UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

KSC M1911A1 SYSTEM7 【ファーストインプレッション】

これは記録にない銃・・・まさにトイガン界の”ゴースト・ガン”。

■KSC M1911A1 コマーシャルミリタリー
  ”NATIONAL MATCH” SYSTEM7
・ 全長 : 221mm(公称)
・ 重量 : --
・ 装弾数 : --
・ エンジン : システム7 (負圧式1wayブローバック)
・ ガス : HFC-134a
・ 射撃 : セミオート
・ 定価 : --
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ヤフオクにて、2019,05,15落札⇒2019,05,17支払&発送⇒2019,05,18受取。
本体15,500円+送料981円。中古品。

実のところ、これは少し前に出ていたKSC・Mark23の落札に失敗して、
その腹いせに衝動買いしてきたモノになります(泣) いや、前から欲しかったというのはありますが。
このSYSTEM7版(メタルスライド)のほか、通常のハードキック版(ABSスライド)も買ってしまっています。


ところでこのモデル、いくら検索しても情報が出てきません。
”KSC・M1911A1向けのメタルスライドなんてそもそもあるの?” という感じで、
正直モノが届くまではスライド一式だけ別メーカーなんじゃないかと思ったりしましたが、
これはKSCか、KSCと近しい会社の製品で間違いないようです。

特徴としては、
・ メタルスライド装備(材質不明)
・ スライドに 「 NATIONAL MATCH 」 の刻印が追加されている
・ SYSTEM7ブローバックエンジンを搭載
・ フレームには「KSC」の刻印がある(スライドストップの裏)
・ 「JASG」の文字とJASGシリアルの刻印がない
・ 説明書は表紙こそほぼ同じだが内容が異なる
・ 外箱・説明書には「第二彈」とある(※”彈”は繁体字

結論として・・・
KWA製 M1911A1
です。たぶん。

私が思うにこの辺がKWAです↓
・ メタルスライドを装備している (※MK23と同じくバレルは樹脂製かもしれない)
・ SYSTEM7エンジンを搭載している (※SYSTEM7はKSCの特許ではない・・・と思う)
・ 「第二彈」の”彈”は繁体字=台湾・香港・マカオの辺りで製造された
・ KSC・M1911A1の製造はKWAとの関係が強くなる時期の手前に位置する

しかし、このM1911A1は他のSYSTEM7版KSC製品と異なり、KSCはすでに取り扱いを終了しているうえ、
KWA・MK23のようにKWAが自身のブランドで販売することもなかったように思われます。
この部分だけはKSC製にしてもKWA製にしても謎な部分です。

それに出回った数も少ないようですし・・・もしや小数作って即打ち切りとか・・・?
説明書がわざわざ日本語で作り直されているあたり、
日本国内である程度の数を売るつもりだったように思えるのですが。



さて、そういうことで早速開封しました。
屋内はネコの毛が舞っててヤバいので、初の屋外(自宅の庭)でのロケとなりました。
この日の午後は雨上がり、適度に風もあったので、自分が風下になるようにしながら慎重に開封
あんまり長く露出していると焼けるのでチャチャッと済ませ、また屋外なので射撃は行いませんでした。

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パッケージはシール以外普通・・・に見えますが、実はちょっと違います。
よく見ると 「 Weight 50g 」 となっています。( ABSスライドでは 「 Weight 750g 」 )
消した跡がないあたり、おそらく印刷時点ですでに表記が変更になってます。


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パッケージ側面です。HWモデル・・・なのでしょうか。
KWAは マグネシウムスライド+HWフレーム が多いのでもしや・・・?


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説明書の表紙とパーツリストです。
通常のハードキック版とは異なり、表紙には「第二彈」の文字が追加され、
パーツリストはSYSTEM7版専用のものに差し替えられています。
ちなみにこのパーツリスト、KSC公式サイトからはダウンロードできません。


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本体です。


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通常分解してみました。
スライド右側に”NATIONAL MATCH”刻印が確認できます。
通常のハードキック版とはエンジンやチャンバーの構造が異なります。


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各部のアップです。
1枚目・2枚目 ・・・ スライド内側とSYSTEM7エンジン
3枚目 ・・・ KSCのフレーム刻印
4枚目 ・・・ 「JASG」の文字とJASGシリアルの刻印がないフレーム



なお、このモデルはSYSTEM7エンジンのため、
「リアルライブ・ショートリコイル」機能(インナーバレルがアウターバレルと一緒に後退する機能)は
非搭載となっています。これはインナーバレルの動きを見るとわかります。

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これがスライド閉鎖時のインナーバレルの位置です。
インナーバレルはチャンバー部分の金具を介してリコイルSPに後ろへ押されています。

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こちらはスライド後退時のインナーバレルの位置です。
閉鎖時に比べて少し前にせり出しているのが分かると思います。
ショートリコイルの後退量だけインナーバレルがシリンダーに押されて前進しているんですヨ。
KSCのロングレンジかエクセレント以外のエンジンを採用するモデルは基本的にこうなります。

この動作は同社の USP.45フルサイズ(SYSTEM7) と似ているように思います。
このM1911A1はまだマシですが、USPのアレはちょっとデフォルメ感が・・・ウーン。



と、いうことで世にも奇妙な(?)M1911A1でした。
なかなか貴重な品なので、ラップとダンボールで梱包して屋内保管しておきます。
新居に引っ越したらまたじっくりと触ってみたいモデルです。

ちなみにこれはハードキック版(ABSスライド)の箱ですゾ↓
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■撮影機材
曇り空の夕方ということもありやや白っぽい像が得られました。
場所が場所なので背景がメチャクチャですが・・・



■追記 at 2019,05,20 21:02
そういえばスライド右側面にコルトの”馬のマーク”がないですね。
GLOCKよろしく商標権の問題かもしれませんが・・・どうなんでしょう?

■追記 at 2019,06,21
ショップを覗いていたらコレと同じと思われる出物がありました。
どうやら市場にも多少は出回っているようです。結局どこ製なんでしょうね?