GPUについて 考察
GPUは主に3DCGなどの処理を行います。
CPUとGPUはどちらもProcessingUnitであり演算器です。
が、CPUはシステムの中枢にありさまざまな計算をこなす汎用品であるのに対し
このことから3DCGとほぼ無縁のサーバーマシンにはGPU周りだけを大幅に退化させたものもあります。
では、GPUのどの辺がCPUと違うのか。
CPUは簡単な計算から複雑な計算までのさまざまな計算をこなせるように設計され、
GPUは3DCG描画などを効率的に行うために最適化された設計になっています。
その結果、浮動小数点演算や並列計算の速さに大きな違いが出ており、
この2点では圧倒的にGPUの方が高速です。
ただし複雑な計算、特に並列計算ができない場合は効率が一気に落ちます。
専用DRAMが高速なのは簡単な計算や並列計算を大量に実行する場合に
ボトルネックになりやすいからだと思われます。
クロック数が低いのはパイプライン段数が浅いためだと思われ(※憶測)、
Bulldozerアーキテクチャ(CPU)の逆みたいな感じだと考えられます。
なお消費電力は個人向け製品同士で比較するとGPUの方が上です。
通常125W程度までのCPUに対してGPUは倍の250W程度のものまであります。
さらにデュアルプロセッサ環境の構築では種類の少ない
デュアルソケットのマザーボードが必要となるCPUに対して
最近のATXフルサイズのものであれば二枚挿し対応は多くなっています。
しかし残念ながらCPUもGPUもコアな部分になればなるほど情報が少なく、
ましてや大した技術的知識を持たない私の理解できる部分はほんの少しです。
なので具体的にGPUの計算能力の傾向はどうであるとか、
ダイ設計がどう違うから3DCGの処理に最適なのか、などは全く不明か憶測の範囲内です。
またここの情報はすべて簡単に調べた情報をまとめただけの考察なので
根拠不明、誤報、誤認、偏見などが含まれる可能性があります。