UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

ガスガンのガスについて

ちょこっと調べてみたのでレポート提出。

今回調べたのはコチラ。
・ グリーンガス
・ レッドガ
・ ブラックガス
・ TOPガス
・ HFC-134a
・ HFC-152a

結論からいうと、
・ グリーンガス ・・・ プロパン。ただし燃料用と違ってニオイ(付臭)がない。831kPa(25℃)。
・ レッドガス ・・・ プロパンエタンを混ぜたもの。グリーンガスより高圧。1250kPa(25℃)。
・ ブラックガス ・・・ プロパンエタンを混ぜたもの。レッドガスより高圧。1400kPa(25℃)。
・ TOPガス ・・・ HCFC-22クロロジフルオロメタン? 1040kPa(25℃)。要検証。
・ HFC-134a ・・・ 1,1,1,2-テトラフルオロエタン。日本国内でもよく使われる代替フロンガス。666kPa(25℃)。
・ HFC-152a ・・・ 1,1-ジフルオロエタン。日本国内でも使われることがある代替フロンガス。596kPa(25℃)。
(※蒸気圧(kPa)は100で割るとおよその気圧になる)

良い参考画像(英語でない)が見つかったので引用。

 
What is the difference between red gas, green gas, and CO2 for Airsoft guns? Which should you use when? - Updated 2017 - Quora 』 より。


グリーンガス・レッドガス・ブラックガスを国内で見かけることはないかと思います。
ただどうにもどこかで売られてるとかなんとか・・・
いずれもプロパンを基礎として、エタンを入れたりシリコンオイルを添加したものになります。
当たり前ですが完全に燃料なので、火をつけるとバーナーに変身します。
特にプロパンやエタンといった小さい分子はススも出ずよく燃えると思うので注意が必要です。

素人考えですが、ニオイさえ気にしなければ
燃料用のボンベをアレコレして調達できそうじゃないですかね・・・?

なお、エタンの蒸気圧は38500kPa(20℃)ととんでもない数値でしかも分子量が小さいため、
重量比としては大して入っていなくとも、全蒸気圧に与える影響はかなり大きいと思われます。
Wikipediaによると、ラウールの法則から、”モル分率×蒸気圧の合計”が全蒸気圧らしいので、
レッドガスのプロパンとエタンの含有率を計算すると・・・

①(プロパンのモル分率x)×831kPa+(エタンのモル分率y)×38500kPa=1250kPa
②ここで、x+y=1 ⇒ y=1-x であるので、
③831x+38500(1-x)=1250 ⇒ (831-38500)x+38500=1250 ⇒ -37669x=-37250 ⇒ x=0.988...
④よって、プロパン98.8%、エタン1.2%。

・・・これホントに合ってますかね?
これ分子量の比なので重量比だとさらに差が開くんですよね・・・少なすぎるような気も。
エタンの蒸気圧がマジでCO2の6倍くらいあるからかなぁ。純物質のボンベをちょっと開けたらショック死しそう。



HFC-134aとHFC-152aはかなり近い分子構造(どっちもエタンとフッ素が反応したもの)ですが、
HFC-152aは水素がフッ素に置換されている量が半分で、いくらか燃えやすいようです。
分子量が小さい(=蒸気比重が小さい)ので同じグラム数でも気化するとやや多めのガスが出そうですが、
これは実際に測ってみた方がいいとは思いますが・・・(分子間力の兼ね合いで)

地球温暖化係数(CO2が1)はHFC-134aで1300、HFC-152aで140と、特に134aの大きさが目立ちます。
400gのガンパワー1缶につき、500kgのCO2と同じ温暖化能力を持つのです。(表面の記載による)
プロパンやエタンについては・・・まあいくらかありますがそもそも石油の副産物なので減らせないでしょう。



最近の日本の温室効果ガス排出量は、以前に比べて削減が減速してきているようです。
もちろん、火力発電所や自動車といったものは必ずCO2を出すので多少仕方がない部分はありますが、
パリ協定が盛り上がっている中でこの様子というのはちょっとマズイようにも思えます。

環境省は12日、2016年度の日本での温室効果ガスの排出量を発表した。前年比マイナス0.2%とわずかに減ったものの、排出削減のペースが早くも鈍っている。
 環境省の調べによると、二酸化炭素など温室効果ガスの排出量は、2016年度の日本で13億2200万トンとなった。日本の温室効果ガスは、2009年には景気後退で一時減少したものの、福島第一原発事故以降、火力発電の稼働が増え、2013年にピークを迎えた。その後は減少に転じていたが、2016年度は前年比でわずかにマイナス0.2%と、その減り方が鈍化した。
 日本は国際社会に対し、2030年までに排出量を26%削減する目標を立てているが、このペースでは実現が難しい状況。
 中川環境相「これはもう危機意識とかそういうことではなしに、必ず達成しなければいけない目標だと認識しています。再生可能エネルギーの導入の最大化・加速化が最大の課題」
 中川環境相は、風力発電など再生可能エネルギーの重要性を改めて訴える一方、「状況は楽観できない」と排出削減のペースダウンに警戒感を示した。

