ネタになりそうでならなさそうなのでここに書く。これってトリビアになりますか?
■夢のマイクロフォーサーズ移住計画
手元にはフルサイズ機のEOS5Dと、APS-C機のEOS10Dがある。
実を言うとEOS5Dの方が明らかに写りは良い。組み合わせるレンズがEF28-135mmなので尚更良い。
しかし、実際の稼働率はEOS10Dの方が高い。これは主に被写界深度の関係である。
被写体との距離が近い撮影では被写界深度が浅くなりやすい。
これを避けるためには絞るか、小さなセンサーサイズのカメラを使うと良い。
後者ならシャッタースピードを落とさずに済む。結果、屋内撮影ではAPS-Cばかりになってしまうのだ。
そこで急浮上したのがマイクロフォーサーズ移住計画であった。
マイクロフォーサーズはAPS-Cよりもさらに小さなセンサーサイズであるため、
レンズ交換式のカメラとしては(おそらく)最大級の被写界深度を発揮できる。
ビデオ撮影にも便利そうなセンサーサイズだ。
しかし、この計画は早くも暗礁に乗り上げてしまった。
それは後述するように、APS-Cとの被写界深度の差がそれほど大きくもなさそうだから。
■被写界深度を計算する
カシオのサイトで計算ができる。
『 カメラの被写界深度の計算 - 高精度計算サイト 』
入力すべき項目のうち「許容錯乱円径」をどうすればいいのか迷ったが、
Yahoo!知恵袋にそれっぽい回答があったのでとりあえずそういうことにした。
『 どこかのサイトでマイクロフォーサーズの50mm1.4はフルサイ... - Yahoo!知恵袋 』
フルサイズ=0.03mm、APS-C(Canon)=0.019mm、フォーサーズ=0.015mm。[要出典]
焦点距離はフルサイズ50mm、APS-C31mm、フォーサーズ25mmとした。(いずれも35mm換算50mm)
F値はF5.6、距離は0.5m。屋内撮影でいつも使っている設定だ。
計算結果は
・ フルサイズ ・・・ 33.63mm
・ APS-C(Canon) ・・・ 55.53mm
・ フォーサーズ ・・・ 67.5mm
・・・なんだか現実の撮影結果より数字がデカい気がする。最近のカメラは高精細だからだろうか。
とはいえ相対評価としては十分に使えるはずだ。フルサイズとAPS-Cの差は大きい。
フルサイズでAPS-Cと同じくらいの被写界深度を出すにはF9くらいまで絞る必要があるようだ。
一方、APS-Cとフォーサーズの差はそれほど大きくはない。
F7程度まで、つまり2/3段も絞れば追い越してしまう。
屋内撮影での2/3段はそこそこの差ではあるものの、ボディもレンズも買い替えるほどではない。
ボディ内手振れ補正など魅力的な部分も少なくないのだが・・・。
買うとしたら安値のOLYMPUS・PENになるだろう。見た目が若干気に入らないが、背に腹は代えられぬ。
標準ズームレンズと合わせて2万円もあれば一式揃う。うーん、動画撮れる割には安いね。
■EOS 7D 購入計画
上のマイクロフォーサーズ移住計画と同時に考えていた更なる 散財計画 投資計画。
先日の前ピンTAMRONの関係でマイクロアジャストメント搭載のAPS-Cが欲しくなったのである。
EOS10Dでは解像度が低くてレンズの性能がよく分からないというのもある。
EOS7Dはとにかくサイキョーなボディなので欲しい機能はだいたい入っている。
中古相場は3万円程度。先日買ったEOS5Dと同じくらいの値段である。(アレはフルサイズだけどね)
ビデオ撮影機能が搭載されているので遊び甲斐もありそうだ。
しかし同じく中古相場3万円程度のSIGMA・17-50mmの方が気になるため計画は凍結中である。
というかTAMRON・18-270mmのアレは前ピンじゃなくて像の甘さではないかと疑っている。
確認のためAmazonでピント確認用のルーラーをポチッたので近日中に結果が分かるだろう。
そもそも7千円くらいのジャンクTAMRONのために3万円のボディを調達というのはどうなのか・・・。
それにしてもSIGMA・17-50mmは本当に良さそうなレンズだ・・・。
TAMRONからも同じ焦点距離・同じF2.8のレンズが出ているが、ここは妥協せずにSIGMAにしたい。
まあ来月までじっくり考えておこう。今月はEOS5Dを買ったせいで家計が火の車どころか火だるまになりそうなのだ。