動画変換中・・・
キャプチャボードで撮影した動画をサンプルにして変換実験中・・・
今回は3DCGキャプチャ映像ということでアニメーションより複雑かつ動きが素早いです。
なのでこれまでの評価とは異なった結果に・・・なるかな?
評価に使用した変換設定は【XMR-HS.2b@CRF200】、解像度は640×360pxです。
ということでいくつか実験しました。
で、気になる点をまとめました。
■59.94fps⇒29.97fpsフレームレート削減は効果が薄い
30fps化しても数kbps程度しか変化せず、動きの素早いシーンでは違和感が出ました。
3DCGではスムーズな視点移動が要求されるので少々難ありです・・・
しかし逆を言えば30fpsで十分に圧縮できれば60fpsも夢ではないということです。
■Sincスケーリングも万能ではない
画面の一部に1280×720px⇒640×360pxの縮小時に発生したと思われるモアレが見えました。
これはSincでは結構発生しますが精度の少し低いLanczosやBicubicSplineにはほとんどありませんでした。
またLanczosやBicubicSplineなどに比べてビットレートが大きくなるという性質も発見しました。
(サンプルでは Sinc:438kbps、Lanczos:402kbps、BicubicSpline:395kbps)
モアレやビットレートを気にするのであればリスケーリングの方法も考えた方が良いでしょう。
スケーリングは非可逆圧縮以上に非可逆な変更ですからね・・・
画素数を減らすのですから全ての画素は変換前の映像と異なり、当然ながら元に戻すことはできません。
解像度変更をする際にはモアレが出ていないか、ボケすぎていないか、気にした方が良いかもしれません。
もっとも、何か人間にとって絶対に最適なスケーリング方法があるわけではないので
どのスケーリング方法が最適とするかは完全に変換する人の好みなわけですが。