カビ取りって言うほどの作業ではなかったので・・・
前回の記事↓
先日入手したEF28-135mm君↓
この状態で福岡県の青空（大気汚染により霞みアリ）を撮影するとこうなりました↓
135mm、ISO800、SS1/125、F36。ホワイトバランスは自動。絞り優先モード。（EF28-135mm）
なんか空飛ぶタイヤ（痕）みたいな影が写ってますね・・・。
このほか近所でいろいろ撮ってみたりしましたが、かなりフレアが激しく世界が輝いて見えました。
白い家の外壁がLED並みに光り輝くので何を撮っても芸術的な写真になってしまいます。
このままではいろいろとマズいので今回はカビをキレイにしようと思います。
培養皿と化しているのは前玉の前側なので、分解せずにアルコール除菌でチャレンジ。
使用するのは急遽Amazonで買ってきたHAKUBAのクリーニングティッシュ。
50枚入りで438円（2022,09,10）。成分はIPAと水が半々らしい。*1
これでダメなら中性洗剤かなぁ、と思いながら拭き上げた結果・・・
落ちろ！・・・落ちたな（確認）
想像以上に軟弱なカビ菌だったらしく、あっという間に消えてなくなりました。
よく見てみるとレンズ表面に小さな浅いキズがありましたが、元からなのか拭き上げ時についたのかは不明です。
そんなにガシガシやってはいないし、キズは線状ではなかったのでおそらく元からだと信じてますが・・・
いずれにせよ小さく浅かったので影響はほとんどないでしょう。
この後、後ろ玉と外装をやはりアルコール除菌して、フードとキャップは洗剤で洗いました。
これでもうカビ菌のおうちは行政代執行されたも同然。レンズはカビの山から美しいガラス玉に変身しました。
そこで試しにPCのディスプレイ（最高輝度）に真っ白な画像を表示させてパシャリ。
135mm、ISO1600、SS1/25、F36。絞り優先モード。（EF28-135mm）
・・・あれ？ 直ってない。
まさかレンズの中が傷んでいるのか・・・？ と血の気が引くような予想を立ててしまいましたが、
これより前にEF50mmやSIGMA・28-80mmでホワイトバランス用に撮っていた写真を確認したところ・・・
50mm、ISO100、SS1/15、F5.6。絞り優先モード。（EF50mm F1.8 II）
あっ（察し）
さっきの黒い何かが写っていたあたりにちょうど黒いシミがあります。
F値が小さいのでかなり薄っすらとしか写ってませんが、これは間違いなく同じヨゴレですね。
そこでイメージセンサーにエアダスター（ガス缶）を軽く吹き付けてみるも効果なし。
仕方がないので乾いたマイクロファイバー製クリーニングクロスを丸めて棒状にし、
非 常 に や さ し く イメージセンサーを拭って、仕上げにエアダスターを軽く吹き付けました。
（ 下手するとカメラボディがお亡くなりなので慎重に ）
その結果・・・
135mm、ISO800、SS1/13、F36。絞り優先モード。（EF28-135mm）
素晴らしい白さになりました。
まだ多少のゴミは残ってるようですが、普通に使ってる限りはF36まで絞ることはまずありませんし、
F36まで絞らなければ影響は非常に小さいものです。そして小さなゴミまで完全に取り去るのは非常に面倒。
これだけキレイなセンサーなら青空でも何でもキレイに撮れることでしょう。
カビの影響を調べるために軽く撮って回ったときになかなか悪くないレンズと感じましたし、
今後はEOS5Dと組み合わせてアレコレ撮って遊べると思います。
まあ贅沢を言えばもうちょっと手ブレ補正の効きが強いと良いのですが・・・。
ついでにFマウントの骨董品もキレイにしてみました。
（ 上 ： TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II (A14N) ）
（ 下 ： COSINA 28-210mm MC 1:4.2-6.5 ASPHERICAL IF ）
TAMRON、COSINAともどもカビありでしたが最前部にしか生えてなかったのでキレイにできました。
ただこの2本はゴミの大量混入や中玉のクモリがあるので程度としては並品～難あり品でしょうね。
カビの養殖場にならないだけマシですが・・・。
■撮影機材
・ Canon EOS 10D ＋ SIGMA 18-50mm F2.8-4.5 DC OS HSM ・・・ 特記がないものはコレで撮影
・ Canon EOS 5D ＋ Canon EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM ＋ Canon EF50mm F1.8 II
フルサイズ機の画質はスゴい。
■更新履歴
2022,09,17 15:34 ・・・ 前回の記事へのリンクを追加
