UAP14475 のブログⅢ

Yahoo!ブログから引っ越してきました。パソコンとトイガンが大好物です。  暇になると艦これを始めてしまいます。とにかく秘書艦は阿武隈ちゃんで。

新・変換設定 作成~

量子化値や輝度量子化値、動き推定やBフレームなどを
全体的に変更・高速化した低ビットレート向けの「XMR-MSHS.2」と
ビットレート向けの「XMR-HQHS.2b」を作ってみました。
近日中に発表・・・するはず。
 
まあ「XMR640.4a」からの変更部分としては・・・
 ・ 量子化最大値・最小値の増加(MSHS)、最適化(HQHS)
 ・ 量子化値の最大変化量の最大化
 ・ 輝度量子化値の最大化(MSHS)、増加(HQHS)
 ・ Bフレームの精度低下・高速化、枚数減少
 ・ I/P/Bフレームの精度差調節
 ・ 可変AQとPsy-RDの無効化
 ・ デブロッキングフィルターの弱化
 
 
 
ちなみに輝度量子化値はCRF変換(品質基準VBR)にも影響するようでした。
輝度量子化値が10の時と32の時ではそれなりに開きが出るものもあります。
時間があればいろいろなファイルで検証する・・・かも。
 
この輝度量子化値は・・・要するにどれくらい圧縮に積極的かを設定するもので
大きいほど高圧縮に、小さいほど変換前に忠実な再現になるようです。
デフォルトは「Inter21、Intra11」で、変域はInter・Intraともに0~32。
 
これは憶測ですが、大きいほど低ビットレートでも安定し、
小さいほど高ビットレートで微細な表現が可能になるのだと思われます。
今回XMR-MSHSとXMR-HQHSに分離した原因はここにあったりします。
 
ちなみに輝度量子化値が大きいと可変bps変換時に
平均bpsが設定した値を下回ってしまうことがあるようです。
過圧縮とでも言いましょうか・・・良いことなのか悪いことなのか。
 
 
 
それと無効化しておいてこんな話をするのも無駄なのですが
可変AQとPsy-RDは効果対象が同じで、効果が真逆の設定であることに気が付きました。
可変AQは複雑な部分の「QP値を上げる(=簡略化)」なのに対して
Psy-RDは複雑な部分の「QP値を下げる(=鮮明化)」なので効果は真逆です。
ただ・・・どちらも私の検証では「切った方が良い」という結果になりました。
すごく良さそうな機能なのですがどうにも上手く使えませんでした。