UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

”eSATA+PMP”ストレージユニット増設計画

”既存のHBA(ホストバスアダプター)を上手く使い、この先1~2ヶ月間をしのごう。”
と、いうのが数日前に考えていたことでした。

しかし! やはり2TBは人材的に厳しい。
というか、HBA複数挿しは持続可能性が低い、という弱点もあるのです。
PCI Express x4 を複数本持つマザーボードでないと移植できないシステム、
というのは実のところ、ミドル~アッパーミドルより上でないといけないんですよね。
しかもLGA775以降のおもしろくないマジメな板で。

永遠に2TBで更新するという欠点もあります。
つまり、いくらHDDが進化しても、数千円するHBAを更新しないとダメなわけです。
それって・・・めんどくさいよね?



なので、ここは 「 ”eSATAポートマルチプライヤー”ストレージユニット増設 」 で行こうと思います。
ポートマルチプライヤー対応SATAコントローラー(2Port)に、2枚のポートマルチプライヤー基盤を接続、
PCI Express x1の1本で10台ものHDDを扱います。(※HBAは1枚8台)
帯域幅はより細くなりますが、HDD自身が低速であることと、あまり速度を気にしていないことから、
それほど利便性に差はないかな、と思います。

で、まあ将来的にはデータ保管用PCを造るので・・・
5本のPCI Expressに1枚ずつSATAコントローラー(2Port)を挿すとして、
10PortのeSATAが使えるので、これにポートマルチプライヤー基盤を挿して、
50PortのSATAが使えるようになり、それぞれに3TBのHDDを付けると・・・150TB!

8TBへの更新で400TBも夢ではない!
ATXサイズ1枚で50台はイイと思う。まさに夢のマシーンなのだ。



■”eSATAポートマルチプライヤー”ストレージユニット
PCI Express

SATAコントローラー(2Port) ; SiI3132、Marvell製品、ほか 【¥2,000】

ポートマルチプライヤー基盤A(5Port) 【¥4,000】
ポートマルチプライヤー基盤B(5Port) 【¥4,000】

SATA接続HDD① 【¥8,000】←│
SATA接続HDD② 【¥8,000】←│
SATA接続HDD③ 【¥8,000】←│
SATA接続HDD④ 【¥8,000】←│
SATA接続HDD⑤ 【¥8,000】←│←独立ATX電源ユニット(HDD給電用) 【¥5,000】
SATA接続HDD⑥ 【¥8,000】←│+HDDスタンドキット×10台分(CRBK2、など) 【¥4,000】
SATA接続HDD⑦ 【¥8,000】←│
SATA接続HDD⑧ 【¥8,000】←│
SATA接続HDD⑨ 【¥8,000】←│
SATA接続HDD⑩ 【¥8,000】←│

★30TBユニットスイート : ¥99,000~
★3TBスターターキット : ¥20,000~ (HDD9基、HDDスタンドキット8台分、PMP基盤1枚を省略)



思ったよりタケー。
まあ10TBを3台マジメに買うともっとスゴイんですが・・・
10万円でスマートな構成、といえば8TB×3台=24TBくらいですね。
8TBは安くても30,000円~35,000円なのでそんなところでしょう。

なお、一部あるいは全部のHDDが故障する可能性はだいぶ上がってるので、
RAIDをかけるかRARファイルでバラバラにする必要があります。
私はRARで10等分してるので大丈夫ですが、やや扱いが難しいかな?

あと、台数が多い分だけ消費電力も巨大です。
アイドリング5WのHDDで、10台なら50W、
スピンアップ30WのHDDで、10台なら300W。

もちろん、ATX電源はスピンアップ時の最大電流を供給できなければならず、
もし、5ユニットで構成するなら1500W必要になります。
この場合は500W×3基で良いと思います。一気に電源を入れるのなら、
どの電源がどのHDDとつながっていても問題はないからです。

が、HDDの電源を順番に入れられる、という場合は少し違います。
起動済みの電源に電源ケーブルを挿していくような場合、
5ユニットであっても最大で500Wしか必要ないのです。
まあその”順番に入れる”というのが難しいんですが・・・
わざわざケーブルを抜き差しするのも面倒ですし・・・



