UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

マルシン製M1ガーランドを完全分解③

機関部ユニット編、始まります。

イメージ 1
 
片面2本、計4本のレシーバーSCを外します。長短があるとのことです。
レシーバーSCを外したら、クリップラッチのツメを持ち上げながら、レシーバーとガスタンクを分離します。
クリップラッチのツメは、クリップラッチ上側を押し込めばある程度浮くので、
マイナスドライバーを突っ込まなくとも大丈夫だと思います。


イメージ 2
 
ボルトもついでにポロリしたので分離完了です。
本来はボルトをひねりながら外す、という実銃みたいな分解が楽しめる・・・はずでした。


イメージ 3
 
レシーバーを分離すると、ガスタンク上部(チャンバー上部)からSSBボールが見えるようになります。
画像中央の穴に入っている銀色の球体がSSBボールです。

これはインナーバレル分解時にチャンバーが抜けていないか、
一旦抜いてから再度チャンバーを装着した場合に見られます。
この状態だとホップアップがどうやってかかるのかよく分かるのでおもしろいです。
ただし、ひっくり返すと普通にSSBボールがこぼれるので注意しましょう。


イメージ 4
 
左右分割構造のフィーディングランプを外します。
左側のフィーディングランプにはスプリングが付いており、
このスプリングが右側のフィーディングランプ下を通過しているため、
先に右側のフィーディングランプを外す必要があります。

画像は右側のフィーディングランプのみを外した状態です。
2ヶ所のネジで留まっています。


イメージ 5
 
左側のフィーディングランプに付いているスプリングです。
これは発射用ガスバルブを叩くアクションロッドLに対してテンションをかけています。
もう一方の端はフィーディングランプ下を通って右側に伸びています。


イメージ 6
 
左右のフィーディングランプを外すとこうなります。
部品を外すと割とのっぺらぼうなガスタンクが見えてきます。

また、画像では外していませんが、この時点でアクションロッドLを外しています。
左側のバルブにかかっている棒状のパーツです。固定はされていないので、簡単に取れます。


イメージ 7
 
シーバースクリュー(短)を2本外し、サイドプレートを外します。
この部品を組み込む際には、オープンレバーA,BやオープンレバーDと干渉していないか確認しましょう。
変な組み方をすると、ホールドオープンしないほか、フレームに入らないおそれがあります。


イメージ 8
 
オープンレバーA,BおよびオープンレバーDを外したところです。
関節のある部品、画像右上に写っている左上の部品がオープンレバーA,B、
一直線の棒状になっている、画像右上に写っている右下の部品がオープンレバーDです。

ここは実銃とだいぶ異なった構造になっている部分です。
まあおかげで指を挟まないで済むんですが・・・
マルシンガーランドのボルトキャッチは”スライドストップレバーのないハンドガン”と同じです。


イメージ 9
 
レバーCスクリュー(マイナスネジ)を外し、オープンレバーCを取り出します。
溝のところにレバーCスプリングが入ってるので忘れないようにしましょう。


イメージ 10
 
右側のアクションロッドRを外します。固定されていないのでつまめば取れます。


イメージ 11
 
ガスカットレバーピンを右側へ押し出し、ガスカットレバーとスプリングを取り出します。
それほど強力に叩き込んであるわけではなく、軽くつつくか、軽く叩くと出ます。


イメージ 12
 
ガスタンクスクリュー4本を外し、ガスタンクA(上側)とガスタンクB(下側)とタンクシールに分解します。
このガスタンクスクリューが結構硬いようです。まああんまり緩いと漏れそうですが・・・

私の個体はこのタンクシールが信じられないほどピッタリ張り付いていて、
ゴムハンマーでガスタンクBを叩いてようやく剥がれました。
剥がしたタンクシールは粉を吹いたようになっていたので、
全面にまんべんなくシリコンスプレーを吹き付けておきました。


さて、月刊アームズマガジン2005年12月号掲載の分解記事はここまでとなっています。
しかし、BLKガスチューブがまだ外れていないではありませんか。
以前、この部分が脱落して修理送りになったので、是非とも着脱方法を知っておきたいところ。
そこで自力で調べてみましたが、そこはまた次回となります。





日商簿記2級合格記念・マルシン製M1ガーランドを完全分解
完全分解⓪ ・・・ 教科書と献体の紹介
完全分解① ・・・ 木被の取り外しまで
完全分解② ・・・ インナーバレル取り外しまで
完全分解③ ・・・ ガスタンク分解まで
完全分解④ ・・・ BLKガスチューブの着脱