クラウンモデル M629 6inch エアリボルバー(18禁)
なんだかネット上にデータが少ないのでデータ取り用に購入。
■クラウンモデル M629 .44MAGNUM 6inch STAINLESS VERSION
・ 全長 : 310mm(公称)
・ 重量 : 480g(公称)
・ 装弾数 : 6発、ライブカート
・ 定価 : 4,300円+税
・ 18歳以上用エアーコッキングガン
・ ホップアップ搭載
・ シングルアクションオンリー
Amazonにて、2018,12,06注文・発送⇒2018,12,07受取。
本体3,848円+送料無料。新品。
いやー安いっすね・・・(直球)
同社ガスリボルバーのほぼ半額の4,000円ほどでチープとはいえライブカートのリボルバー。
安さの秘密はおそらく 「 MADE IN TAIWAN 」 でしょう。シールが貼られていました。
個人的には台湾製トイガンのオーバープレゼンスを気にしていたり・・・
と、まあそういうことで格安なM629です。
M629は緑のパッケージ。写真ではAmazonシールが貼られっぱなしですね・・・
中身は、銃本体、カートリッジ6発、BB弾少々、各種印刷物、です。
なお、小さな紙に書かれた注意書きによれば
”冬季または寒冷地方などでは、エアーポンプ内の
ゴムパッキンが硬化し、弾力性が減少するため、
BB弾の飛びが悪くなる場合があります。
そのような時には、エアーガン本体及びカート
リッジを手でよく暖めてからご使用下さい。”
とのこと。
さて、外観を見てみましょう。
写真栄えしますが、実際のところ近くで見るとそれほど高級感はないです。
”ステンレスモデル”ということでシルバーの中でもツヤ消し風の塗装となっています。
1枚目・2枚目をよく見るとシリンダーのテーパーが少なすぎますね。逆ヨネザワ(笑)
シリンダーにカートリッジを装填した状態が3枚目の写真になります。
シリンダーやラチェットがあまりリアルではないです。
カートリッジもベークライトで作ったみたいに色は良くないし重みもありません。
ちょっとだけファルコン・トーイのカートリッジと質感が似てるような・・・
なお、エジェクターは2cmほどしか下がらず、回転もしないようになっています。
他社製品ではエジェクターの向きが狂ってうまく戻らなくなることがあるので、
これの対策ではないかと思います。実用上は便利な仕様です。
アイアンサイトはこんな感じ↓
リアサイトはプラスティック製ながら上下左右の調節が可能です。
フラッシュを焚いてるので少々見づらいですが、きちんと作られています。
しかし、この銃単体で見ててもよく分からないので、
対抗馬として 「 コクサイ M29 6inch ”CO2 POWER” 」 を並べてみましょう。
さて・・・よく見るとところどころ違うと思いますが、
若干クラウン・M629のほうが長いことにお気づきでしょうか? (特に3枚目が分かりやすい)
実は、クラウン・M629は6inchではなく6.5inchです。銃身長を測ったら約165mm(=6.5inch)ありました。
まあ大した差ではありませんけどね。6.5inchも実在しますし・・・
その他細かい点
① トリガーガードがやや歪んでいる
② エジェクターロッド前方の留め具がモールド
③ トリガーとハンマーの形状が少々雑
④ トリガー、ハンマー、リアサイトなどもプラスティック製でやや不安
⑤ ハンマーは一部がえぐれているタイプ ( シリンダー部の画像を参照。エアーガンに多い )
クラウン・M629のトリガーとハンマーをアップにすると↓
力のかかる部分なのでプラスティック製というのはちょっと不安です。
すぐ壊れそうな感じはしませんでしたが、見た感じもあまり良くないですからね。
では一番の目的だった、データ収集を行います。
■計測環境
・ 気温 : 22℃
・ 湿度 : 52%
・ 距離 : 銃口から測定器まで約3cm
・ BB弾 : 東京マルイ製 6mm0.20g プラスティック、再利用弾
・ 測定器 : XCORTECH X3500
◎ X3500の表示(SCR3)
○測定結果
平均47.44m/s=0.225J。
6発の付属カートリッジを1回ずつ使用して計測したので、
カートリッジの良し悪しによるブレがあると思われます。
弾込め時には平らな面に押し付けてキレイに弾が入るようにしました。
うーん・・・まあリボルバーのエアーガンって基本飛ばないのでこんなもんでしょう。
これはガスガンでも基本的に変わりません。ただしタナカ・M500の長銃身型はまあまあ出るとか。
エアーコッキングガンとしてはなかなかコッキングが硬い機種ですし、
この構造でこれ以上のパワーを出すのは難しいかな?
