UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

AviSynth+ & Yadifmod2(0.0.3)

AviSynth 2.6.0 もいいけどAviSynth+のマルチスレッド対応に惹かれて・・・

導入自体は難しくないです。
私はここを参考にしました ⇒ 「 AviSynth+の開発版(マルチスレッド動作)を使う

しかし、一番ひっかかったのが同時に導入した Yadifmod2フィルター で、
x64版でいこう! と思ったらエラーを返してきます。
なぜだろうか・・・と思いながら32bit版に切り替えたらあっさり解決。
もしかすると、AviUtlが64bitである必要があるのかも・・・
(64bit版なんてあったっけ?)

なにはともあれ、nnedi3のinterp定義とシングルスレッドの呪いから解放されました。
そこで早速、nnedi3が有効である場合と有効でない場合を比較しました。

入力ファイルは 「 エンディング [FBS福岡放送1] 」 、
AviUtlでBlackmanSinc(半径8)の540p化リサイズ、あとはx264guiExで出力。


■8976 frames
AMD FX(tm)-8350 Eight-Core Processor

Yadifmod2(0.0.3)+AviSynth+(avsplus-r1841-pfmod)
Aviutl: 22.61% / x264: 14.29%(0.3690)
0時間 3分 2.4秒(182.4秒)
133.3618599343888 F/(s・CPU)

Yadifmod2(0.0.3)+nnedi3+AviSynth+(avsplus-r1841-pfmod)
Aviutl: 32.78% / x264: 11.11%(0.4389)
0時間 4分 5.1秒(245.1秒)
83.43993398428752 F/(s・CPU)


んー早い! 島風ちゃんだ!(謎)
F/(s・CPU)、つまりCPUフルロード下での速度は133fps! (※理論値)
エンコード設定も本番仕様のAU-AVCHS.1BqTSFX3.0a(ここで紹介)なので期待できます。
あとはFPUやDDR3-1333で頭打ちしないことを祈るだけ・・・

AviUtl:x264=3:1であった従来設定に比べ、2:1にまで軽くなっている点にも注目。
軽ければいいというのは賛成しかねますが、まあ重すぎるのは、ね。
まさに巧遅拙速、地デジはどんどん録画しているので60fps以上でないとダメです。



■ふろく

LoadPlugin("C:\Program Files (x86)\AviSynth+\plugins64\DGDecode.dll")
LoadPlugin("C:\Program Files (x86)\AviSynth+\plugins64\nnedi3.dll")
LoadPlugin("C:\Program Files (x86)\AviSynth+\plugins\yadifmod2.dll")

SetFilterMTMode("DGDecode_MPEG2Source", MT_SERIALIZED)
SetFilterMTMode("NNEDI3",               MT_MULTI_INSTANCE)
SetFilterMTMode("yadifmod2",           MT_NICE_FILTER)

DGDecode_MPEG2Source("R:\地デジ変換所B\エンディング [FBS福岡放送1] 2016年05月14日 27時10分00秒(土曜日).d2v")
AudioDub(last, WavSource("R:\地デジ変換所B\エンディング [FBS福岡放送1] 2016年05月14日 27時10分00秒(土曜日) PID 112 DELAY 0ms_aac.wav"))

interp=nnedi3(field=-2)

yadifmod2(order=1, mode=1, edeint=interp)

return last


「Yadifmod2(0.0.3)+nnedi3+AviSynth+(avsplus-r1841-pfmod)」 のAVSファイルです。
赤字の部分を除くと、nnedi3を無効化できます。(Yadifmod2ではedeintの定義が必須ではないため)
なお、デフォルトの位置にAviSynth+をインストールした場合を想定しています。

ちなみに、AviSynth系はレジストリで本体dllの位置を指定しています。
レジストリエディターの検索機能(Ctrl+F)で「AviSynth」と検索すると、アドレスの入った値が見えます。
まあ上書きインストールをすれば書き換えられるので、それほど気にする必要もないですが・・・
これの影響で別PCから展開済みのものをコピーしても意味がなかったりします。(AviUtlはOKなのにね。)



あ、あと1つ。
Yafifmod2(0.0.3)のダウンロードページがものすごく分かりにくいのでどうぞ。
ダウンロードページ ⇒ 「 Releases · chikuzen/yadifmod2

どうにも古いバージョンは消してるみたいで、0.0.2の紹介ページから飛んだらHTTP404で焦りました。
Releasesページなら全バージョン、つまり今後のリリースまで対応できるので、ブックマークしておきましょう。
Yadifフィルターに栄光あれ!