アライメントルーラーで解像力を測れる説
絶対にボケてはいけない解像警察24時(正月不可避)
なんとかしてphotozone.deやlenstip.comのようにMTFが測りたい・・・
と思っていたところ、ふとアライメントルーラーを使えば大まかな解像力を測れるのでは、と思いました。
アライメントルーラーは本来、AF精度のチェックのために使うものですが、
表面に印刷されているパターンがちょうど解像力を測りやすそうなものになってるんですよね。
数値で出すことは無理でも視覚的に把握できれば実用性はあると踏んで、実際にやってみることにしました。
↑ Amazon *1 で購入していたアライメントルーラー。パターン面は190x123mmあるらしい。2枚で620円。
撮り方もいろいろと試しましたが、以下のような方法で行うことにしました。
① パターン面を平らにしたアライメントルーラーを横転させた状態にする (上の写真の状態)
② カメラをパターン面になるべく正対させるように構える
③ フォーカス範囲から外れない程度にパターン面に接近する
④ フラッシュを使用して低ISO感度で撮影する
で、実際にα57とSAL1855で試した結果がコチラ↓
18mm F3.5 | 55mm F5.6 |
---|---|
( α57のボディ機能にてレンズ補正(周辺光量・倍率色収差・歪曲収差)を適用済み )
さすがにこのままでは画像がデカすぎて、JPEG品質を50まで落としても1MBくらいあるようだったので、
実際に記事に掲載する際は左上1/4の部分だけを切り取って掲載することにしました。
左上1/4だけの画像なら1枚あたり300KB程度で掲載できるのでたくさん貼っても重くなりにくく、
スマホユーザーはもとよりPCユーザーにも表示の高速化の恩恵があります。
↑ 切り抜き領域のイメージ。撮影結果はEF50mmIIのもの。
もちろん、JPEG品質を下げれば下げた分だけ、特に偽輪郭の影響が深刻になりますが、
GIMP2.8のJPEG品質50であればまだ解像力を見るには十分だと判断しました。
言い換えれば、像面湾曲なんかの影響は偽輪郭より深刻なわけで・・・。
ところでα57ですが・・・
なかなかおもしろいストロボのポップアップが見られます。
ところがこのストロボ、ガイドナンバーが10と少し暗いようでした。
でも一番の問題はシンクロスピードが1/60秒より速くならないっぽいことですね・・・。
・・・と、思ってましたが、調べたところSモードやMモードでは1/160秒まで設定できるそうです。*2
■加筆・修正
・ 2022,12,25 12:41
シャッタースピードの件はAモードのみの制限だったので追記しました。
・ 2022,12,25 12:59
左上1/4の切り抜き領域のイメージ画像を追加掲載しました。