ポートマルチプライヤー基盤の使用実績自体はソコソコあったり・・・

イメージ 1
 
たしか、Barracuda7200.14Ⅲ~Ⅵ、Blue WD30EZRZⅡ、あとスタックしてるだけのIDEが2台。
500WのLiberty電源をKM-02Bで動作させていて、この1セットは独立してON/OFFできます。
わずかに5台でコレですよ。これが10倍になると考えると・・・配線マニアにはたまらない。

冷却器として、HDDスタックの手前と奥の間に80mmファンが入ってます。
なくても問題はないんですが、CRBK2のスキマが絶妙なので入れてみました。
究極静穏タイプのOMEGATYPHOONでちょうどいいです。



で、早速ですがAmazonへ第一波を発注しました。
SATAコントローラー(2Port)”の部分です。コレだけ採用実績がないんですよね。
JMB363はIDEコンボでポートマルチプライヤー非対応だし。

買ったのはコレ
Amazon.co.jp: SIENOC PCI-e PCI Express eSATA SATA RAIDコントローラ3132 Sil3132カードアダプタ

めちゃ安かった。1,600円。Amazon発送。
たぶん中国直輸入かなにかでしょう。OKOK。当ブログは大陸直送歓迎です。
大韓民国ベトナム、ほか漢字圏各国からの格安品をお待ちしております。

搭載チップはSiI3132だそう。期待してます。
とりあえずMarvell買えばおそらく問題ないんですが高いんですよね。
SiI3132はポートマルチプライヤー対応というウワサもありますし、
これでOKならもっと買います。



それと、上のを探してる間にeSATAp搭載の中国直送品を見つけちゃったんですよね。
Amazon.co.jp | Power Over eSATA eSATAp II & USB 3.0 USB3.0 to PCI-E PCI Express Card w/ Motherboard 20 pin Connector

おーこれは良い。
eSATAp普及率からしてレアモノと思われる。というか写真でさえ見たことなかった。
これはeSATAに給電能力を組み合わせたもので、ケーブル1本で接続のお手軽規格である。
しかしHDMIのように普及はしていない。eSATAそのものの普及率がダメダメだからだろうか。
でも私は大歓迎。逆にUSBやThunderboltはNG。マジメすぎておもしろくない。

というかHDD増設もUSBゴリ押しが定石なんだよね。
ハブでツリー状に増やし続ければ、規格上の上限127台まで増やせます。
でもねぇ。中身の分からない外付HDDや、センスの微妙なHDDケースが並ぶのはおもしろくない。
そんなのただカネかけただけじゃん! なんとかソリューションにでも頼めばいいさ。
それにUSBで増設すると”リムーバブルメディア”になるんだよね。特に深い意味はないけど・・・
( それどころか内蔵HDD判定をされるeSATA増設はライセンス認証の障壁となりやすい )




■2017,05,29追記

そういえば、こんなボードも売ってますね。
Amazon.co.jp | XCSOURCE デスクトップ PCI-E-SATA 3.0拡張カード アダプター SSDシステムの起動をサポート AC329

何が違うんだろう? と思って眺めてみたらEEPROMが付いてませんね。
チップを見たところ、うっすらですが「ASMedia」的な文字が見えました。
もしかしてASM1092Rかな?

ASMediaってどこかで使ったような使ってないような・・・
Marvellは雲の上として、SiliconImageとASMediaは廉価な製品によく見られます。
どっちも使ってみたいですねぇ。せっかくなのでコレも買っちゃうかな?
なお、ASM1092Rはポートマルチプライヤー対応らしいです。
まあASM1092Rが届くっていう確証はないんですがね。



というかSiI3132のEEPROMってそんなに意味あるんですかね・・・?
一応BIOSも配布されてたみたいですが・・・
というかSiliconImage社のサイトどこ・・・?
InternetArchiveでしか見れないけど・・・
SiI3132 & 3132 - PCI Express (1x) to 2 Port SATA300