UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

『東芝 DT02ABA600』 ◇長寿の予感? 東芝製・新型6TB

ST8000DM004が4台にまで増殖、たまには違うのを買っておきたい・・・
ということで容量単価が近い6TB品から選ぶことになり、DT02ABA600に白羽の矢が立ちました。
DT01系はスルーしてしまいましたが、MG03系はなかなか良い印象なので期待しています。
( これまであまり買っていなかったのはRMAがないためです・・・ )


東芝 DT02ABA600
・ 容量 : 6,000GB
・ 回転数 : 5400rpm
・ サイズ : 3.5inch
・ 接続 : SATA
・ 製造 : 2019,12,16 中国産
RMA : 対象外(たぶん)
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ドスパラ通販にて、2020,06,02購入・発送⇒2020,06,04受取。
本体11,800円+送料無料(モバイル会員特典)。新品バルク品

DT02系って最近出てきたような・・・と思って調べたところ、InternetArchiveの最古のキャッシュが2020,03,19時点*1
そして Rev.01 の Product Sheet が出たのが2020,02のようなので、おそらくは今年の2~3月発売でしょう。
東芝の6TBとしては、すでにMD04系が存在していましたが、DT01系と違って割高なモデルでした。
一方、DT02系は低価格モデルでDT01系の正当進化系といえます。ただし5400rpmになっています。

バルク品ということで、今回は カレールーの袋 アルミパック に封入されていました。
外装はHGSTを踏襲したものですが、若干スピンドルモーターの部分がモッコリしてる気がします。
裏面を見る限り・・・2TBプラッター×3枚と思われます。なんで2TB×4枚で8TBモデルを出さないんですかね・・・?
よく見ると、ラベル面には 「 EAC 」 の認証ロゴがあります。ロシアあたりにも輸出できそうですね。


6TBの競合製品として、Seagate・ST6000DM003、WesternDigital・WD60EZAZ の2つがあります。
ST6000DM003はとにかく安くて7200rpmということで差別化できますが、WD60EZAZはDT02ABA600と
非常に似たスペックを持っており価格もほぼ同じです。ただし、WDが2年保証付きに対して東芝は保証なし*2 で、
ロード/アンロードサイクルはWDが30万回なのに対して東芝は60万回です。

WD60EZAZにするかDT02ABA600にするかは悩みどころですが、
DT02系のロード/アンロードサイクルが 60万回 とされている点には期待できると思います。
他社製HDDで60万回とされているのは、DT02系に比べて割高なNAS向けHDD*3 ばかりです。
( ただ、DT02系の価格からいって本当にカタログスペック通りの信頼性があるのかは要検証でしょう )

また、東芝ブランドへの期待や、単一機種の買いすぎを避けるため*4の選択肢としてもアリと思います。
RMAさえ付いていればWD60EZAZを駆逐することも夢ではないと思うんですが・・・。



■S.M.A.R.T.情報
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  ↑ 使用時間が8時間になってますが、購入直後は0時間でした。



ベンチマーク
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  ・ 左 : 最外周の1.5GB部分でテストした結果(一般的に最高速が出る)
  ・ 右 : 最内周の1.5GB部分でテストした結果(一般的に最低速が出る)

ん? 最内周の書き込み速度が異様に高いですね・・・
この感じ、おそらくは Seagate・Archive HDD と同じく磁気ディスク上にキャッシュ領域があると思います。
プラッタのかなり外周の部分に大容量キャッシュを持ち、そこへ一旦データを書き込んでおいて、
後から一気に本来の位置に書き込むんです。

SMR採用のHDDで頻繁に書き込みを行うと、予備動作*5 の関係で非常に遅くなってしまうため、
一旦データを溜め込んでおくことで(見かけ上の)スループットを上昇させよう、というわけなんですね。
ただ、キャッシュがいっぱいになってしまうと化けの皮が剥がれるので・・・
どちらかといえば小さな書き換えが頻繁に発生する用途で威力を発揮する機能です。*6

SMR採用でも機種によって挙動が異なるような気がする部分なので、ここは今後も注視していきたいです。
特に100GB以上のデータを一気に書き込む場合なんかにどうなるか・・・気になりますね。
ただ、現在300GB書き込み中で100MB/sを維持できているので、そこまでピーキーな挙動ではないと思います。


また、最内周の読み込み速度が他社製品に比べて低いため、
容量を稼ぐためにスピンドルモーターの軸を小型化している可能性があると思います。
外装が若干モッコリしてたのも小径化の影響だったんですかね・・・?

