惜別
↑ 在りし日のR731(2011年)
17日、「 東芝 dynabook R731/W4UD 」 に異常が発生していることが判明しました。
症状は以下のとおり。
・ バッテリー駆動中に電源が落ち、再起動する
・ バッテリー駆動中に液晶パネルの輝度が不安定になる
・ 上の2つの症状はディスクアクセス発生時に起こりやすく、バッテリーを変えても発生する。
・ 電源ボタン付近が異常に熱くなる ( DC-DC回路の発熱? )
・ 分解後、キーボードのFFCが接触不良を起こすようになった
特に太字・色付きで示した症状は深刻なため、修理完了まで使用禁止としました。
数日前に『A列車で行こう9』のベンチマークを回していたりしたので、
おそらくはこれが老朽化したマシン(特にDC-DC回路)に止めを刺してしまったんだろうと思います。
R731は父に買ってもらった最後のPCで、かなり気に入っていただけにとても残念です。(自分で壊してしまったし・・・)
マザーボードが焦げていたりしないか心配だったので急いで分解してみましたが・・・
↑ R731のマザーボード(キーボード側)
特に大きく焦げたりしてはいないようですが・・・
素人目ですがこの部品の色がちょっとだけ変わっているような気がします。
刻印は 「 CQ10A03L 」、日本インター(現・京セラ)製のSBD 「 ECQ10A03L-F 」 のようです。
最大定格30V10A。たぶんDC-DC回路の部品で、マザーボード左上にもうひとつ載ってます。
データシートによると約106℃で安全装置(?)が働くようです。(耐熱温度は150℃)
異常発熱の熱源はもう少し左上かなーと思いましたが、可能性としてひとつ。
故障してるかどうか確かめてみたいところですが、テスターもないので診断つきませんでした。
マザーボードを取り外した状態で電源ONして、サーモカメラや温度計で熱源を探すのも良いかなーと思うんですが、
新型コロナウイルスの影響なのか品薄で手に入らず、なかなか検査を始められません。
交換部品としてはROHM製の 「 RB085BGE-30TL 」 が使えそうだと思います。(たぶん)
京セラも後継品(最大定格35V10A)を作ってはいるようなんですが・・・どこで売ってるんですかね?
キーボードの接触不良も一時的な問題だと思いますが、再発するようであれば張替え、もしくは天板ごと交換です。
まだ使えそうなのでコネクタを磨くとかで直るならそうしたいんですが、まあこれは後で考えましょう。
なお、R731で行っていた各種作業は、「 東芝 Portege R830 」 で引き継ぐことにしました。
↑ R731の輸出向けモデル・R830。PT321N-0MF03GはUSキーボードモデル。
LG・XNOTE A530も検討しましたが、画面が光沢液晶なうえ画面サイズも違うことからR830を選びました。
キーボードがUS仕様なので作業効率低下中ですが、打ち味はR731と同じく私好みのものです。
ただこれ・・・USB2.0(コンボでない方)/USB3.0/SDカードスロットの3つが壊れてますね・・・(もともと壊れやすい)
R731の修理は、新型コロナウイルスの影響が弱まってから開始したいと思います。
まあそれなりに先になるでしょうね。R731/R732は底値に達しているので影武者はいつでも入手可能ですが。
■追記 at 2020,04,26 13:01
お手ごろなサーモグラフィーカメラとして、以下の2つがあるようです。
・ FLIR ONE
・ Seek Thermal Compact
FLIR ONE はバッテリー内臓、Seek Thermal はスマホ本体からの給電で動くようです。
どちらも中古品の相場は20,000円~25,000円ほど。(今日時点) 若干 FLIR ONE のほうが高いようです。
また、Seek Thermal はアプリ上で登録が必要なようです。代理店も日本にはありません。
んーとりあえず FLIR ONE の方を優先してマークしたいと思います。
Seek Thermal は焦点距離を公表してないのと、アプリでの登録がちょっと気になります。
ただ、現在は新型コロナウイルスの影響で高止まりしている可能性があるうえ、
R731を今すぐ直す必要性もないので購入はだいぶ先になりそうです。
■撮影機材
・ Canon IXY DIGITAL 50
本文中ではあんなこと書いてますが、液晶割って修理送りにしたことがあるので壊すのは2回目です。
正直、ACアダプターを繋いでいれば使えなくもないんですが、異常発熱を放置して火事になるとマズいので・・・
それに過熱や出火で筐体や液晶パネルまで破壊してしまうと手に負えませんし・・・