フルサイズのライフルを何挺も寝かしておくのは限界なんで・・・
その前に。
左から、
・ M7x0.75改造ブッシュ
・ PISCO LCN-0640-M5
・ PISCO PC6-M5M
M7x0.75改造ブッシュに取り付ける継手を LCN-0640-M5 に変更することにしました。
ワンタッチ継手ではなくミニマル(締付けタイプ)です。カワイイので”みにまる君”と呼んでいます。
コクサイ・M16A1ガスセミオートは、分解・組み立て時にエンジン部のホースを着脱する必要がありますが、
このとき横から手を突っ込んで操作するため、ただでさえ硬いミニタイプのワンタッチ継手よりも、
指先でサムスクリューを回すだけのミニマルの方が良いのでは、という考えです。
実際に触ってみて分かりましたが・・・チューブの挿し込みが結構硬いので微妙かもしれません。
締付けなくてもたぶん使えはすると思いますが、締付けタイプでないと耐圧がちょっと低いんですよね。
なお、締付けタイプは最大使用圧力1,000kPaだそうです。HFC-134aが40℃のときでこれくらいです。
ミニマルもナット締めと同じく、ワンタッチ継手に比べて有効断面積が少ないという特徴を持ちますが、
M5x0.8に6mmホースの場合はもともとホースに対してネジが小さいため影響はないようです。
では組み立てスタート。
各部品の正式名称は不詳のため適当に割り当てています。
また、各部のOリングは完全にパサパサになっていたので注油しながら組み立てました。
まずはバルブシャフトとなる部品に、ストライカーとストライカースプリングを取り付けます。
ストライカーをバルブシャフト先端から通し、その次にスプリングとEリングを組みつけます。
スプリングが結構硬いためEリングの固定がキツめになっています。
なお、ストライカーを組みつける前に継手を組みつけておくとラクです。
今回は手順ミスで後回しにしてしまいました・・・
さらにリアボディと継手を取り付けます。
今回は継手にOリングを装着していますが、バルブシャフト側の溝に装着して組み立てることもできます。
この時点ではリアボディはまだ固定されていません。
バルブシャフトのリターンスプリングとその根元のOリング&座金を取り付けます。
Oリング&座金は分解時にリアボディにくっ付いたままになることがあります。
リターンスプリングがなかなか強力なうえ、細くて押さえこみづらいのでEリングの固定が難しめです。
フロントボディとトリガー支持部品を取り付けます。
この2つの部品はわずかにテーパーが付いているらしく、逆向きに挿入するのは難しいようでした。
支持部品をフロントボディに装着、そのままリアボディとネジで連結します。
ここまで組み立てれば静止状態でのガス漏れのチェックができるようになります。
自作の改造ブッシュを使っているので心配でしたが、どうやら600kPaでも漏れはないようでした。
いやー自分で仕上げたパーツが入ってると思うと、何か愛着が湧いてきますね。
最後にノズル&シアーを取り付けてエンジン完成です。
この2つは分解せず、そのままエンジン前方から装着します。
この状態でエアホースを繋ぎ、シアーを手で動かすと動作チェックが行えます。
特にスプリングを変更した場合はこの段階でアウトの場合もあり得るかと思います。
というわけで、エンジンが完成しました。
バランスよく、おしりがキュートに仕上がっております。
ミニマルは対辺8mm、改造ブッシュは対辺10mm、となっています。
純正パーツが対辺12mmなのでちょっとだけ細くなってるんですね。
バラバラの状態だとこんな感じでした。
これを考えるとなかなか(物理的に)中身の詰まったエンジンのような気がします。
○撮影機材
・ 富士フイルム FinePix S1 Pro
・ SIGMA ZOOM AF 28-80mmD F/3.5-5.6 Ⅱ MACRO
最後から2枚目の写真ではフラッシュを炊いてF32まで絞り込んでいます。
焦点距離・・・じゃなくて被写界深度がグッと出ました。(2018,09,14 23:21訂正)
他の画像はいずれもEV+1.0としています。光沢のある物体を撮る場合はコレですね。
■コクサイガスセミオート 組み立てシリーズ
① コクサイガスセミオート エンジン組み立て
② コクサイガスセミオート ストック組み立て
③ コクサイガスセミオート レシーバー組み立て・完成
④ コクサイガスセミオート バレル周り組み立て
・ 継手作り ⇒ コクサイガスセミオートのワンタッチ継手を作る