冬場になってから急にPOSTでメモリエラー(-・・・)になることが増えた自作PC。
この現象について1つの仮説を立ててみた。
その名も「帯電説」。
※ 文中で電位とか使ってますがあんまり意味分かってません。
■いつ起動しないのか
最近になってから、しかも起動時のみ不具合が発生する。
これは言い換えれば「冬場の電源投入時」に相当する。
冬場・・・そう、静電気などが帯電しやすい時期である。
※反論1 : 電源投入時に限る理由を説明できていない
■なぜメモリエラーなのか
DDR3メモリはDDR2メモリより低電圧化が進み、ついに定格1.5Vまで低下している。
これにより低消費電力化が進んだが低電圧化は不安定化の原因となってしまう。
帯電によって電位の上昇したメモリは1.5Vでは十分に通信ができない、
あるいは電荷を十分に蓄える、あるいは放電することができなくなっている可能性がある。
またメモリの大部分が不良導体で作られていることや
自作PCのアース線が接続されていないことも原因となっている可能性がある。
※反論1 : 電源投入時に限る理由を説明できていない
■なぜCPUにはエラーが出ないのか
DDR3と同じかそれ以上に低電圧で駆動するCPUも当然ながら不安定になると思われる。
しかしCPUは元々電圧変化に敏感であるため専用の大型VRMを持っている上、
電圧が可変化されたため特に電位に関しては十分な調整能力があると思われる。(要出典)
ヒートスプレッダなどが金属製であることも帯電に耐性がある理由であると考えられる。
※反論2 : メモリにもCPUのものほどではないがVRMはある
■ではどうすればいいのか
帯電を防ぐためにはアース線を接続することが最も簡便かつ一般的な方法である。
しかしアース線を接続する場所はどのコンセントにでもあるわけではなく、
むしろ洗濯機置き場くらいにしかない場合すら考えられる。
とするともはや打つ手はなく、ただただ帯電した電気を放電しきるのを待つしかないのである。
メモリを抜き挿しするという方法もあるがメモリに過剰なストレスを与える恐れがある。
よって最善の対抗手段は放置なのである。
■そもそもなぜここまで帯電しやすいのか
帯電には様々な理由があるが電磁波や漏電による影響が考えられる。
あらゆる電子機器・回路は多少なれども漏電の可能性がある。(要出典)
特に不良導体である基板に作られる回路は帯電の原因になりやすい。
すなわち自作PCの発展と等しい大型化・多機能化そのものが原因となっているのである。