以下の2つを目的として試写してみました。
① 前任のコンデジ、Canon IXY DIGITAL50 と比べる
② ISO感度の設定を検討する
被写体は手近にあったWE・G18Cです。
これのTANカラーがどう撮っても再現不能なんですが・・・
■富士フイルム FinePix S1 Pro
+ SIGMA ZOOM AF 28-80mmD F/3.5-5.6 Ⅱ MACRO
① ISO320、42mm(35mm換算)、F3.6、+1EV
いつもの設定です。EVを+1にしておかないと暗ーい画しか撮れません。
露光時間はEXIFに載らないので分かりませんが、たしか1/20秒~1/30秒だったと思います。
② ISO800、42mm(35mm換算)、F3.6、+1EV
ISO800に変更しました。
ノイズが多くなるかなーと思いましたがそれほどでもないですね。
理論上は露光時間が1/2ほどになるので手ブレしにくくなります。
③ ISO1600、42mm(35mm換算)、F3.6、+1EV
ISO1600に変更しました。
一応暗い場所では使うこともある設定です。
ノイズがかなり多いので普段使いは無理でしょうね。
③ ISO1600、42mm(35mm換算)、F9.5、+1EV
絞りをF9.5に変更しました。
F9.5は適度に被写界震度が出るのでフラッシュを焚く場合によく使います。(この写真ではフラッシュOFF)
ノイズは相変わらずですが、被写界震度がグッと出ました。
ただどうにも暗くなってますね・・・露出計君・・・?
■Canon IXY DIGITAL50
○ ISO50、35mm(35mm換算)、F2.8、1/6秒
・ ホワイトバランス調整済み
・ オートフォーカス、トリガーピン周辺で調整
若干ですが緑がかって写りました。
1/6秒のややロングシャッターですが、コンデジということで本体が軽く、
さらにミニ三脚をフォアグリップのようにして持つことで安定して撮影できます。
また、背景のボケが少なく被写界震度が深いことが分かります。
一眼レフみたく被写界震度が浅い場合、インパクトのある画像が撮れるので
芸術的な写真を撮る場合には良いんですが、説明に使う場合はイマイチ不便ですし、
コンデジと同じだけの被写界震度を出すにはそれなりに絞る必要があり、
そうなると手振れが気になってきます。
ちなみにどちらのカメラも手ブレ補正機能は非搭載です。どちらも古いものなので・・・
■本戦仕様:クロップ&1000x667px版
1枚目と3枚目 : ISO400版
2枚目と4枚目 : ISO800版
「 スライドを水平にしたらマジエモいかも分からんなぁ・・・(ニヤニヤ) 」 と作りました。
平衡感覚がおかしくなりそうな画像になったんですがそれは・・・
横1000pxまで縮小するとISO400でもISO800でも変わりませんね。
シャッター速度によって色合いが違うんですがこれは・・・?
なお、ISO感度とシャッター速度以外はすべて同じ設定です。
●ひとこと
拳銃を新聞に包むと三角形になることから分かるとおり、
およそ三角形から1辺を引いたような形をしています。(L字ですね)
このため、通常は今回のようにガンスタンドに引っ掛けて立たせたり、
机などの上に寝かせて撮影します。
ガンスタンドを使用した場合、真上やローアングルからの撮影が可能ですが、
どうしてもガンスタンドそのものが写ってしまうという構成上の問題が発生します。
しかし、寝かせて撮ろうとすると撮影者の影が入ってしまいやすく、
真上から撮る場合は立ち位置や姿勢に制限が出てきてしまいます。
個人的にはガンスタンドのほうがどこか自然に撮れるような気がするので
今後もこれでいってみようと思っているんですが・・・うーん、寝かせて撮るのもイイんですよねぇ。
ちなみに寝かせて撮るとこうなります↓
ISO320。なんだか影が濃すぎるような・・・
もうちょっと照明の真下に近いほうがよかったようですねぇ。