UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

「健康新聞」が届いてたんだけど・・・

なんだこれ? と思ったが・・・何か宗教団体のものの様子。

「健康新聞」は「新健康教会」発行の広報誌のようなもので、
内容には「盟主様」、「~治る」、「自然農法」やらという見出し。
Webで検索すると、ホームページやまとめサイトがヒット。
新興じゃない新興宗教みたいな印象。信じる人次第か。(僕は入信しません・・・)


「盟主様」というのは(信徒にとっては)偉い人らしい。「浄霊法の創始者」とあった。
「御論文」が一番最初に載っているのもそういうことだろうか。
創始した「浄霊」なるものがこの新聞の内容の主軸を担う。
「病気が治る」というのが主な効果らしいが、「危機を免れる」というのもある様子。

また、「浄霊」は「御守護」を頂くための操作となることもあるようだった。
おそらく事後に浄霊すれば単に「浄霊」、事前に浄霊すれば「御守護を頂く」、ということになるのだろう。
浄霊を行う人は盟主様でなく、周辺の人である場合もあるようだが、
浄霊を行うために各支部へ出向くというのは共通だった。
なお、2度目の浄霊は御守護の効果で守られるので必要ないのかもしれない。


「自然農法」は新聞の末尾に掲載されていた。
古代ギリシア時代の元素(火・空気・水・土)を匂わせつつ、「土には非科学的な養分がある」という感じだった。
肥料の投与によって作物が肥料に依存し、土の養分を吸い上げる性能を低下させる、らしい。
文によると肥料を投与するものは「土というものの本質」を知らないのだという。
また、土に対する肥料の投与を、人間に対する麻薬の投与に例えていた。

文中には「浄土」という言葉も含まれていた。
特に浄化方法のようなものは提示されていなかったが、先述の「浄霊」と何か関係があるかもしれない。



しかし、私のような「科学信者」とでもいうべき人間からすれば、内容はたいへん杜撰なものである。
数学や科学の世界では当然のことだが、事象を並べただけでは証明にはならない。
その試行と事象を結びつける定理、そしてその証明があって初めて論理となる。
だがこの新聞の内容には、単に事象しか掲載されず、その信憑性は証明されていない。

科学に対して杜撰な反例を挙げても納得のしようがない。
赤子のように駄々をこねるだけで、現実に存在する論理を直視しようとしない。
そして何かあったらすぐに「奇跡」。それは偶然ではないのか? それとも偶然=奇跡なのか。
しかも全部が全部「浄霊」のおかげ、ですか。

それに肥料の項に関して言えば、肥料を与えるということは何も特別なことではないだろう
自然の中では動物の排泄物や死骸が、また植物の枯葉や残骸が、肥料となり土地を肥やす。
焼畑農業のように人の手でこれを起こすこともある。燃やした植物の残骸は肥料になる。
人の手で肥料をまくことはこれらと同じく、土地に養分を与える手段でしかない。
もし、「土」という物質自体に養分が含まれている、というのであれば、それも全く理解できない。

人の手で行う、また科学的で無機質な手段である、ということに嫌悪感を覚えるのかもしれないが、
残念ながら人間の体は細胞の集まりであるし、ダイアモンドも黒鉛と構造が違うだけである。
この世にファンタジー的な何かを期待するにしても、もう少し別の場所であるべきだろう。
また、新聞にあるものは「自然農法」にこじつけた別の宗教的な思想であるように思える。



なにより一番気になっているのは「誰がこの新聞を引き入れたのか」ということ。
新興宗教や妙な占星術(まがい)にハマりかけの短大文系(卒)が1人いるのでもしやとは思うが、
協会側からの勝手な投函かもしれない。
⇒協会側からの勝手な投函であった。今時この方法は時代遅れだろう。

何も「異教徒を排する」というわけではないが、正直どうなのか聞いてみたい。
この新聞に共感するのか、それとも期待外れなのか。
⇒そもそも興味を示したのは私だけだった。文を読んだのも。ある意味では私が一番興味を持っていた。