マルシン工業 U.S. M1カービン EXB2 [ファーストインプレッション]
とうとう発売! 進化したCO2仕様M1カービン!
■重量(実測)
・ マガジンなし : 1.80kg
・ マガジンあり : 2.31kg (CO2カートリッジ込)
Airgun.jpにて購入。本体42,850円+送料850円。
2018,04,19購入、2018,04,20発送、2018,04,22到着。
コチラはウォールナットストック仕様になります。ブナストックも同時発売です。
最近のマルシン製品としては珍しく、ト派手な黄色一色の化粧箱です。
しかもなんとフルカラー取扱説明書付き。(内容はいつも通り)
ただしCO2カートリッジは付属しません。
なかなか気合の入った外箱と取説にワクワクでしたが、
あはーブローバックのパワーについては・・・まあCDXを知らないのでアレですが。
ちょっと後退時のフリクション(抵抗)が大きいような気がするのでその辺の影響もあるのかな?
なお、「EXB」は、「エキサイティングブローバック」の略で、
ブローバックスピードを重視しているそうです。Five-seveNと同じシリーズになります。
いくらか(カートリッジ2本分)撃ってみたんですが、
どうにも”肩にくるリコイル”というよりは”指にくるリコイル”のような感じがします。
まちょっと意味分からないと思いますが実際そうなので・・・
たぶんですが、M1カービンのトリガー周りがレシーバーにガッチリ固定されてる影響で、
ボルトのリコイルショックがモロにトリガーに伝わり、指がキーンとなるんだと思います。
この指がキーンとなる感じは初体験ですが・・・ちょっとシビれます。そのままの意味で。
なお肩にくる方のリコイルはそこまで強くないようです。残念。
もちろん弱いというほどでもありませんが、M1カービンのイメージ通りなリコイルです。
ほかに気になった点として、照準器の位置が低く、
いつも(フルサイズライフル)より高めに構える必要があるように感じました。
アッパーハンドガードの影響で視界もちょっと悪い気がします。
あと全体的に小ぶりなライフルなので若干サブマシンガン感が・・・一応カービンなんですけどね。
慣れの問題もあると思いますが、マガジンのリロードもちょっと気になります。
ハウジングがないので上や横から見ると、どこに挿せばいいのか分かりにくいです。
また、マガジンキャッチや差込口が割とカッチリしていて自重で落下しづらいようでした。
最後にもう一点。実銃通りなのかそうでないのか分かりませんが、ホールドオープンしません。
ついでに初速も測ってみました。
■計測環境
・ 気温 : 25℃
・ 湿度 : 42%
・ 距離 : 銃口から測定器まで約3cm
・ BB弾 : 東京マルイ製 6mm0.20g プラスティック、再利用弾
・ ガス注入 : 新品CO2カートリッジを装填後すぐに計測
・ ホップ : 未調整
・ 測定器 : XCORTECH X3500
平均80.33m/s、平均0.780J。
CO2ならもうちょっと攻めても良いような気はしますが、ガスガンとしては良い弾速でしょうか。
マルシンKar98Kとだいたい同じ感じの初速、安定性もOK。あとは命中精度次第でしょうか。
実射が楽しいライフルかもしれません。
油差しついでに分解までしちゃいまーす。CDXと同じ手順です。
ここまで分解防止策は特に見当たらず、ネジの頭も全部キレイでした。
ここからアッパーレシーバーを分解するには、5/64inch(左側面)と2.5mm(右側面)の
六角棒レンチが必要です。5/64inchについては2.0mmでもよさそうな感じでしたが一応。
「G-3 リコイルSPシャフト」を見てみましょう。
マルシンニュースに出てた試作品が採用されたようですね。
この部分もCDXから進化していて、フリクション低減に貢献しているそうです。
『 僕のM1カービンを紹介します。M1の続報。 – マルシン工業株式会社 – MARUSHIN 』
この部分にも油が差してありましたが、経験則から軽く拭き取ってみました。
結果、あんまり変わった感じはしませんでした・・・(失敗)
やっぱり一番のフリクション発生源はハンマーだし分かりにくいかなぁ。
こちらはボルトです。
中に銀色のモノが見えます。たぶんアルミピストンだと思います。
真鍮ピストン仕様とかも発売になるんでしょうかね?
