空冷がダメなら電気で冷やそう!
どうにも空冷だけでは力不足のようなので電気で冷却することにしました。
電気で冷却・・・そう、ペルチェ素子による冷却です。
電流を流すことにより放熱側と吸熱側の熱交換が可能です。
また放熱側と吸熱側に温度差を作ることによって発電もできるとか。
で、まあこのペルチェ素子はAmazonなんかでも売ってあります。
何が良いかというと・・・
・ 気温以下まで温度を下げられる
・ 小型
この2点ですね。
空冷が大がかりでなおかつ気温以下に下げられないのに対して
こちらは素子自体は小型でなおかつ気温以下まで下げられます。
ただし問題点もあります。
・ 消費電力が大きい
・ 発熱が大きい
空冷が低消費電力(自然空冷は無電力)で発熱をほぼ起こさないのに対して
ペルチェ素子は本体の発熱と吸熱の効果による発熱があるため高温になります。
そのためいくら素子自体が小型でも冷却設備は大型になってしまいます。
また電源設備への負担が大きいため容量の大きな電源が必要になります。
で、設備の構造を考えてみました。
白 : 熱伝導シート
茶 : 金属パイプ
灰 : ペルチェ素子
HDD5台にまたがる形で熱伝導シートとヒートパイプを設置し、
さらにそれにクロスする形でペルチェ素子までの架け橋を作ります。
こういうものの設計に関する知識は皆無なので正直どの程度熱が伝わるのかは分かりませんが
とりあえずよく伝わりそうな感じにはしておきました。
なおペルチェ素子取付け部は内部へ向かって少し曲げる予定です。
そうしないとペルチェ素子用のクーラーが取り付けられないので・・・
なおペルチェ素子用クーラーはちょうど「Intel純正CeleronG530付属クーラー」と
「AMD純正SempronX2 190付属クーラー」が余ってたのでどちらかを使おうと思います。
どちらもCPU用のものなので力不足ということはないでしょう。