UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

マルシンCz75 DualMaxi(2018) 分解&観察①

先日Cz75が再販になり、HWモデルを1挺購入したわけですが、
どうにも操作系に油が付いているような気がしてならなかったので分解・洗浄しました。
しかし洗浄したらしたでギシギシ感が若干増したような気がするので効果は微妙・・・

で、その際にアチコチ分解したので紹介したいと思います。
まずは前提となるパーツリスト。
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裏写りがめんどくさいのでモノクロ版です。
モノクロは解像度を上げても大してサイズが大きくならないのもいいところで・・・

と、いうのはいいとして、まずは通常分解を行います。


■通常分解
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スライド後部とフレーム後部にある溝を合わせ、36.スライドストップを抜きます。
このスライドストップが硬いので、右側からグッと押し込んだのち、左側から引っ張ると良いと思います。


■フレーム部品の取り外し
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まずは、53.グリップSCを抜いて4.グリップ(L)と5.グリップ(R)を取りはずします。
次に、39.セフティレバーをグリップの取付位置と干渉するくらいまで下方向へ回転させ、
うまくフレームの切り欠きに合わせて引き抜きます。
位置が合うとグラグラするので分かると思います。

39.セフティレバーを外す際に、裏面の92.セフティSPと105.セフティボールを
無くさないよう気を付けましょう。かなり小さい部品なので不意に落下すると厄介です。
私も一回落としたときには終わったかと思いました・・・

39.セフティレバーを外すと、38.セフティプレートが自由になるので
これも無くさないように注意しましょう。早めに取りはずしておくのが吉ですね。
39.セフティレバー取り付け時には、フレームの切り欠きと38.セフティプレートの切り欠きを合わせます。
無理やり押し込もうとしても入らないので注意しましょう。

また、同時に88.スライドストップSPも外しました。3枚目の写真の部品です。
U字に曲がった部分がフレームに挿しこまれているので、内側からこの部分を押すと外れます。


■リアフレーム一式の取り外し
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まず、103.リアフレームSCを4本抜いておきます。
次に、マガジンハウジングを押して2枚目の赤矢印で示した部分の固定を片方ずつ外します。
うまく固定を外したら、2.リアフレーム全体を銃の後方下向きに抜きます。
いろいろと引っかかる部分があるようなので慎重に。

緑の丸枠で示した部分には隠れSTGAがあります。ハハッ
なかなかうまいところに隠れてると思います。

58.ハンマークロスピンが分解防止ピンみたいな位置に入ってますが、
これは57.ハンマーピンが抜けてくるのを防止するための部品のようです。
57.ハンマーピンはクギみたいな形状をしていて、右には抜けませんが左には抜けるのです。


■ハンマー周りの取り外し
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2枚目の写真に緑矢印で示した42.メカBOX固定ピンをピンポンチで叩いて抜き、
赤矢印で示した57.ハンマーピンを右側から叩いて抜きます。
57.ハンマーピンは結構緩いのですぐ取れると思います。

3枚目の写真では、4枚目の写真にある45.ハンマーSPストップを外してますが、
ここは外さなくても分解できるようでした。ハンマーSPのおしりを支えるだけの部分です。
もし外してしまった場合は、ハンマー周りを組み込む前に45.ハンマーSPストップを
フレームに叩き込んでおく必要があります。

しかし展開図はたぶん42.メカBOX固定ピンの位置を間違えてますね・・・
あれは103.リアフレームSCの通る穴なので間違えて叩き込んだりしないようご注意ください。

ハンマー周りは本来もっと分解できる部分であるようですが、
どうしても68.ハンマースリーブが外しきれなかったのでここまでとしました。
スプリングピンは外しにくいんで面倒ですね・・・


■トリガー周りの取り外し
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リアフレーム周りを取りはずした状態で1.フレームを後ろから覗き込むと、1枚目の写真のようになっています。
ここからうまく91.マガジンキャッチSPを35.マガジンキャッチから外して2枚目の写真のようにし、
44.Fピンスタッドを抜きます。ちょっと狭い場所なので手を痛めないよう注意が必要です。