威力の次はトリガープルを計測します。
シリンダーを一周するように6回測った平均が・・・4.026KG!
えっそれは・・・(困惑)
引きしろはそれほど長くありませんが、とにかくトリガーが切れません。
重さだけダブルアクションのシングルアクションみたいな・・・
18禁エアーコッキングガンは他に持ってないので比較できないんですが、
それでもこれは結構硬いと思いますヨ。
最後に刻印を見てみましょう。
基本は押さえてある感じですね。S&WのロゴはCrownModelだからか「CM」になってます。
■総評
値段が値段なので高級感には劣りますが、基本的な部分はちゃんとしています。
個人的には寸法が割りとよく再現されている点を評価したいと思います。(長さが0.5inch長かったけどね☆)
ただ、ある程度いいモデルを持っている人間には物足りないでしょう。
何かのイベントの景品なんかに活路を見出せそうです。
もともと今回はデータ収集目的だったので思い入れもないんですが、
あえて言うなら一番マズいと思ったのがシリンダーとラチェット部分でして、
材質どうこうではなく手抜きな感じが出ているように思えました。
まあココを見る人がどれくらいいるかは謎ですが・・・
お手本がコレね↓
ラチェットがキレイに山の形をしております。
○撮影機材
・ 富士フイルム FinePix S1 Pro
・ SIGMA ZOOM AF 28-80mmD F/3.5-5.6 Ⅱ MACRO
実はホワイトバランスをこのSIGMAレンズで合わせ直しています。
前はCOSINAで合わせてましたが・・・あまり変わってませんね。
レンズごとに多少の違いがあるようなので気になってましたが、その必要はなかったようです。
■修正 at 2018,12,10 04:52
1. 弾速測定のホップの項(”未調整”)を削除。たしか固定ホップなので調整も何もないです。
2. 誤字修正 : 基本は抑えてある ⇒ 基本は押さえてある
3. 「 シングルアクションオンリー 」 の記述を追加
■クラウンモデル M629 .44MAGNUM 6inch STAINLESS VERSION
・ 全長 : 310mm(公称)
・ 重量 : 480g(公称)
・ 装弾数 : 6発、ライブカート
・ 定価 : 4,300円+税
・ 18歳以上用エアーコッキングガン
・ ホップアップ搭載
・ シングルアクションオンリー
Amazonにて、2018,12,06注文・発送⇒2018,12,07受取。
本体3,848円+送料無料。新品。
いやー安いっすね・・・(直球)
同社ガスリボルバーのほぼ半額の4,000円ほどでチープとはいえライブカートのリボルバー。
安さの秘密はおそらく 「 MADE IN TAIWAN 」 でしょう。シールが貼られていました。
個人的には台湾製トイガンのオーバープレゼンスを気にしていたり・・・
と、まあそういうことで格安なM629です。
M629は緑のパッケージ。写真ではAmazonシールが貼られっぱなしですね・・・
中身は、銃本体、カートリッジ6発、BB弾少々、各種印刷物、です。
なお、小さな紙に書かれた注意書きによれば
”冬季または寒冷地方などでは、エアーポンプ内の
ゴムパッキンが硬化し、弾力性が減少するため、
BB弾の飛びが悪くなる場合があります。
そのような時には、エアーガン本体及びカート
リッジを手でよく暖めてからご使用下さい。”
とのこと。
さて、外観を見てみましょう。
写真栄えしますが、実際のところ近くで見るとそれほど高級感はないです。
”ステンレスモデル”ということでシルバーの中でもツヤ消し風の塗装となっています。
1枚目・2枚目をよく見るとシリンダーのテーパーが少なすぎますね。逆ヨネザワ(笑)
シリンダーにカートリッジを装填した状態が3枚目の写真になります。
シリンダーやラチェットがあまりリアルではないです。
カートリッジもベークライトで作ったみたいに色は良くないし重みもありません。
ちょっとだけファルコン・トーイのカートリッジと質感が似てるような・・・
なお、エジェクターは2cmほどしか下がらず、回転もしないようになっています。
他社製品ではエジェクターの向きが狂ってうまく戻らなくなることがあるので、
これの対策ではないかと思います。実用上は便利な仕様です。