なお、今回もJMB321搭載SATAポートマルチプライヤーを使用しています。
結果を見る限りでは影響は限定的と思われます。接続は3Gbpsです。

めちゃくちゃ影響が出ていたのでやり直しました。上の画像は訂正後のものです。(2020,06,06)



と、いうことでDT02ABA600でした。

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  ↑ DT02ABA600

容量単価は最安クラス、スペック面でも全く問題なし、東芝の力強い新型HDDのようです。
耐久性にも期待していますが、この点については新製品ということもあり未知数です。
とりあえず今後もDT02ABA600を何台か買っていきたいと思います。
でもできれば8TBモデルが欲しいですね。プラッタをもう一枚増やせばいけそうなんですが・・・


ところで、ドスパラ古通販ではDT01系がたまに入荷しているようです。
最多がST3000DM系、次いでWD30系、そしてDT01系、あとはレアモノ・・・といった具合でWDに比べれば少ないと思います。
DT01系も価格面では他社製品に劣らないはずですが・・・やはりRMAでしょうか?

東芝のHDD事業はうまくやれば大きくなれると思うんですが、どうにもセールスに失敗してる感があります。
まずはRMA拡充、そして情報発信の強化でしょう。DatasheetにはMTBFも載せるべきです。
よく見たらMTTF載ってました・・・ 600,000時間だそうです。





■撮影機材
Canon IXY DIGITAL 50
実は撮影しようとHDDを立てかけた際に、バタンッと勢いよく転倒させてしまいました・・・
確か止まっている状態ではまあまあ頑丈だったと思いますが、やはり心臓に悪いですね。
DT02ABA600は680gあるらしいので転倒・転落には気をつけましょう。足に落とすと人間が壊れそうです。



■追記 at 2020,06,05 00:45
ちなみに最大転送速度195MB/sは5400rpmにしては高速な方だと思います。
が、2TBプラッターの5400rpm品はこれ一台しかないので比較ができないです・・・
まあその辺は・・・価格.comで検索、しよう(提案)


■訂正 at 2020,06,06
PMP、もしくはホストコントローラーの影響でベンチマークがむちゃくちゃだったので
ベンチマークをやり直して文章と画像を訂正・更新予定です。
・ 修正前 : Marvell 88SE91xx + JMicron JMB321(PMP) 、3Gbps
・ 修正後 : AMD 990FX+SB950 (チップセット内蔵) 、6Gbps
・ 修正後 : dynabook Satellite WS754/M (eSATA) 、3Gbps

なお、訂正前のベンチマーク結果は以下のとおりでした。
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  ・ 左 : 最外周の1.5GB部分でテストした結果(一般的に最高速が出る)
  ・ 右 : 最内周の1.5GB部分でテストした結果(一般的に最低速が出る)

また、DatasheetにMTTFの記載があったので、この点についても訂正しました。
なお、競合製品のSeagate・ST6000DM003やWD・WD30EZRZは非公開、
上位機種にあたるSeagate・IronWolfやWD・Redはともに1,000,000時間です。
600,000時間が長いか短いかは何ともいえませんが、公表されている点には好感が持てます。


■訂正 at 2020,06,06 09:26
せっかくなのでWS754/Mでベンチマークをやり直しました。
Core i7-4810MQ なのでより参考になるんじゃないかと思います。
検証中にSATA電源ケーブルイカれたので時間かかりました・・・

*1:https://web.archive.org/web/20200319210654/https://toshiba.semicon-storage.com/jp/storage/product/internal-specialty/pc/articles/dt02aca-series.html

*2:一応ここに情報がありますが、バルク品には保証書が付いてないので対象外の可能性があると思います⇒「https://www.canvio.jp/contact/change.htm

*3:Seagate・IronWolf、WD・Redなど。ちなみにWD・Purpleは30万回。

*4:同じ物でそろえると一気に壊れる・壊れ始める可能性があり、更新費用が集中してしまって間に合わない恐れがある。また、各社HDDの壊れやすさや前兆を探れないため、その後のHDD選択に支障が出る可能性もある。

*5:SMR(瓦書き)の場合、瓦状に重なり合っている数トラックのデータを一旦読み出して、書き込み対象のセクタを書き換えた数トラックのデータを全て書き直す必要がある。

*6:ランダムライトの転送速度がランダムリードに比べて高くなっている点にも注目。