ENERMAX Liberty ELT500AWT
そういえば書いてなかった紹介記事その1。
今回は代理店のmaxpointがなくなった(事業統合された)影響で
商品ページすら見つからないPSU(電源ユニット)、ELT500AWTの紹介です。
■ENERMAX Liberty ELT500AWT
規格 : ATX12V V2.2 ・ 80PLUS認証なし(公称80%以上)
入力 : AC100~240V×3.5~7.5A、ActivePFC
出力 : 500W
当初は予備電源でしたが、Abee製Supremer電源の寿命につき就役。
( 本当はCX430Mにしようと思っていたものの、出力不足だったのでELT500AWTになりました。)
それ以降は財政難につき、好きでもないのになんとなーく使い続けているわけです。
最近はファンからの異音が度々発生していますが、負荷をかけるとおとなしくなるようです。
ActivePFCの搭載と80%以上の変換効率(80PLUSはない)をもち、
まだファンを2つ搭載しているものもあった中、このPSUは120mmファンを1つのみ搭載しているなど、
近代的な構成と性能になっています。
なお、この頃の80PLUSはできたばかりだったようです。
なので購入時の有効な基準となる時期はもう少し後かもしれません。
ASCIIの記事 『 これからの電源ユニットのトレンド「80PLUS認証電源」とはなにか? 』 は2009年の記事で、
「80PLUS」が、新しいキーワードとして紹介されています。
ケーブルはフラットタイプではなく、複数のケーブルを網で束ねたものとなっています。
ケーブルにはそれぞれ色がついているので内装がカラフル、もしくはケバい感じになります。
このPSUの特徴の1つに 「 電源投入時にバチンッという音が出る 」 というものがあります。
ショートする音に聞こえるため心臓に悪いのですが、これはmaxpoint.co.jpによると仕様だそうです。
「 LIBERTY電源ユニットの起動時に一瞬、音(シャカッ)が致しますが、
これは、音の強弱はありますがワールドワイド(電圧自動切替)対応電源特有の
PFC回路部分の起動音であり、異常ではございません。
ENERMAX製品(PFC搭載モデル)は、作動中の効率以外にStand-byモード時の消費電力を減らす為の
ENERMAX製品(PFC搭載モデル)は、作動中の効率以外にStand-byモード時の消費電力を減らす為の
独自仕様を設けています。そのため、上記のような現象がおこります。 」
■マックスポイントコンピュータ日本株式会社の統合について
このPDFによると、株式会社クーラージャイアントに統合されたようです。(2011年)
しかし、ELT500AWTの情報は引き継がれなかったのか、検索しても出ません。
まあ引き継ぎ時には既に5年前発売の製品ですし、今となっては10年前発売の製品なので
情報がなくても困る人は少ないと思いますけどね。
■当時のカタログ : Liberty と NoiseTakerⅡ
当時のカタログが同梱されていたので資料として画像うp。
NoiseTakerⅡはファンが2つ付いてるPSUです。
現在では大径ファン×1の構成以外のものは見る機会も少ないと思いますが、
筐体の両端にファンが搭載されているもの、筐体の片端と天面にファンが搭載されているもの、
という2つのタイプも販売されていたようです。
前者はTagan製U22シリーズのようなもの、後者はNoiseTakerⅡのようなものです。
①Abee Supremer AS-1000B-SR 【アウトレット】
↓故障により退役
②ENERMAX Liberty ELT500AWT 【中古】
↓異音の発生とフルモジュラーへの憧れ
③ ( 近く換装予定!)
ちなみに、私の持っている電源の中で唯一新品なのが 「 CORSAIR CX430M 」 です。
計画中止につき備品として保管、最近はHDDのACアダプター代わりに使っています。
あ、CX430Mの紹介記事も書いてないか・・・
■追記(2016,04,19)
追加したリンク、『電源の新製品(2006年2月11日)』 によると、発売時の価格は14,000円台だったようです。
500Wの80PLUSなしで14,000円とか今では考えられないですね。10年の差でしょうか。
5~10年モノの中古品は初心者にもオススメ!かな。寿命は分からなくとも質はまともで安いです。
これをLGA775と組み合わせれば、安くてまともなPCが作れる・・・かも。