好。
ただし、グルーは高温になると柔らかくなる特性を持ち、耐圧性能もそれほど高くないと思われます。
・・・実際に薄く塗ったところ破裂しました。(1回)
( 一緒に写っているスプリングはリコイルスプリングです )
そういうことで、意外な修理方法を発見してしまったため、ものすごく短い記事になりました。
今のところ大丈夫そうですが、まだ漏れるようであればマガジンベースにシールテープを巻いてみましょう。
■おまけ
大雑把ですが、これがCz75のガスルートになります。
カートリッジを収める部分をなるべく大きくするため、”放出バルブが縦置き”という特異な構造を持ちます。
実際には放出バルブの上にL字のパーツがあり、ハンマーの打撃力を水平方向から垂直方向に変換します。
コレです↓
ついでに資料をいくつか↓
1枚目 : 放出バルブ
2枚目 : 放出バルブを組み込んだところ
外部に露出しているのは放出バルブ先端の少しすぼまった部分(1枚目の左端)だけのようです。
バルブの少し下にあるプラスネジ2本で留まっているのが切削跡で、
これ自体はただ穴を塞いでいるだけで、何かしらの機能を持つものではないと思われます。
KSC製なんかもそうですが、真鍮棒は強い力が加わると外れます。
Cz75の場合は挿し直して組み立てれば完成後に中で暴れることはない・・・と思います。
そういうことで、Cz75を修理しました。
今後は初速やトリガープルの測定を行いたいと思います。
作動チェックのためちょっと触ってみたんですが、スプリング変更の甲斐あってちゃんと動いてくれました。
もしかすると、この不安定さはHWの重みからくる部分もあるんじゃないかと、思ったりするんですが、
とりあえず今は機嫌が良いようなのでドシドシ遊んでいきたいです。
なくしたカートリッジもちょこちょこ見つかりまして、今は9発あります。
○撮影機材
・ Canon IXY DIGITAL 50
+0.7EVにするとキレイに撮れるようです。 (2枚目の画像のみで実施。他は編集で明るくしてます。)
最近バッテリーの持ちが悪くなってきたので互換バッテリーを買い足したいところ。