エビデンス・ベースのディスカッションをサポートするグラフ。
kenkoいわく、クローズアップレンズの最短撮影距離は以下の式で求められるそうです。
レンズの最短撮影距離×クローズアップレンズの焦点距離
レンズの最短撮影距離+クローズアップレンズの焦点距離
( 出典:https://www.kenko-tokina.co.jp/lp/close-up-lens/ )
そこで、この式をグラフ化してみました。
グラフ作成には以下のサイトを利用してみました。(ステマ)
出来上がったグラフがコチラ(クリックで拡大)↓
x軸がもとの最短撮影距離(mm)、y軸がクローズアップレンズ装着時の最短撮影距離(mm)です。
黒い直線はy=xで、ここから乖離しているほどクローズアップレンズの効果が大きいといえます。
グラフでは焦点距離1000/500/333/250/200/100mmのクローズアップレンズを想定しています。
これは各社の”No.1~10”に相当する焦点距離です。(No.3は33cm=333mmと解釈しています)
効果が最小になるのはもとの最短撮影距離が0mmのとき、最大になるのは無限遠のとき。(多分)
「最短撮影距離が短いレンズでは効果が小さくなる」という旨の記述は上のグラフで確認できると思います。
曲線ということもあり、特に30cmを切っているあたりでは効果がだいぶ小さくなっているのが見えますね。
(一緒にy=xのグラフを出していればもっと分かりやすかったと思うんですが・・・出し方がワカラン) ⇒更新済み
〇ご注意
クローズアップレンズはその焦点距離が短いほど強力に最短撮影距離を縮めてくれますが、
最大撮影距離(レンズのピントリングを無限遠に合わせたときの撮影距離)も強力に縮めてしまいます。
最大撮影距離は、1000mmのクローズアップレンズなら1000mm、500mmのクローズアップレンズなら500mmです。
私の意見としては、1000mm(No.1)や500mm(No.2)でも足りないならマクロレンズを買ったほうが良いと思います。
これは画質がどうこう以前に、あまりにフォーカス範囲が狭いレンズは使いづらいからです。
■更新履歴
・ 2022,09,09 22:24
複数のグラフを同時に出す方法が分かったのでNo.1/2/3/4/5/10とy=xを全部出したものに更新。
更新前のグラフはこれ↓
・ 2022,09,09 22:42
なんかNo.10万能説みたいになりそうだったので「ご注意」を追加。
ケチらずにマクロレンズ買って、どうぞ(散財不可避)
・ 2022,09,09 22:46
グラフ更新前の文章が残ってたのでコメントアウト