UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

Amazonでは☆4.8以下はオワリらしい

今日、こんなメールが届きました。

------------- メッセージはここから -------------

この度は、お買い上げいただき誠にありがとうございました。
「■■■■(ショップ名)」から、品質に関するおうかがいと、評価のお願いのメールをお送りさせていただきました。
今回お買い上げいただいた商品はいかがでしたでしょうか。もし問題がないようでしたら、今回のお取引に関しての評価をお願いできればと思います。私共はお客様から頂戴した評価・コメントを励みにして日々営業しております。
なお、Amazonの仕様上、平均評価4.8以下のストアは販売が難しい状況になっております。そのため、今回のお取引に関して、商品・対応に問題なしと判断していただける場合、差し出がましいお願いですが、
☆5(★★★★★)を頂戴できるとうれしく思います。
○評価のためのリンク
http://www.amazon.co.jp/gp/feedback/leave-customer-feedback.html/
もし何か問題がありましたら、評価からではなくまずこちらまでご連絡いただければと思います。
誠心誠意対応させていただきます。
何卒よろしくお願いいたします。

■■■■(ショップ名)


------------- メッセージはここまで -------------

(※色づけは筆者による)

地域の壁は低くなり、物流の発達により東京→九州でさえ2日で着く昨今のECは、
それまでの地域独占的な商いを崩壊させ、より過激な価格競争を引き起こしている。
もはや消費者の関心はその店舗に対するものではなく、その商品の値札に対するものとなっている。

究極の低コスト・・・すなわち最高の生産者とは、貧困をもたらす要因でもある。
最も少ないコストには人件費も入っているのだから、雇用は少なく、給料も少なくなっていく。
すると、人々は安い給料から安いものしか買えなくなる。
するとさらに安くモノを作るようになり、給料もさらに安くなる。

しかし、最高の生産者が現れた時点で市場は崩壊してしまう。
競争相手が全て淘汰されていけば、最後に残る一社は利潤を上げても買い手が付く。
独占市場の誕生である。ただし、その値段とはベンチャー企業との競争に勝てる程度が上限となる。

もし今、どこかの価格で寡占市場か自然な均衡が生まれたなら、
次に消費者が目を付けるのは”安心”である。

情報化社会において、人々の評判というのは瞬く間に日本中へ発信されていく。
誤報であるか、はたまた驚くべき発見であるか、それを確かめるより早く人々は動く。
損をしたくないとか、身を守るためとか、その事実よりその衝撃が先行して伝わっていく。

Amazonにおいては、その尺度が”評価”となっている。
同じ価格で同じ商品を出しているなら、当然評価の高いショップを選ぶ。
なぜなら、わざわざリスクを被って得体のしれないショップを利用する特典がないからだ。

そして、”得体のしれないショップ”とならないために評価を上げる必要が出てくる。
それが上のメールである。ここまでしてようやく勝ち上がって行ける、
それがEC事業である。



はい、ながーい説法でした。

Amazonは安売り王と化してますが、中でもマーケットプレイスの闘いは激しいようです。
零細企業や中小企業のみなさんは必死に努力してるんですよ・・・
今回利用したショップはまだ評価が少ない駆け出しのようでした。
彼らのような企業が涙ながらに消されていくこの現代社会・・・むごいです。
ここが資本主義のフロンティア。最新のスーパー資本主義の拝金主義が凄まじい。

Amazonでは上手く売ることができない生鮮食料品に関しては、まだ生き延びそうですが。
きっと最後に残るのはAmazon、生鮮食料品、外食、流通、情報、インフラ、これくらいなんでしょうね。





なんか証拠がないと嘘っぽいので画像も追加。

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Amazonのメールは自演できないっぽいから証拠になるかな?
ちなみにこの出品者の評価は現在4.8以上の模様。
こんなメール送らなくても大丈夫でしょうに・・・