ついにブツが届きました・・・
■PLEX PX-Q1UD
駿河屋.jpにて、2023,06,03注文⇒2023,06,07発送⇒2023,06,09受取。
本体7,290円+送料無料。中古品。ACアダプター付属。ややタバコくさい。
地上波のみの対応ながら、小型ケースにチューナーチップ4つを搭載したUSB接続チューナー。
ご多分に漏れずソフトウェアやB-CASカードは付属しないため、それらはユーザー自身で用意する必要がある。
ACアダプターが付属するものの、給電能力が十分であればバスパワーでも駆動するようだ。
見えにくい部分ですが、棒状のケースの両端にはリセットボタンとDCジャックがあります。
なお、「Reset」を押すと何がリセットされるのかは不明です(説明なし)
消費電力が気になっていたので測ってみました。
( 左 : チューナーオープンなし ) ( 右 : チューナーを4つともオープンした状態 )
VASTDTV・VT20と異なり、チューナーオープンがない場合でも200mAほど消費していました。
USBハブ内蔵なのでその分かな・・・? とも思いますが確かめるすべもないので詳細不明です。
逆に4チューナーともをオープンした場合は470mAしか消費していませんでした。
想定よりだいぶ低い値なので正直目を疑いましたが・・・。
そして、USBポートに接続するとPX-Q1UDの2つのLEDランプが緑色に点灯しました。
まあ光るのはわかるんですが・・・何を意味しているのかは不明です(説明なし)
順当に考えれば「電源」と「LINK」の2つだと思うんですが、挿しただけで両方とも点いちゃうので何とも言えませんね。
さて、それでは早速VT20と取り換えます・・・
が、もちろんこのときソフトウェアの設定変更が必要になります。
なお、デバイスドライバーはVT20(Sianoドライバー)と同じなので追加でインストールする必要はありませんでした。
■BonDriverProxyEx
VT20とPX-Q1UDはいずれもRadi-sh版Bondriverで動作します。
が、チューナーの数が異なるためその部分を再設定する必要があります。
まず、D:\chi-digi-test\BonDriverProxyEx-Service_64bit\ に配置していた
「BonDriver_VT20.dll」と「BonDriver_VT20.ini」をリネームして以下のようにします。
D:\chi-digi-test\BonDriverProxyEx-Service_64bit\BonDriver\
BonDriver_PX-Q1UD_1.dll ( ・・・BonDriver_VT20.dll )
BonDriver_PX-Q1UD_1.ini ( ・・・BonDriver_VT20.ini )
さらにこれらを複製&リネームして以下のようにします。
D:\chi-digi-test\BonDriverProxyEx-Service_64bit\BonDriver\
BonDriver_PX-Q1UD_1.dll
BonDriver_PX-Q1UD_1.ini
BonDriver_PX-Q1UD_2.dll ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.dllのコピー )
BonDriver_PX-Q1UD_2.ini ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.iniのコピー )
BonDriver_PX-Q1UD_3.dll ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.dllのコピー )
BonDriver_PX-Q1UD_3.ini ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.iniのコピー )
BonDriver_PX-Q1UD_4.dll ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.dllのコピー )
BonDriver_PX-Q1UD_4.ini ( ・・・BonDriver_PX-Q1UD_1.iniのコピー )
ついでに各iniファイルの「TuningSpaceName="UHF"」を「TuningSpaceName="PX-Q1UD_1"」等に
変更しておくと、TVTest内でのチューナー名を分かりやすくすることができます。
そして「BonDriverProxyEx-Service_64bit」フォルダにある「BonDriverProxyEx.ini」の内容を以下のように変更します。
オレンジが修正前、緑が修正後です。2行ともを書くわけではないのでご注意ください。
00=VT20_UHF;BonDriver_VT20.dll
00=PX-Q1UD_UHF;BonDriver_PX-Q1UD_1.dll;BonDriver_PX-Q1UD_2.dll;BonDriver_PX-Q1UD_3.dll;BonDriver_PX-Q1UD_4.dll
せっかくの4チューナーなのでグループ化してみました。
この設定では「PX-Q1UD_UHF」へのアクセスは自動で4チューナーのいずれかに割り当てられます。
■TVTest
D:\chi-digi-test\TVTest_64bit\ に配置していたファイルを以下のようにリネームします。
D:\chi-digi-test\TVTest_64bit\
BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.ch2 ( ・・・BonDriver_Proxy_VT20.ch2 )
BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.dll ( ・・・BonDriver_Proxy_VT20.dll )
BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.ini ( ・・・BonDriver_Proxy_VT20.ini )
念のためチャンネルスキャンをやり直す場合は「.ch2」ファイルはリネームではなく削除でも良いでしょう。
ここで「BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.ini」ファイルを以下のように編集します。
BONDRIVER=VT20_UHF
BONDRIVER=PX-Q1UD_UHF
変更が完了したらTVTest.exeを起動し、PX-Q1UDが動作することを確認しましょう。
接続するチューナーはBonDriverProxyExが自動選択してくれるので、
4ウィンドウまでならチャンネルをそれぞれバラバラに選択できるはずです。
■EDCB
すでに存在するVT20用ファイルを削除し、D:\chi-digi-test\TVTest_64bit\ から先ほど作成したファイルをコピーします。
オレンジが削除するファイル、緑が新たに配置するファイルです。
D:\chi-digi-test\EDCB_64bit\BonDriver\
BonDriver_Proxy_VT20.dll
BonDriver_Proxy_VT20.ini
BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.dll
BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4.ini
編集したらEpgDataCap_Bon.exeを起動してチャンネルスキャンを実行します。
VT20のチャンネル情報をコピーすることもできますが、せっかくなので再スキャンしてしまいましょう。
もしチャンネル情報を引き継ぐ場合は D:\chi-digi-test\EDCB_64bit\Setting\ にある
「BonDriver_Proxy_VT20_UHF(BonDriverProxy).ChSet4.txt」を
「BonDriver_Proxy_PX-Q1UD_x4(BonDriverProxy).ChSet4.txt」にリネームしましょう。
チャンネルスキャンが完了したら「EpgTimerSrv_Setting.bat」を実行して設定画面を開き、
以下のように設定を変更します。(サービス登録していない場合はタスクバーからアイコンを右クリック)
( ※ 右の画像はリモート視聴などを行う場合のみ )
設定が完了したら、実際に4チューナーで動作するか一度確認してみましょう。
正常に設定できていればEpgDataCap_Bon.exeが4つ同時に起動し、別々のチャンネルを録画します。
■撮影機材
・ Olympus E-M1 + Panasonic12-32mm
リセットボタンの部分は無編集では見えづらかったのでRAW現像時にシャドウ+10としています。
■加筆・修正
・ 2023,07,01 ・・・ EDCBのBonDriverフォルダーを間違えていたので修正