UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

SONNET Tempo SATA Pro 6Gb 4-Port (TSATA6-PRO-E4)

新導入のHBA(HostBusAdapter)。今度こそS.M.A.R.T.が出るのです!

SONNET Tempo SATA Pro 6Gb 4-Port (TSATA6-PRO-E4)
・ PCI Express2.0 x4
eSATA×4ポート(PMP対応:16台まで)
・ Marvell 88SE9182-NNX2 チップ搭載(2枚)
・ PLX PEX-8613-BA50BC 6 ブリッジチップ搭載
・ ATAPI対応 (光学ドライブ接続可能)
・ 『 Sonnet - Tempo SATA Pro 6Gb 4-Port PCIe Host Controller Card 』 ←公式ページ

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ヤフオクにて、本体5,000円+送料1,008円で落札。
※オークションでは旧式(?)の 「 Tempo SATA E4P 」 として出品されていましたが間違い。
※Tempo SATA E4P は、EEPROM搭載、3Gbps対応、ATAPI非対応・・・SiI3132あたりではなかろうか。

eSATAを4ポート備え、PMPポートマルチプライヤー)による16台接続が可能なソネット製HBA。
So-netではなくSONNET。たぶんSONY関連ではないと思う・・・(笑)
ちなみにMac対応とのこと。



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ボード上で最も目を引く大型チップは、PLX製のブリッジチップです。
2枚の88SE9182をPCI Express2.0 x4で接続するために実装されています。
よくよく見ると周辺の抵抗器があんまり実装されてなくて、空ランドばっかりですね・・・
これが正しい実装、ということでいいのかな。

実際にeSATA機能を担うのは88SE9182。いつものチップですね。
1チップにつき2ポート、これを2枚実装して、4ポートを実現しています。
筆者のGA-990FXA-UD3 rev.3.0にはオンボードで1枚搭載されています。
なので自作PCⅠには3枚も88SE9182が付いてることに・・・!

88SE9182はCrystalDiskInfoでのS.M.A.R.T.取得に対応、
PMPで5台繋いだ場合、5台全部のS.M.A.R.T.情報が見えます。
CrystalDiskInfo側の公式情報では1台までの対応となっているんですが・・・ )

もし劣るところがあるとすれば、SiI3132のようにデバイスマネージャから
接続HDDを確認できないことでしょう。あれ便利。でもSiI3132はS.M.A.R.T.が1台分しか見えません。(検証済)



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この手の大きなボードによくある電源回路ももちろん搭載。
詳しくないので解説はできませんが、いろんな部品が乗っかっています。

また、LEDも多ポートHBAによくある装備のひとつです。
Drive Activity(ディスクアクセス)、Drive Presence(HDD接続)、それぞれをポートごとに装備。
ピカピカ光るので拡張スロット周辺が遊園地化しそうです。
が、PMP基盤にもLEDが付いてるので、視認性の悪さもあり、あまり役には立たないでしょう。
やっぱり遊園地化のためのLEDなのか・・・!



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今回は、自作PCⅠのPCI Express2.0 x4ポートに接続します。
LSI製のHBA(SAS3041E-HP)はここでリストラです。ARMのCPUが悲しく光ります。
RAID5対応HBAなどにはCPU搭載型がよく見られます。パリティ演算を行うために必要なのでしょう。
逆に、RAID0/1/10のみ対応の場合は載ってないことも多いです。SiI3132、JMB363、などなど。

■追記
SAS3041E-HPはRAID5非対応ですが、RAID 1E/10E対応だそうです。
RAID5対応のための実装説はここに崩れました。Q.E.D.証明完了。



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PMP基盤として、Thanko(サンコー)製のものを組み合わせます。
「 Thanko SATA5MLT 」 。同社が輸入してきたのであろうIT-GO製。日本語マニュアル付。
S/N XDX-030306593。Amazonで買った方です。
搭載チップは 「 JMicron JMB321 」 。これまたよくあるチップ。
ところでこれ、チップの仕様書によると、逆向きにつなげるっぽいんですよね・・・
SATAポートセレクター 」 になるそうです。まだ試してませんが、機会があれば試してみたいですね。

ケーブルにはSAJ製の、150cm・eSATA、50cm・SATA、を使います。
いずれも6Gbps対応。やわらかくて安いのでオススメ。
特にeSATAケーブルの中には厚手の硬いケーブルがあるので注意。
2.5inchを繋いだ時に浮き上がってしまう可能性があります。

接続HDDは、
HGST UltraStar 7K4000 (HUS724030ALA640) (3TB/7200rpm-3.5inch・SATA
・ WesternDigital Re WD3000FYYZ (3TB/7200rpm-3.5inch・SATA
この2台。RAIDなしです。
CrystalDiskInfoで軽く見てみましたが、サーバー用というだけあって本当にサーバーで使われていた模様。
10回や18回の電源投入で数千時間使われてます。少なくとも平均数日間はつけっぱなし。



HBAの今後の活躍に期待したいと思います。
まあ寿命が来たりしない限りは交換もないでしょう。
速度についてはテストしてませんが、HDDしか接続してないので問題ないでしょう。
というかHDDじゃSATAⅢ対応HBAの転送速度が速いか遅いかなんて測れないよ・・・




ところで・・・

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ジャンクパーツの記事を見てたら気になりだした今日この頃。
なぜ一本ずつダイオードを減らすのか・・・「本」って書いてるみたい・・・
そして斜める部品。ランドが変な感じになってるのは仕様なのかな・・・?




■追記(夕方)

Tempo SATA E4P 」 について、SiI3132ではないかと思っていたんですが、
製品画像を見る限りそれらしきチップが(表面には)載ってないですね・・・
大型のチップがあって、そこからeSATAまで一直線にプリントされてます。しかもRAID5対応。

たぶんですが、LSI SAS1064E のような大きなチップだけで動くのだと思います。
でもレアなチップより使い慣れた88SE9182の方が安心かな・・・
自作やるんだし、挑戦も大事だとは思うんですが、HBAはそこそこ値の張る実用部品。
あんまり冒険もしてられないんですよね・・・ ( SAS1064E/1068Eの3TB非対応でちょっと懲りた・・・ )

あ、でもASMediaは購入予定です。アレはまだ一度も試していませんからね。
それにASM106xはCrystalDiskInfoで読める(公式情報)とのことですし、
部品としても安価な部類に入るので、予算を確保次第やりたいと思います。



それと、「 Tempo SATA Pro 6Gb 4-Port 」 の公式ページにある画像と、
実物と見比べてみたら
コンデンサの本数
ダイオードの向き
これが違いますね。・・・いやそれだけです。
試作品かボードリビジョンの違いでしょう。