UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

嵐を呼ぶレンズ

福岡県に台風14号が接近する中、あのレンズがやってきた。




手に入れてしまいました、TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD (B008E) 」 です。
リコレにて、2022,09,15注文⇒2022,09,16発送⇒2022,09,18受取。
本体5,980円+送料550円。中古品Eランク(ジャンク)。フロントレンズキャップ付属。


商品ページには「破損、打痕有り。カビ・バルサム切れ・ヒビ割れ。」と記載されていましたが、
確認したところ、レンズ内の大きなゴミが1つ、そして前玉にカビのようなものがありました。
このカビのようなものは小さな白い点々で、表面を拭っても取り去ることはできませんでした。*1

調べたところ、TAMRONのレンズは割と簡単に分解できるようだったので、
思い切って前玉だけ外して清掃してみることにしてみました。



両面テープで貼られている飾り板を外してネジを3本外し、
さらに外枠を外すと前玉ユニットを取り外すことができます。
このとき、前玉ユニットの位置を写真に収めておくと無限遠を合わせ直す手間が軽くなります。(右の写真)

しかし、この前玉ユニットをアルコールで拭っても、カビのようなものは落ちませんでした。
そこで何を思ったか中性洗剤で水洗いを決行。その結果ユニット内に水が侵入してしまったらしく、
前玉に拭き跡のようなシミが出来るという事故を引き起こしてしまいました。
動作に問題はないものの、フレアが強く出るようになってしまった可能性があります。

台風14号で外に出られずヒマだったのでついやってしまいました・・・。
お詫びにフルサイズ機向けのTAMRONレンズを近いうちに買いたいと思います・・・。



組み立て後、無限遠と距離環のチェックをして元に戻しました。
画質のチェックとして軽くほかのレンズと撮り比べると以下の通り。

TAMRON 18-270mm
F3.5-6.3 Di II VC PZD
SIGMA 18-50mm
F2.8-4.5 DC OS HSM
Canon EF50mm F1.8 II

いずれも50mm、F5.6。EF50mmのみISO800・SS1/15、それ以外はISO400・SS1/8。
DPPで現像後、GIMPで品質80のJPEGとして保存。パラメーターは3枚とも同じ。リサイズなし。

まあ高倍率ズームですからね・・・。
というかTAMRON君だけアナログスティックにピントが合っているような・・・?
AFは中央のPSボタン目掛けて行っているはずなのですが、4枚撮って4枚ともこうでした。

そして一番優秀なのはSIGMA君ということで。
EOS10Dよりももっと高解像度のボディでもイケそうな画質なので前向きに検討しちゃおう。



でもやっぱりTAMRON・18-270mmの前ピンが気になるので追加テスト。



キーボードの「J」にAFして撮影したものです。30mm、ISO400、F5.6、SS1/8。撮影後に画像中央をトリミング。

うーん・・・そんなに前ピンでもないような? あるいは被写体のコントラストにもよるのか?
AF精度は基本的にボディ性能のせいだろうと思うんで、そうするとEOS10Dが古すぎるせいか・・・?
一応、外(台風14号の目の中)で撮ってみてもやっぱり気持ち前ピンのようには感じるんですが・・・。

このレンズはちょっとF値が大きい(18mmでF3.5)ので、SIGMA(18mmでF2.8)よりは
AF精度が低くなるのは避けられないと思いますが、もっと新しいボディならあるいは・・・?
EOS40Dくらいまでならまあ買えなくもなさそうではあるんですがね。どうしたもんでしょう。



■追記 at 2022,09,19 21:27

EOS10DのAFフレームを自動選択にしてどのAFフレームが光るか確認してみたところ、
18mmでは明らかに距離の異なる被写体に重なっているAFフレームが同時に光ってしまいました。
22mm、30mm、50mm、と画角を狭めていくと、同じくらいの距離の被写体に重なっているAFフレームしか
光らないようになるようでした。(実験は屋内かつ1.5mほどの距離で行いました)

広角端ではガバガバAFなので要注意、といったところでしょうか・・・。
被写界深度が深すぎる+被写体が小さすぎる=ピント合わない。
ある程度絞っていて、被写体までの距離があれば、18mmの被写界深度にものを言わせて
パンフォーカスで撮ってしまうというのも手ではありますが、屋内では厳しいと思います。

ところがEOS20DのデジカメWatchの記事を読み返してビックリ。

焦点距離17mmで絞りF5.6での撮影では、わずかに前ピン気味になった(写真1A)。なぜだか、このビルを広角側で撮影すると、程度の差はあれどほとんどの場合、前ピン気味になる。これは窓が並んだ繰り返しパターンなので、AFの苦手とするところなのだろう。しかし、あとで見るように望遠側では問題がない。測距フレームがそれほど広いわけではないので、なぜ前ピン傾向になるのだろうか。

( 出典 : https://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2004/10/22/296.html

ファッ!? ウチのEOS10Dとまったく同じじゃないか・・・(驚愕)
EOS20D+EF-S17-85mmでも起こるわけだからキヤノンボディの問題、はっきり分かんだね(指摘)





■撮影機材
Canon EOS 10D + レンズいろいろ
EOS40Dは1万円くらいで買えるみたいですが、背伸びして EOS M というのも良いなぁーと。
でもどうなんでしょう。フルサイズのEOS5DがあるのにAPS-Cボディを買い増すのは・・・?

*1:もしかすると張り合わせレンズの接着剤の劣化だったのではないかと後から思った。カビにしては菌糸が見えないし。バラすべきではなかったな・・・(後悔)