-- 『 温室効果ガス 削減ペースが鈍化|日テレNEWS24 』 より引用。

そんな中、一部のガンマニア達が1缶につき500kgのCO2に相当するガスを使っていると知れば、
隅々までしっかりと温暖化対策が施行されることも考えられます。
この国の人口は1億4000万ほどですから、このうち0.1%の人が1年に1缶減らせば、
140,000人×500kg=70,000,000kg(70,000t)の削減になるのです。
塵も積もればなんとやら、というやつです。
ガスガンはエアコンと違って使ったガスが回収できない、というのも悪印象でしょう。

そうでなくとも、エアコンなど他の産業がHFC-134aから撤収した場合、
生産量の低下に伴う単価(平均費用)の上昇を起こす可能性もあります。
HFC-134aの用途といえばカーエアコン(※家庭用は別)で、まあそれ次第かと思いますが、
クルマというのはまあまあ耐用年数が長いものですから、今後もいくらか生産・需要はあるかと思います。



温暖化係数の低いHFC-152aが割と安住の地にも思えますが、パッキンへの影響が不安なところ。
私としてはやっぱりCO2を推したいと思います。これはマルシンのご意向である。
ただやっぱりこれは本体が専用設計でないといけないし、高い蒸気圧もあるので
新造であればいい選択ですが、これまでのガンを活かしたいという要求には即さないものです。

最近では「ノンフロン・ガンパワー」のような混合ガスが登場したりと、
純物質よりも混合物の方が人気になる可能性があります。
ただ・・・あれって撹拌球とか入れなくていいんですかね? 不思議です。

なお、CO2を使用することについてはSTGAに声明文・・・いやQ&Aがあるので参照しましょう。
モデルガン&エアガンの基礎知識 FAQ
毎年、経済産業省から指導が来ていますが「CO2は基本圧が高いため、くれぐれも、その取り扱いには注意をするとともに、容易な加工等によって法定パワーを超えた違法銃とならないようにしてください」。との注意喚起の書面が、数年間にわたって届いています。” -- 「CO2ガスは、どうすれば安全に扱えるのですか?」 より引用。

少なくとも経済産業省としては「安全に」のひとことである様子。
個人的にはASGKJASG・STGAのロゴマークが付いてる製品以外は買わないようにしてますが、
国内で(一般のルートで)流通しているCO2ガスガンはたいていSTGAから認証されています。
さすがにどこの認証も取ってないようなヤバイガンは売れないし買えないよね。
この前はCarbon8製Cz75が日本上陸してましたが、これもSTGAが認証してました。

同じページにて混合プロパンガスの使用についても掲載されており、
”可燃性なので屋内で使うのは危険”との旨が回答されています。
GreenGasかな?



アメリカのページを探っていたら「プロパンアダプター」なるものを見つけました。
Tactical Crusader CNC-Machined PRO A1 Airsoft Propane Adapter

↑のページにはこんな一文が。
* NOTE: Some airsoft manufacturers’ gas airsoft guns are NOT designed to be used with propane, such as Tokyo Marui and KWA.  Please make sure your airsoft gun is compatible with propane BEFORE purchasing this adapter.
海の向こうでもHFC134aでしたか東京マルイ。律儀なもんです。
一緒に書かれてるのがKWA(KSCの対外ブランドかコピー品)というのも海外らしいですね。
日本国内ではKWAよりKSCの方がよく知られてると思います。

あのねーKSCっぽいハーフメタル(Mk.23の金属スライド版とか)がKWAだったりするので、
外観的に「ん?」となるのをKWAで売ってたりするんじゃないかなーと個人的には推測しています。
なぜかシステム7のMk.23がKWAにしかないのは抗議したいところなんですが・・・!
プラ外装でいいからエンジンだけ更新してくれないですかねー。よほど日本では売れないのか? 悲しいばかり。



■オマケ(豆知識) : フロンガス
塩素Clの入ったガス。紫外線によって分解しオゾンO3と反応することでオゾン層を破壊する。
塩素Clはハロゲンの一種であり反応しやすいことが大きな原因と思う。
化学で習うヘキサクロロシクロヘキサン(だったかな?)の合成と同じく紫外線があると反応しやすい。
代替フロンガスの場合、塩素Clの少ない(かつ特性の似た)分子を用いるが、
HCFC系はClがまだ入っているため、オゾン層破壊物質とされている。

■オマケ(なんか調べたら出てきた)
HCFC-22、クロロジフルオロメタン。代替フロンガスだがオゾン層破壊物質。1040kPa(25℃)。
CO2二酸化炭素。国内外の一部で用いられている。5733kPa(20℃)。





■加筆・修正 at 2018,04,30
・ 修正前 : TOPガス ・・・ グリーンガスの別名? 要検証。「top(green) gas」とされていることがある。
・ 修正後 : TOPガス ・・・ HCFC-22、クロロジフルオロメタン? 1040kPa(25℃)。要検証。

参考 『 エアソフトガンに関するトラブルシューティング ストライクアームズ(StrikeArms)
”・・・日本で主流のHFC134aガスと海外で主流のTOPガス(HFC22)の圧力にかなりの開きがあることに起因した問題です。・・・”