たぶんですが、ピストン重量が軽いとハイスピードに、重いとハードキックになる傾向があると思います。
まあこのボルトはアルミでも十分重いんですが・・・
これがハンマーです。
一見”ローラーかな?”と思いましたが、ただ真ん中が盛り上がってるだけでした。
奥には「S-11 ダンパーラバー」が見えます。この部分でボルトを受け止めるようです。
このダンパーラバーはハマってるだけなので、気を付けないとポロッと落として無くしそうです。
今回バラしたのはここまで。
CO2の割にはまあまあバラせるなーと思いましたが、
大事なところには改造防止策が施されていると思うので、どこまでバラせるのかは不明です。
と、いうことでM1カービンEXBでした。
まあ感想をガッツリ書くのは今後しっかり遊んでみてからでも遅くないかなーと思ってます。
( 今は”指にくるリコイル”のことしか頭にないのです )
M1ガーランドとツーショット。どちらも6mm版のウォールナット仕様です。
まあまあ似てますね。なぜ”ベビーガーランド”というあだ名がつかないのか不思議です。
M1カービンの方が小型・軽量で取り回しが利くように思いました。
ガーランドの方は折損したローラーピンを交換予定で、その記事でまた登場すると思います。
いやーしかしいつ見てもキレイ。マルシンガーランド以上の傑作トイガンはまだ見つからない。
撃ち比べてみるとやっぱりガーランドの方がリコイル強いね・・・
どういうことなのM1カービン・・・
■追記 at 2018,04,25 02:46
なんかとんでもなくインナーバレル(I-10)が短いんですがそれは・・・(困惑)
銃口を覗いてみたところインナーバレルが入ってないのかと見紛うほどでした。
Shortが先に開発されたM1887は別として、M1、Kar98K、M1892の6mmは
どれも銃口ギリギリまでインナーバレルが伸びていることを考えると、
M1カービンの特徴的な点のひとつと言えるのではないでしょうか。
まあ理由はWAM4よろしく威力的なところで伸ばすとマズイんだろうと察しはつきますが、
じゃあ逆に伸ばしたらアングラウェポンになるのかなと、悪い興味が・・・(この長さで80m/sだし)
インナー延長による威力上昇はブローバックエンジンの特徴なので仕方ないのです。
なお、M1カービンEXB2はおそらく負圧式エンジンで、空撃ちでも銃口からガスが出ます。
インナーバレルは基本的に長いほど命中精度が上がるとされていますが、
長いばっかりで当たらない機種もあれば、短いわりにはよく当たる機種もあり、
構造だけでは判断できないので・・・誰かグルーピングを測ってみてください!
■追記 at 2018,04,23 01:50
本文の通り、ブローバックのキック力はアレですが、
CO2ガスガンというだけあって、ブローバックスピードと発砲音は大迫力です。
やっぱり(減圧した)高圧ガスの瞬発力はバツグンです。
しかもバルブが大き目なので、作動面でかなり有利な構造だと思います。
そもそもCO2は何気圧くらいまで減圧してるんでしょうね?
