最適なRAID・・・
それはもちろん最もシーケンシャルがスピーディーなRAID0。
しかしRAID0は最遅のHDD転送速度・容量に合わせるという特性があり、
スピーディーなRAIDを組むためにはスピーディーなHDDが必要になります。
私の手元にある最遅のHDD(WD400EB)は38MB/s。
これでは10台あっても380MB/sしか出ない・・・
しかし最遅のHDDを切り離すことはHDD再利用の能力を切ることになってしまいます。
そのため最遅のHDD(WD400EB)を切り離さずに全体を高速化させる必要があります。
そのためにはRAID0+0、多重ストライピングが必要なのです。
多重ストライピング・・・
上層RAID0を構成する前に最遅のHDDに同性能かそれ以上のHDDと
下層RAID0を組ませることで上層RAID0の速度を底上げします。
必然的にOS起動前にRAID0を構築可能なMBか増設ボードが必要になります。
ちょうど導入予定のJMB363がRAID0対応しているので
JMB363のIDEにWD400EB二台を繋げてRAID0すれば
最遅がBarracuda5400.1およびSpinPointV80の45MB/sとなるため
10台(※)でRAID0すれば450MB/s出るようになります。
(※ : 下層RAID0を組んでいる2台は2台で1台として計算)
さらにこのBarracuda5400.1とSpinPointV80にもRAID0を組ませれば
最大で最遅60MB/s(10台で600MB/s)のRAID0+0を組むことができます。
ただしこのRAID0+0はハードウェアRAIDとソフトウェアRAIDを組み合わせたものであるため
「HDD以外のハードウェア障害による構成崩壊」と「ソフトウェア障害による構成崩壊」、
さらにRAID0とRAID0の多重RAIDであるため「HDD障害に対する冗長性」が著しく低く
バックアップによるデータ保護が重要になります。
バックアップソフトもRAID機能もあるのだからこれをしないのは損!
ということで再構成。
■論理的な位置
○RaidTeam 01 (80GB×4=320GB / 60MBps×4=240MBps)
・ RAID0 @ JMB363
⇒WesternDigital WD400EB
⇒WesternDigital WD400EB
・ RAID0 @ JMB363
⇒Seagate Barracuda5400.1
⇒未定
・ RAID0 @ JMB363
⇒HGST DeskStar 7K250 (※容量の一部)
⇒Samsung SpinPointV80 (※容量の一部)
○RaidTeam 02 (120GB×3=360GB / 80MBps×3=240MBps)
・ RAID0 @ JMB363
⇒HGST DeskStar 7K250 (※一部はRaidTeam 01へ配分)
⇒Samsung SpinPointV80 (※一部はRaidTeam 01へ配分)
○RaidTeam 03 (800GB×2=1600GB / 180MBps×2=360MBps)
・ HGST DeskStar 7K1000.D May (※一部はOS用に配分)
○BackupTeam
・ 未定
+ ShadowProtect 3.5 DesktopEdition (ソフト)
■物理的な位置
○T33-B
・ 3.5inchシャドウベイ
⇒Seagate Barracuda5400.1
⇒未定 (RaidTeam 01)
⇒WesternDigital WD400EB
⇒WesternDigital WD400EB
⇒HGST DeskStar 7K1000.D May
○T66-BS
・ 5.25inchベイ
⇒Ainex HDC-504
・ なし
・ なし
・ なし
⇒Ainex HDC-504
・ なし
・ HGST DeskStar 7K250 + AREA ジェンロン2
・ Samsung SpinPointV80 + AREA ジェンロン2
・ 3.5inchシャドウベイ
⇒なし
⇒なし
⇒なし
⇒未定 (BackupTeam)
■接続表
・ AMD SB950
⇒SATAⅢ : 未定 (BackupTeam)
⇒SATAⅢ : なし
⇒SATAⅢ : SonyOptiarc AD-7280S-OB
⇒eSATA : なし
⇒eSATA : なし
・ JMicron JMB363
⇒IDE Master : WesternDigital WD400EB
⇒IDE Slave : WesternDigital WD400EB
・ JMicron JMB363
⇒SATAⅡ : なし
⇒eSATA : なし
⇒IDE Slave : 未定 (RaidTeam 01)
(※Bps=B/s)
もちろん上手くいけばの話ですが。まあまだ成功失敗を確かめることさえ時期尚早、
おそらく今年の夏ごろになるでしょう・・・