UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

ZEKE Custom cylinder for KSC・Mk.23

いにしえのカスタムパーツ?

■ZEKE H&K MARK23 U.S.SOCOM PISTOL
  CUSTOM CYLINDER
for BLOWBACK AIRGUN
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2018年5月18日にヤフオクにて落札。本体2,100円+送料350円。

かつてZEKEから販売されていたカスタムシリンダー。
非鉄金属製(おそらくアルミ製)で肉厚は1mmほど。表面はメッキかもしれません。
対応エンジンはロングレンジとエクセレント(ハードキック)。
05ハードキックのシリンダーは内外径と形状が異なるため互換性がありません。

この部品を組み込んでシリンダーをメタル化するによるメリットはあまり思いつきませんが、
おそらく耐圧性能の上昇(=高圧化対応)じゃないかと思います。
このパーツがいつ頃流通していたものかは分かりませんが、
法規制前にハイパワーカスタムを行う際に有用であったのではないかと考えています。(*1)

ロングレンジやエクセレントはいずれもシリンダー以外がゴムと金属でできていて、
シリンダーさえ金属化してしまえば、フルメタル機関部(ゴム除く)が完成します。
また、ピストンリングはYリングなので外れにくく、比較的高圧との親和性があるように思えます。
標準で10気圧まで大丈夫そうなので、強化して20気圧くらいでしょうか?
さすがにあんまり上げるとピストンが破れるかスライドが割れると思いますが・・・


そういうわけで、このパーツはかつての金属パーツ全盛期を想起させるモニュメントとして、
大事にとっておこうと思います。すでに若干ヨゴレが付いてますが、サビてはいないようです。

実際、普通の用途であればシリンダーは軽いほど作動性能が上昇するはずですから、
法規制のある今となってはガスガン用メタルシリンダーの価値はゼロだと思います。
そんな中、よくまだこんな部品があったなぁ、と少し感動しました。



*1 ・・・ ハイパワーカスタムとブローバックガスガン

ブローバックガスガンのハイパワー化はあまり聞かないが、
①インナーバレル延長、②高圧ガス、③ガスルート拡張、④超重量弾、⑤プラグスプリング強化、
この5つが理論上有効である。(⑤は負圧式エンジンかつ高初速の場合のみ)

威力に関して、インパクトバルブ式(固定スライドガスガン)の場合は打撃力によるところが大きいが、
ガスブローバックエンジンはバルブ開放時間(≒弾が銃口を離れるまでの時間)によるところが大きい。
そのため、①④によって弾が飛び出すまでの時間の延ばす、②③によって加速力を増す、
といった改造が効く(はずである)。

また、メタルスライド、高強度インナーバレル、高強度エンジン部品、強化スプリングは、
高圧化したブローバックガスガンに向く強化部品である。
とはいえ、これら4つは高圧化していなくても有用であるので高圧化専用部品とはいえない。

インパクトバルブ式では、弾の位置や速度に関係なくバルブが開閉するため①④だけの効果には限界がある。
さらに、スプリング強化でハンマーの押し込み量を増やしたり、最大開放までの瞬発力を上げることはできても、
開放時間そのものはある程度で限界を迎えるため、強化スプリングの効果にも限界がある。
結局のところ、究極のパワーを手に入れるには②が不可欠で、大抵の危険なガスガンは実際そうであった。