圧力が高くても発射ガスルートを狭めれば初速は落とせますし、
あのブローバックは1,000kPa(≒HFC-134a@40℃)くらいありそうな感じですが・・・
工具が手に入ったらCO2マガジン(FN5-7)のカッタウェイ作ってみようかと検討中です。
まあ真っ二つにしちゃうんで元には戻りませんが、ちょうど故障マガジンが1本あるんで・・・
注入バルブ周りは水栓ドライバーで外せるし、この部分については
M1カービンEXBの説明書に展開図がありますから、やっぱり秘密は放出バルブだと思うんですよね。
どうにも構造的に限度圧を設定しているような気がするんですが、まあ現時点では謎ですね。
■加筆・修正 at 2018,04,22 18:40
ツーショット部分の文章を増量。ほか誤字の修正。
■修正 at 2018,10,13 18:10
一部の表現を修正。
■重量(実測)
・ マガジンなし : 1.80kg
・ マガジンあり : 2.31kg (CO2カートリッジ込)
Airgun.jpにて購入。本体42,850円+送料850円。
2018,04,19購入、2018,04,20発送、2018,04,22到着。
コチラはウォールナットストック仕様になります。ブナストックも同時発売です。
最近のマルシン製品としては珍しく、ト派手な黄色一色の化粧箱です。
しかもなんとフルカラー取扱説明書付き。(内容はいつも通り)
ただしCO2カートリッジは付属しません。
なかなか気合の入った外箱と取説にワクワクでしたが、
あはーブローバックのパワーについては・・・まあCDXを知らないのでアレですが。
ちょっと後退時のフリクション(抵抗)が大きいような気がするのでその辺の影響もあるのかな?
なお、「EXB」は、「エキサイティングブローバック」の略で、
ブローバックスピードを重視しているそうです。Five-seveNと同じシリーズになります。
いくらか(カートリッジ2本分)撃ってみたんですが、
どうにも”肩にくるリコイル”というよりは”指にくるリコイル”のような感じがします。
まちょっと意味分からないと思いますが実際そうなので・・・
たぶんですが、M1カービンのトリガー周りがレシーバーにガッチリ固定されてる影響で、
ボルトのリコイルショックがモロにトリガーに伝わり、指がキーンとなるんだと思います。
この指がキーンとなる感じは初体験ですが・・・ちょっとシビれます。そのままの意味で。
なお肩にくる方のリコイルはそこまで強くないようです。残念。
もちろん弱いというほどでもありませんが、M1カービンのイメージ通りなリコイルです。
ほかに気になった点として、照準器の位置が低く、
いつも(フルサイズライフル)より高めに構える必要があるように感じました。
アッパーハンドガードの影響で視界もちょっと悪い気がします。
あと全体的に小ぶりなライフルなので若干サブマシンガン感が・・・一応カービンなんですけどね。
慣れの問題もあると思いますが、マガジンのリロードもちょっと気になります。
ハウジングがないので上や横から見ると、どこに挿せばいいのか分かりにくいです。
また、マガジンキャッチや差込口が割とカッチリしていて自重で落下しづらいようでした。
最後にもう一点。実銃通りなのかそうでないのか分かりませんが、ホールドオープンしません。
ついでに初速も測ってみました。
■計測環境
・ 気温 : 25℃
・ 湿度 : 42%
・ 距離 : 銃口から測定器まで約3cm
・ BB弾 : 東京マルイ製 6mm0.20g プラスティック、再利用弾
・ ガス注入 : 新品CO2カートリッジを装填後すぐに計測
・ ホップ : 未調整
・ 測定器 : XCORTECH X3500
平均80.33m/s、平均0.780J。
CO2ならもうちょっと攻めても良いような気はしますが、ガスガンとしては良い弾速でしょうか。
マルシンKar98Kとだいたい同じ感じの初速、安定性もOK。あとは命中精度次第でしょうか。
実射が楽しいライフルかもしれません。
油差しついでに分解までしちゃいまーす。CDXと同じ手順です。
ここまで分解防止策は特に見当たらず、ネジの頭も全部キレイでした。
ここからアッパーレシーバーを分解するには、5/64inch(左側面)と2.5mm(右側面)の
六角棒レンチが必要です。5/64inchについては2.0mmでもよさそうな感じでしたが一応。
「G-3 リコイルSPシャフト」を見てみましょう。
マルシンニュースに出てた試作品が採用されたようですね。
この部分もCDXから進化していて、フリクション低減に貢献しているそうです。
『 僕のM1カービンを紹介します。M1の続報。 – マルシン工業株式会社 – MARUSHIN 』
この部分にも油が差してありましたが、経験則から軽く拭き取ってみました。
結果、あんまり変わった感じはしませんでした・・・(失敗)
やっぱり一番のフリクション発生源はハンマーだし分かりにくいかなぁ。
こちらはボルトです。
中に銀色のモノが見えます。たぶんアルミピストンだと思います。
真鍮ピストン仕様とかも発売になるんでしょうかね?
