UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

カビ培養器と化したEF28-135mm F3.5-5.6 IS USM

白カビ感染爆発 ~画質崩壊の瀬戸際~


2022,09,09、某リサイクルショップ(オンラインストア)にてEF28-135mmを発見。
中古品Bランクで7,590円(+送料770円)。これは安い。ヤフオクのヤバげなアレでもそれくらいする。
そこで喜び勇んで購入ボタンをポチリ。翌日には早速届いた。



商品ページには記載がなかったがEW-78BIIフードが付属した。なおさらオトクじゃないか・・・(喜)
スレはまあ年代相応だが、ピントリングやズームリングのゴムは劣化していないようだった。



で、このレンズが売れ残ってた理由はたぶんコレ↓



商品ページの写真だともっとクッキリした白い何かとして写っていた。
一見するとコーティングが死んでるか、接着剤か何かが塗り付けられているようにも見える。
が、この正体は劣化した(破損した?)C-PLフィルターだったようだ。



どんだけ劣化すればこうなるのかね・・・?
たぶん偏光膜か何かが剝がれてきているのだろう。
C-PLフィルターは普通に使っても数年で寿命が尽きる製品だからどの道長くは使えない。



さて、肝心のレンズは・・・



( 右下の写真のみフラッシュON )

ちょっと待てぃ!! (AIZK食堂)

さすがにヤフオクでもここまでカビてねぇ・・・。まさにシケた野郎だ・・・。
たぶんさっきのC-PLフィルターを付けっぱなしにしてて、気づいたらこの有様だったんだろう。
カビのおかげで安くなったわけだ。というかさっきのC-PLフィルターも湿気で死んだんじゃ・・・
フィルターを付けっぱなしにしてはいけない(戒め)

見た感じではカビの大部分は一番前の玉の前側(触れる部分)に集中している。
・・・というかこの部分がカビすぎてて中が見えない(絶望)
一番後ろ玉には少しシミ(カビ・クモリではない)があるような気がするが大したことはない。
たぶん一番前の玉だけキレイにしとけば普通の中古品になってくれるだろう。オトクかな?

付属のフードもホコリだらけだったが、これはフルプラスティック製(+起毛)だから水洗いにしよう。キャップも水洗い。
レンズの外装(玉以外)はアルコールティッシュで軽くウイルス対策しておこう。(カビは菌だろ)



そういうことで、新たなレンズが手に入った。
EOS5Dで使える手ブレ補正付きレンズはコレしか手元にないのでうまくやるしかない。



カビ被害は散々だったが、AF、IS、ズームのいずれも問題はないようだった。
前玉のカビさえなければ市場価値が1.5倍くらいにはなりそう。
とりあえずHAKUBAのクリーニングティッシュをポチッたので届き次第拭ってみようと思う。


試しに一枚。


50mm、ISO640、SS1/13、F5.6。DPPでRAW現像。

割とマトモに撮れている印象。
でも左アナログスティックの影が落ちている部分に白い何かが見える。カビか?ゴミか?
今後色の濃いものを撮ったら分かるかもしれない。要検証。

経験則上、カビの影響は明るい場所で大きく絞った撮影を行うと見えやすくなる。
屋内の撮影で何ともないように思えても、屋外に出てみれば気になってくるかもしれない。
近いうちに晴天の空を撮ってみよう。もしかするとヤツの影が見えるかも・・・。


ついでにデジタルレンズオプティマイザ(DLO)も試してみた↓


DPPから、DLO50、色にじみON、周辺光量100、歪曲100として補正。

周辺光量はなかなかキレイに補正された。色収差も少し良くなった・・・かもしれない。
もともと優秀なレンズだからか、あるいは日の丸構図だからか、シャープネスフィルターが強化されただけにも見える。
歪曲収差の補正は糸巻型扱いのようだ。もっと四角いもので試したい。


コチラは EF50mm F1.8 II を使って先日撮ったもの(比較用)↓


50mm、ISO800、SS1/15、F5.6。DPPでRAW現像。DLOなし。

まあさすがに単焦点のほうが画質は上だよねー。(そだねー
しかしシャッタースピード2段分(公称)の手ブレ補正は控えめだが効果はありそうだ。
50mmだと分かりにくいが、135mmまでズームするとファインダーでも分かるくらい補正してくれる。
見比べてみると少し歪曲収差があるような・・・? 今度チェックしておこう。



気になったので件のC-PLフィルターを消毒用のアルコールティッシュ *1 で拭ってみたところ、
青い物質を拭き取ることに成功した。ペニシリン作れそう。



しかし、偏光膜の剥がれのような症状は改善しなかった。
指で触ってみたが、どうやら内部で剥がれているらしく表面に凹凸はなく、
押しても気泡のような部分が潰れることはなかった。

ただし、偏光膜としての機能は失っていないらしく、液晶パネルに向けた状態で前枠を回転させると
液晶の色味や明るさが変化する様子が観察できた。つまり偏光膜自体は壊れていないということだろう。
いったい何があったのやら・・・。



次回の記事↓






■撮影機材
Canon EOS 10D + SIGMA 18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM
Canon EOS 5DCanon EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM ・・・ 試写に使用
カビは見た目ほど写りに影響しないってそれ一番言われてるから(自説)

■更新履歴
2022,09,17 15:37 ・・・ 次回の記事へのリンクを追加

*1:水が含まれているため拭き跡が残りやすい。注意されたし。