UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

FXプロセッサーのチラシ

ヤフオクで売ってあったので買ってみた。送料込350円。
なかなか売れない様子でしたが、艦これポスターのついでで。
A4サイズの・・・たぶん店頭に吊ってあるやつかな?

イメージ 1






















あんまり大きなサイズでは載せませんが、引用ということで。左がオモテ、右がウラでしょう。

今思えば笑ってしまいそうですが、登場当時はこうだったようです。
SandyBridgeではなくNehalemと当たるべきだったんでしょうね・・・
第一世代Coreは第二世代よりだいぶ発熱が大きかったようですし。

そう、チラシでは良い感じに宣伝されていますが、
IntelのSandyBridge製品群と比べたとき、Core i7に対抗できる製品がなかったのです。
コストパフォーマンス的にも飛びぬけて優れてるわけでもなく、
自作やBTOの主流である「ゲーム用途」にイマイチ向いていないという残念さ。
前世代のPhenomⅡと比較されてしまうなど、良くない状況でした。

PhenomⅡに勝る部分が多いのは確かでしたが、ゲーム用途ではPhenomⅡが好まれることもありました。
PhenomⅡは45nmの6コアで、設計は一般的なもの(やや整数演算寄りとされる)でした。
そのため、FXはシングルコア性能やゲームでの適性という点でのアドバンテージが薄く、
買い替え需要を喚起することは難しかったようです。(フルスクラッチなのに)
ソケットのAM3+はAM3と互換性があるため、CPUの乗り換え自体は容易であったはずなのですが・・・

AMDはこの失敗からか、デスクトップ向けでの市場をほとんど失い、
しかも有効打が無かった(※)ため、Ryzen登場までの6年間は”失われた6年”と呼ばれます(嘘)
(※・・・Bulldozerはフルスクラッチ、すなわち完全新規制作でかなりの力作だった)

ただ、名誉のためにひとつ言っておくと、APU事業の方は盛んであったようです。
APUはFM2/FM2+ソケットでFXのAM3+とは互換性がなく、コア数も少なめでしたが、
AMDの(Intelよりは)高性能なGPUを内蔵、さらに描画機能を活かす機能を盛り込みました。
これで重いゲームを除けばそこそこ遊べて、しかもコンパクトなPCが作れたわけです。
(※FM2+向けのGPU非搭載型も存在するがコア数据え置きのカットダウン版)

また、あんまり注目されていないようですが、AM1ソケットのAPUも発売されました。
こちらは非常に非力かつ低消費電力のAPUで、メディア鑑賞用途のHTPC向けのCPUです。
どの程度売れたのかは不明ですが、”取り外せるAtom”という感じのポジションで、
かわいいPCが作れるCPUでした。安いので興味のある方はどうぞ。

さて、話を戻しまして・・・

AMD FX の特徴
浮動小数点演算器(FPU)が2つのコアに共有され、これを1モジュールという最小単位とした。
②商用(個人向け)では初の8コアCPU
③高いクロック数と大きな発熱
④FX-9590とFX-9370は超大発熱220Wの性能特化品、対応マザーボードを選ぶ
⑤Bulldozer⇒Piledriver⇒Steamroller⇒Excavatorと続く中、
_単体CPU(=AM3+ソケット向け)として発売されたのはBulldozerとPiledriverのみ (APUは全世代に渡る)

そして今日も、FXプロセッサー自作PCⅠ)はこのブログ・・・というか筆者を支えています。
ゲーム用途では、多すぎるコア数、足りない性能、遅い浮動小数点、と酷評されっぱなしですが、
動画変換では8コア使用の整数演算が行えるため、良い感じに働いています。
チップセットの陳腐化も深刻な悩みではありますが、まあなんとかなってます。
一応ゲーム(A列車)もしばしば・・・



Intelへの反撃は後継のRyzenプロセッサーで!
看板に偽りなしという感じらしいので、是非ともあちらをオススメします。
当方は金欠につき、自作PCⅢの建造を中止、幻と化しました。
あと何年、Bulldozerを使い続けることになるんでしょうね(笑)