アイアンサイトはこんな感じ↓
リアサイトはプラスティック製ながら上下左右の調節が可能です。
フラッシュを焚いてるので少々見づらいですが、きちんと作られています。
しかし、この銃単体で見ててもよく分からないので、
対抗馬として 「 コクサイ M29 6inch ”CO2 POWER” 」 を並べてみましょう。
さて・・・よく見るとところどころ違うと思いますが、
若干クラウン・M629のほうが長いことにお気づきでしょうか? (特に3枚目が分かりやすい)
実は、クラウン・M629は6inchではなく6.5inchです。銃身長を測ったら約165mm(=6.5inch)ありました。
まあ大した差ではありませんけどね。6.5inchも実在しますし・・・
その他細かい点
① トリガーガードがやや歪んでいる
② エジェクターロッド前方の留め具がモールド
③ トリガーとハンマーの形状が少々雑
④ トリガー、ハンマー、リアサイトなどもプラスティック製でやや不安
⑤ ハンマーは一部がえぐれているタイプ ( シリンダー部の画像を参照。エアーガンに多い )
クラウン・M629のトリガーとハンマーをアップにすると↓
力のかかる部分なのでプラスティック製というのはちょっと不安です。
すぐ壊れそうな感じはしませんでしたが、見た感じもあまり良くないですからね。
では一番の目的だった、データ収集を行います。
■計測環境
・ 気温 : 22℃
・ 湿度 : 52%
・ 距離 : 銃口から測定器まで約3cm
・ BB弾 : 東京マルイ製 6mm0.20g プラスティック、再利用弾
・ 測定器 : XCORTECH X3500
◎ X3500の表示(SCR3)
○測定結果
平均47.44m/s=0.225J。
6発の付属カートリッジを1回ずつ使用して計測したので、
カートリッジの良し悪しによるブレがあると思われます。
弾込め時には平らな面に押し付けてキレイに弾が入るようにしました。
うーん・・・まあリボルバーのエアーガンって基本飛ばないのでこんなもんでしょう。
これはガスガンでも基本的に変わりません。ただしタナカ・M500の長銃身型はまあまあ出るとか。
エアーコッキングガンとしてはなかなかコッキングが硬い機種ですし、
この構造でこれ以上のパワーを出すのは難しいかな?
威力の次はトリガープルを計測します。
シリンダーを一周するように6回測った平均が・・・4.026KG!
えっそれは・・・(困惑)
引きしろはそれほど長くありませんが、とにかくトリガーが切れません。
重さだけダブルアクションのシングルアクションみたいな・・・
18禁エアーコッキングガンは他に持ってないので比較できないんですが、
それでもこれは結構硬いと思いますヨ。
最後に刻印を見てみましょう。
基本は押さえてある感じですね。S&WのロゴはCrownModelだからか「CM」になってます。
■総評
値段が値段なので高級感には劣りますが、基本的な部分はちゃんとしています。
個人的には寸法が割りとよく再現されている点を評価したいと思います。(長さが0.5inch長かったけどね☆)
ただ、ある程度いいモデルを持っている人間には物足りないでしょう。
何かのイベントの景品なんかに活路を見出せそうです。
もともと今回はデータ収集目的だったので思い入れもないんですが、
あえて言うなら一番マズいと思ったのがシリンダーとラチェット部分でして、
材質どうこうではなく手抜きな感じが出ているように思えました。
まあココを見る人がどれくらいいるかは謎ですが・・・
お手本がコレね↓
ラチェットがキレイに山の形をしております。
○撮影機材
・ 富士フイルム FinePix S1 Pro
・ SIGMA ZOOM AF 28-80mmD F/3.5-5.6 Ⅱ MACRO
実はホワイトバランスをこのSIGMAレンズで合わせ直しています。
前はCOSINAで合わせてましたが・・・あまり変わってませんね。
レンズごとに多少の違いがあるようなので気になってましたが、その必要はなかったようです。
■修正 at 2018,12,10 04:52
1. 弾速測定のホップの項(”未調整”)を削除。たしか固定ホップなので調整も何もないです。
2. 誤字修正 : 基本は抑えてある ⇒ 基本は押さえてある
3. 「 シングルアクションオンリー 」 の記述を追加