UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

RAID実験計画 多重ストライピング構想

大量のHDDをRAIDしてMaximumSpeedするためには最適なRAID環境が必要!
 
最適なRAID・・・
それはもちろん最もシーケンシャルがスピーディーなRAID0。
しかしRAID0は最遅のHDD転送速度・容量に合わせるという特性があり、
スピーディーなRAIDを組むためにはスピーディーなHDDが必要になります。
 
私の手元にある最遅のHDD(WD400EB)は38MB/s。
これでは10台あっても380MB/sしか出ない・・・
 
しかし最遅のHDDを切り離すことはHDD再利用の能力を切ることになってしまいます。
そのため最遅のHDD(WD400EB)を切り離さずに全体を高速化させる必要があります。
そのためにはRAID0+0、多重ストライピングが必要なのです。
 
 
 
多重ストライピング・・・
上層RAID0を構成する前に最遅のHDDに同性能かそれ以上のHDDと
下層RAID0を組ませることで上層RAID0の速度を底上げします。
しかしWindows標準RAIDだけでは多重RAIDを組めないため
必然的にOS起動前にRAID0を構築可能なMBか増設ボードが必要になります。
 
ちょうど導入予定のJMB363がRAID0対応しているので
JMB363のIDEにWD400EB二台を繋げてRAID0すれば
最遅がBarracuda5400.1およびSpinPointV80の45MB/sとなるため
10台(※)でRAID0すれば450MB/s出るようになります。
 (※ : 下層RAID0を組んでいる2台は2台で1台として計算)
 
さらにこのBarracuda5400.1とSpinPointV80にもRAID0を組ませれば
最大で最遅60MB/s(10台で600MB/s)のRAID0+0を組むことができます。
 
ただしこのRAID0+0はハードウェアRAIDソフトウェアRAIDを組み合わせたものであるため
「HDD以外のハードウェア障害による構成崩壊」と「ソフトウェア障害による構成崩壊」、
さらにRAID0とRAID0の多重RAIDであるため「HDD障害に対する冗長性」が著しく低く
バックアップによるデータ保護が重要になります。
 
 
 
バックアップソフトもRAID機能もあるのだからこれをしないのは損!
ということで再構成。
 
■論理的な位置
○RaidTeam 01 (80GB×4=320GB / 60MBps×4=240MBps)
 ・ RAID0 @ JMB363
  ⇒WesternDigital WD400EB
  ⇒WesternDigital WD400EB
 ・ RAID0 @ JMB363
  ⇒Seagate Barracuda5400.1
  ⇒未定
 ・ RAID0 @ JMB363
  ⇒HGST DeskStar 7K250 (※容量の一部)
  ⇒Samsung SpinPointV80 (※容量の一部)
 ・ HGST DeskStar 7K1000.D Apr (※容量の一部)
○RaidTeam 02 (120GB×3=360GB / 80MBps×3=240MBps)
 ・ RAID0 @ JMB363
  ⇒HGST DeskStar 7K250 (※一部はRaidTeam 01へ配分)
  ⇒Samsung SpinPointV80 (※一部はRaidTeam 01へ配分)
 ・ HGST DeskStar 7K1000.D Apr (※容量の一部)
○RaidTeam 03 (800GB×2=1600GB / 180MBps×2=360MBps)
 ・ HGST DeskStar 7K1000.D Apr (※一部はRaidTeam 01および02へ配分)
 ・ HGST DeskStar 7K1000.D May (※一部はOS用に配分)
○BackupTeam
 ・ 未定
  + ShadowProtect 3.5 DesktopEdition (ソフト)
 
■物理的な位置
○T33-B
 ・ 3.5inchシャドウベイ
  ⇒Seagate Barracuda5400.1
  ⇒未定 (RaidTeam 01)
  ⇒WesternDigital WD400EB
  ⇒WesternDigital WD400EB
  ⇒HGST DeskStar 7K1000.D May
○T66-BS
 ・ 5.25inchベイ
  ⇒Ainex HDC-504
   ・ なし
   ・ なし
   ・ なし
  ⇒Ainex HDC-504
   ・ なし
   ・ HGST DeskStar 7K250 + AREA ジェンロン2
   ・ Samsung SpinPointV80 + AREA ジェンロン2
 ・ 3.5inchシャドウベイ
  ⇒HGST DeskStar 7K1000.D Apr
  ⇒なし
  ⇒なし
  ⇒なし
  ⇒未定 (BackupTeam)
 
■接続表
 ・ AMD SB950
  ⇒SATAⅢ : HGST DeskStar 7K1000.D Apr
  ⇒SATAⅢ : HGST DeskStar 7K1000.D May
  ⇒SATAⅢ : 未定 (BackupTeam)
  ⇒SATAⅢ : なし
  ⇒SATAⅢ : SonyOptiarc AD-7280S-OB
  ⇒SATAⅢ : フロントeSATA
  ⇒eSATA : なし
  ⇒eSATA : なし
 ・ JMicron JMB363
  ⇒SATAⅡ : HGST DeskStar 7K250
  ⇒eSATA : Samsung SpinPointV80
  ⇒IDE Master : WesternDigital WD400EB
  ⇒IDE Slave : WesternDigital WD400EB
 ・ JMicron JMB363
  ⇒SATAⅡ : なし
  ⇒eSATA : なし
  ⇒IDE Master : Seagate Barracuda5400.1
  ⇒IDE Slave : 未定 (RaidTeam 01)
 
(※Bps=B/s)
 
AMD化計画の完了とRAID実験計画の成功があればこの表通りになる日は近い。
もちろん上手くいけばの話ですが。まあまだ成功失敗を確かめることさえ時期尚早、
おそらく今年の夏ごろになるでしょう・・・