次に、3枚目の写真にある94.トリガーハウジング固定SCを抜くと、
4枚目の写真のようにトリガー周りを取りはずすことができるようになります。
よく見ると34.トリガーバーの上辺が微妙に変形してますが・・・たぶん元からです。
どうにも”折れ曲がった”という感じで、反対側には亀裂が入ってました。
不良品なのか加工なのか・・・とりあえず作動に影響はないようです。

同時に35.マガジンキャッチも取り外しています。分解時は適当にガタガタやってれば取れますが、
取り付け時にはフレーム右側から、切り欠きをうまく通して組み立てます。
91.マガジンキャッチSPが掛っていない状態では抜け落ちやすいので注意が必要です。

このとき、5枚目の写真にある58.ハンマークロスピンも外しています。
下から押すか軽く叩くと簡単に外れます。ただ軽くハマってるだけのようです。


■トリガー周りの分解
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1枚目の写真の状態から93.インナーA・SC(4枚目の写真)と56.トリガーピンを外すと、
5枚目の写真の状態になります。一気にバラバラになるので部品を無くさないよう注意が必要です。
ここからさらに74.トリガースリーブを外すと6枚目の写真の状態になります。

2枚目と3枚目の写真はスプリングの位置の参考画像です。
90.トリガーバーSPは34.トリガーバーの小さな溝にハマっています。
この溝どうやって彫ったんでしょうね。かなり細いですよ。


■バレル周りとリコイルスプリング周りの取り外し
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41.リコイルSPガイドを外すと76.リコイルSPと11.リコイルSPハウジングが外れ、2枚目の写真の状態になります。
そこから6.アウターバレルを抜くとチャンバーから先も抜けます。
ちなみに、13.フィーディングランプ(左)からニョキッと伸びているのはエジェクターです。

チャンバー周りはもっとバラせるようですが、興味がなかったのでここまでとしました。
実はホップパッキンがV型パッキンだったりします。最近流行りらしいですねコレ。


■ブローバックエンジン周りの取り外し
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98.ブリーチSCを抜くと、26.ブリーチとブローバックエンジンが取り出せます。

このエンジンはまだバラせるような気もしますが、どうやって組み立てるのか
全く見当がつかなかったのでここまでとしました。85.リターンSCどうなってるの・・・
このエンジンもおもしろい構造なので、展開図だけでもよく観察してみてほしい部分です。


■マガジンの分解
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まず、カートリッジを収める部分の前方下側にあるピンを1本抜いて、1枚目の状態にします。
マガジンのノズルラバー部分は、ガスタンクの部分とカートリッジを収める部分の間に
挟まれる形で固定されています。

でもCz75のノズルラバーにはFive-seveN(CO2)の円形噴出口は使わないんですね。
P210-6の最近再販になったモデルでは使われてたんですが・・・
結構良い発明だと思うんですけどね円形噴出口。

1枚目の写真の状態から、マガジン側面下部のピンと底面の六角穴付きボルトを外すと、
マガジンベース、放出バルブと放出バルブスプリングを取り外すことができます。

ふつう、マガジンベースの固定にはピンかネジのどちらかを使うんですが、
Cz75ではその両方が使われています。組み立て時には先に六角穴付きボルトを固定するのが良いでしょう。
ピンだけで固定しようとすると作業が難しくなるので、両方使うのは悪くない考えだと思います。
WE・G18Cみたいなプラスネジ固定じゃないところも良いですね。力が入りやすいです。
ただネジ固定は下から見ると目立つのです・・・

放出バルブはかなり珍しい垂直方向の配置となっています。
なるべくカートリッジの収納部分を大きくするための設計でしょうね。
放出バルブにはマガジン後部にあるL字型の部品を介してハンマーの打撃力が伝えられます。


■おまけ
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油を塗布する際にはフレームだけにするのがオススメです。
スライドに塗布するとハミ出した部分が気になるので・・・

写真では養生テープでマスキング(笑)してますがスライドストップの穴から漏れました。
やっぱり穴になってる部分には塗布しないよう意識して作業するべきでしたね。