UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

SHERIFF DANGEROUS AK-47 パラトルーパー・タイプ

BV式ガスガンの頂点? イイトコ取りの20世紀サバゲウェポン。

■SHERIFF DANGEROUS AK-47 パラトルーパー・タイプ
・ 全長 : 907mm(ストック展開時) / 672mm(ストック折りたたみ時)
・ 重量 : 3,700g(フォールディングストック装着時)
・ 銃身長 : 472mm、内径φ6.05mm、LRB搭載
・ 装弾数 : 90発、スプリング給弾
・ エア消費量 : 150cc/発 @3.2kgf/cm2(※4.0kgf/cm2かもしれない)
・ エンジン : BV式アサヒファイアアームズ・FNC型
フルオートオンリー
・ 定価 : 158,000円
( ※各項目はアームズマガジン1992年10月号などから引用 )
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Airgun.jpにて、2018,07,23購入。
本体38,750円+送料850円。

ファルコントーイ(FTC)製56式小銃をAK-47に手直ししたものをベースに、
アサヒファイアアームズ(AFA)製FNC用エンジンを組み込み、
さらにSHERIFFの新発明・新発売であるホップアップシステム「LongRangeBarrel」(LRB)を搭載したもの。
パラトルーパー・タイプでは、FTC・GALIL用フォールディングストックの改造型が付属する。

レシーバーは初期の製品で換装されていない場合はスチール製、それ以外はアルミ製となっている。
今回購入したものはスチール外装の1992年8月製造分。ちょうど26年前の製造である。

ウッドハンドガード、ウッドグリップ、ウッドストック、そして(おそらく)フルメタル。
すなわち、フルメタル・リアルウッドのAK-47。スチール外装は特に重い。
また、ガスブローバックガンと違ってマガジンにガスタンクがなく軽いため、
マガジンを抜いても重さはほとんど変わらない。なお、マガジンはスチール外装となっている。

外観の仕上がりはとてもよくできている。
が、セレクターの刻印がないこと、ストックの左右側面に削りがないこと、
基になった56式小銃よりフロントサイトポストが短いせいでアウターバレルに段が付いてしまっていること、
ストックやグリップがプラスネジ固定であること、レシーバーのピンの再現が甘いこと、
・・・など細かいところは気になるかもしれない。

実射性能としては、アームズマガジン1992年10月号にある通り、
屋外20mで横40cm×縦20cmほどの集弾性があるようである。また0.20gでは軽すぎるとのこと。
0.20gBBかつ71m/s程度でBV式だから、風にあおられた可能性を考えると悪くないと思う。
正直良いのか悪いのかよく分かんないのでココはサバゲーやってる人に聞いて・・・

この個体は私が防爆弁をイジったので本来のMAXパワー(お察し)は出ないようにしてある。
最低動作圧が2.5kgf/cm2と低いため、初速を押さえてもキチンと作動する。
これにはAFA・FNC用エンジンを搭載していることも関係しているだろうか。
このエンジンはチャンバー後方にBB弾を数発蓄えることができるため、
マガジンからの給弾が遅延しても数発以内ならチャンバーへの給弾を続けることができるのだ。

FTC・56式小銃などと違い、このモデルのボルトはガス圧を掛けても前進しない。
確かにこのモデルにもリコイルアタックなど、”リコイルアッシー”が組み込まれているが、
FTCのようにボルトとリコイルアタックが結合しておらず、インナーバレル固定具に結合している。
結果、BB弾を発射する際にインナーバレルとともに前進する。つまるところがオープンボルトの動きである。
なぜSHERIFFがこんな構造にしたのかは定かではないが、ちょっと残念な部分である。

このモデルにはひとつ欠陥があるように思える。
このモデルはトリガースプリングをプラスチックのメカボックスに引っ掛けるのだが、この突起が折れやすい。
折れるとトリガーが戻らなくなる。これ自体は射撃に大した影響を与えないのだが、
セレクターをセーフティポジションに入れる際、トリガーを後ろから押さえておかないと入らなくなってしまう。
せっかくだからメカボックスもアルミか何かで作れば良かったと思うのだがどうだろう?



この個体、買ったときから木製部品にベタつきがあったので、
ちょっと中性洗剤で洗ってみたんですが、んーこれがどうにも良くなかったようです。

グリップから洗ってみたんですが、どうにもちょっと洗いすぎたらしく、
色がいくらか抜けてしまったほか、ザラザラ感が出てしまいました。
反省して他の部分は弱めに洗ってみましたが、多少色が薄くなったように思います。
地の色がウォールナットみたいに濃かったら良いんですが、これは色が薄いんで・・・(ブナ材かな?)

それでいてストックは洗ってもアルコールティッシュで拭いてもほとんど色が抜けず、
もともとストックの方が若干色が濃かったこともあり、各部品で色が揃っていない状態になってしまいました。
今回はもう反省しかないですね・・・ベタつきはいくらか弱くなったと思うんですが・・・



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アサイトには緑の墨入れがあります。
アームズマガジンの記事ではホワイトが入っていたので、後から個人でカスタムされた部分でしょうか。

緑色をチョイスしたのはちょっと微妙(たぶん蛍光色のイメージなんだろう)ですが、
実銃でもホワイトの入ったものが見受けられるので、墨入れ自体は間違いじゃないと思います。
生産性がウリの銃なのに墨入れはキッチリされているとはいかに。

なお、リアサイトの上下調整はできますが、フロントサイトはおそらく完全に動きません。
そのため、左右調整はインナーバレル固定具を左右に回転させて行います。(説明書参照)
インナーバレルをロール方向に調整できるのって珍しくないですかね?



■説明書・保証書
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LRBはその後に単体で発売されたり、トイテック・M134に採用されたこともあるようですが、
残念なことに2018年現在、市場で流通しているのはデッドストックと中古品のみになっています。
LRBのキモは”エプロン”と呼ばれるインナーバレル入り口の段差部分で、
後の製品ではこれが左右両端に取り付けられ、BB弾に合わせてホップの強さを
選択できるようにした製品もあったようです。(アームズマガジンから)

ところで4枚目の画像、銃口が右にあるように描かれていますが実際には逆です。
また、不良品なのか私の個体の場合は2枚目の画像にある 「 HOP微調整スクリュー 」 が
インナーバレルを貫通していませんでした。たぶん本来であればピンホップとして機能する部分だと思います。



■写真貼る
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いっぱい撮ってみましたが、んーもっと良いアングルがありそうな気も。
というか光の当たり方で色合いがだいぶ違ってみるんですが・・・タマムシかな?

AK-47の良いところはやっぱりこの複雑すぎない造形にあると思うんです。
AKMやAK-74になるとアレコレ複雑な部分が増えてきますし、グリップがプラだったりで、
AK-47に比べるとどこか”まさにAK”という感じじゃないと個人的には感じます。



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シェリフガンワークス。
株式会社シェリフになる前の商号ですが、箱にステッカーが貼ってありました。
シェリフはその後、息子の経営するTIGER93へ事業譲渡して廃業してします。
まあその辺の話はまた別の機会にしましょうかね。




■2018,08,12 04:55追記

なお、フォールディングストック装着時はこんな感じです↓

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FTC・GALILとは逆の左方向への折り畳みになります。
それにしてもAK-47ってGALILと比べると少し大きいですね・・・

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フォールディングストックはヒンジが左側に来てしまうので、
照準時に鼻が当たって気になる場合があります。やっぱりAKは固定ストックで。