【修理?】串刺しのMP5K(ファルコントーイ製電動ガン) Part.1
今から約20年前、平成不況の中でエアガン業界は「電動ガン」という新しいエアガンに湧いていた。
最初期、あるいは現在では”電動ガンといえば東京マルイ”という感じだが、実際には多くのメーカーが
電動ガンを作ったことがあり、今では作っていないがマルシン工業なども実際に製品化していた。
その中で、今回取り上げるのは「ファルコン・トーイ」(FTC)というメーカーのMP5Kである。
このモデルは同社で少なくとも3代目にあたるMP5Kで、初代はエアコッキング、2代目はBV式である。
外装や一部部品は2代目のBV式と共通、あるいはBV式ガスガンを後から電動ガン化したものであり、
電動ユニットはTOP製品と共通のものとなっている。動力は単三電池×7本。
なお、FTC・MP5KはMP5Kの中でも比較的初期のMP5Kがモデルとなっており、
ロアレシーバーはバースト射撃機能やピクトグラムのない旧型となっている。
近年発売されている”MP5K”はMP5KA4が多いため少し珍しいようである。
標準マガジンは30連マガジンがモデルだが、オプション品にドラムマガジンもあり、
どちらもスチール外装となっている。
さて、前座はこの辺にして、モノを見てみましょう。
あーもうめちゃくちゃだよ(ジャンク)
まあ分かってて買ったわけですが・・・驚くべきことに銃口に金属棒が刺さっています。
しかもかなり深いところまで入っているらしくまったく抜けません。なぜか回転はします。
商品説明によると”ピストンに吸い付いている”らしいです。(※この説明は分解後に誤りと判明)
また、試しに電池を入れ替えてセーフティを解除し、トリガーを引いてみましたがウンともスンとも言いません。
つまるところ、不動ジャンク です。ただ棒が刺さっただけかと思ったらトンでもない故障品でした(白目)
普段はガスガン専門の私ですが、多少は電動ガン情報も仕入れているので、
今回は修理に挑戦してみることにしました。
で、解決すべき問題は以下の2点です。
① 銃口に刺さっている棒を抜く
② トリガーを引いたとき動くようにする
原型がSheriff・AK-47と同じBV式ガスガンなので、中身がどうなってるかは多少想像できますが、
今回送られてきたのは ①本体 ②ローダー(BV式と同じモノ) ③外箱(破損あり) の3つだけで、
説明書が入ってませんし、ネット上にも情報なんてまるでないのでちょっと怖いです。
あ、でもそうこう言ってるうちにバラバラになりましたよ↓
途中経過は撮影していないので、組み立て後に分解方法を再検証したいと思います。
フロントサイトポストを外すのが一番難しいようです。また、一箇所ものすごくなめやすいネジがあります。
なお、電動ガンのユニットはTOP製品と同じなので、シリンダー・ピストンは搭載せず
ジャバラ状のポンプを搭載する「バルグヘッド式」となっています。
次回はまず棒を抜く作業から入る予定です。
■撮影機材
・ Apple iPhone SE
なんだか最近写真が白っぽく写るような・・・? レンズのせいかな。
■訂正 at 2019,09,15 09:27
・ 誤 : 動力は単三電池×5本
・ 正 : 動力は単三電池×7本
銃身の上にあるガスピストン部分に5本、フォアグリップ内に2本、計7本でした。