たぶんですが、ピストン重量が軽いとハイスピードに、重いとハードキックになる傾向があると思います。
まあこのボルトはアルミでも十分重いんですが・・・
これがハンマーです。
一見”ローラーかな?”と思いましたが、ただ真ん中が盛り上がってるだけでした。
奥には「S-11 ダンパーラバー」が見えます。この部分でボルトを受け止めるようです。
このダンパーラバーはハマってるだけなので、気を付けないとポロッと落として無くしそうです。
今回バラしたのはここまで。
CO2の割にはまあまあバラせるなーと思いましたが、
大事なところには改造防止策が施されていると思うので、どこまでバラせるのかは不明です。
と、いうことでM1カービンEXBでした。
まあ感想をガッツリ書くのは今後しっかり遊んでみてからでも遅くないかなーと思ってます。
( 今は”指にくるリコイル”のことしか頭にないのです )
M1ガーランドとツーショット。どちらも6mm版のウォールナット仕様です。
まあまあ似てますね。なぜ”ベビーガーランド”というあだ名がつかないのか不思議です。
M1カービンの方が小型・軽量で取り回しが利くように思いました。
ガーランドの方は折損したローラーピンを交換予定で、その記事でまた登場すると思います。
いやーしかしいつ見てもキレイ。マルシンガーランド以上の傑作トイガンはまだ見つからない。
撃ち比べてみるとやっぱりガーランドの方がリコイル強いね・・・
どういうことなのM1カービン・・・
■追記 at 2018,04,25 02:46
なんかとんでもなくインナーバレル(I-10)が短いんですがそれは・・・(困惑)
銃口を覗いてみたところインナーバレルが入ってないのかと見紛うほどでした。
Shortが先に開発されたM1887は別として、M1、Kar98K、M1892の6mmは
どれも銃口ギリギリまでインナーバレルが伸びていることを考えると、
M1カービンの特徴的な点のひとつと言えるのではないでしょうか。
まあ理由はWAM4よろしく威力的なところで伸ばすとマズイんだろうと察しはつきますが、
じゃあ逆に伸ばしたらアングラウェポンになるのかなと、悪い興味が・・・(この長さで80m/sだし)
インナー延長による威力上昇はブローバックエンジンの特徴なので仕方ないのです。
なお、M1カービンEXB2はおそらく負圧式エンジンで、空撃ちでも銃口からガスが出ます。
インナーバレルは基本的に長いほど命中精度が上がるとされていますが、
長いばっかりで当たらない機種もあれば、短いわりにはよく当たる機種もあり、
構造だけでは判断できないので・・・誰かグルーピングを測ってみてください!
■追記 at 2018,04,23 01:50
本文の通り、ブローバックのキック力はアレですが、
CO2ガスガンというだけあって、ブローバックスピードと発砲音は大迫力です。
やっぱり(減圧した)高圧ガスの瞬発力はバツグンです。
しかもバルブが大き目なので、作動面でかなり有利な構造だと思います。
そもそもCO2は何気圧くらいまで減圧してるんでしょうね?
圧力が高くても発射ガスルートを狭めれば初速は落とせますし、
あのブローバックは1,000kPa(≒HFC-134a@40℃)くらいありそうな感じですが・・・
工具が手に入ったらCO2マガジン(FN5-7)のカッタウェイ作ってみようかと検討中です。
まあ真っ二つにしちゃうんで元には戻りませんが、ちょうど故障マガジンが1本あるんで・・・
注入バルブ周りは水栓ドライバーで外せるし、この部分については
M1カービンEXBの説明書に展開図がありますから、やっぱり秘密は放出バルブだと思うんですよね。
どうにも構造的に限度圧を設定しているような気がするんですが、まあ現時点では謎ですね。
■加筆・修正 at 2018,04,22 18:40
ツーショット部分の文章を増量。ほか誤字の修正。
■修正 at 2018,10,13 18:10
一部の表現を修正。